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第208話 奮戦ッ! レオンとアウディ 

ー帝都上空ー


ゼレオ公爵が亡くなった同時刻、帝都王城上空ではレオハルト中佐のブレードナイト「アウシュレッザD型FARアウディ」が、たった1機で30機もの教団ブレードナイト「ヴェラールXC5」と大空中格闘戦を繰り広げていた…


シュバアアアアーーッ! ギュウウウンンーーッ! ゴオオオオーーッ!


ピッ ピピピピッ ビコッ!


『グアハハハアーーッ! ヒヒッ! 落ちやがれえッ!』 グイッ! カチッ!


ブオオオオオオッ! シュシャシャシャシャッ! ビュンッ! バババッ!


ビーッ! ピッ


『Lst. レオンッ!左舷後方より銃撃ッ!』 ピッ


「こなくそッ!」 カチカチッ! グイグイッ! ギュッ! 


バッ バババッ! ギュワッ バウウウウーーッ! ギュワアアアーーッ!


ババッバッ! ビュンビュンッ! ヒュンッ シャッシャシャシャ!


『バカなッ! アレを避けやがったあーーッ!』 グイッ!


レオハルトは手練れのブレードナイト、7機と高速乱戦中で、既に5機を落としていた。彼は、死角からの銃撃を、アウディのサポートを得て、巧みに紙一重で回避しながら敵機を撃墜していった。


ピッ ピピピピ ピッ ビコビコッ! ポンッ!


「もらったあーーッ!」 ピッ カチッ!


ブオオオオオオーーッ! ババババッ! シュンッ シャシャシャッ!


ドカドカッ ガンガンッ! 


『ぎゃああーーッ!』 ドオオオンーーッ! 


ドドドド バアアアンンッ! バラバラ…


『Rog. レオン、6機目撃墜を確認ッ! 右側面ッ!敵機直近ッ!』 ピッ


ゴオオオオーーッ! ブオンッ! ビシュウーーッ ブンッ!


『はあっはははーーッ! 油断したなッ! もう避けられんぞッ 堕ちろおおッ!』 ズバアアアアーーッ!


『Lst. レオンッ!』 ピッ


「おうッ! 任せろッ!」 カチカチッ! ピッ グイイッ!


ブオンッ! ビシュウウウーーッ! ブンッ‼︎


ザシュウウウウウウーーッ ジュオオオッ ジジジジッ! 


『なッ! ガアアアッーーッ! ばッ 化け物…めえ…』 ジジジジッ ビシッ!


ドオオオンーーッ! バラバラ…


レオハルトは、2機で連携攻撃して来たブレードナイトのうち、フォトンライフルで銃撃して来た1機を撃墜し、さらに間近に接近し、ライトニングセイバーで攻撃して来たもう1機を、素早くライトニングセイバーを起動して斬り付け撃墜していった。


ヒイイイイインンンッ! ゴオオオオーーッ ピッ ピッ ピッ ブオンッ!


『Rog. 7機目撃破、撃墜を確認ッ! 大丈夫ですかレオン?』 ピッ ピコ!


「ハアハアハア…お、おう…ハアハア、アウディ…あと何機だ?」 ハアハア…


『Rog. 距離500から700、右17°上空より5機、正面下方−6°より6機、さらにその後方より9機、左同高度より3機、半包囲されます』 ピッ


「ハアハア…ふうう…こりゃ凄えわ…はは…参ったな、どうするアウディ?」 ギュッ


『Lst. 正直、少しきつい状況ですね、主兵装のフォトンライフル『ストライクウィングM61A7』は、予備弾倉7個、全て使い切り残弾1620発、ライトニングセイバーはレオンの魔力次第ですが、随分と魔力を消費していますので、出力維持が厳しいかと…』 ピッ


「ふッ 味方はなし、補給もなしの全力での連戦に次ぐ連戦だったからな…仕方ないか…」 ヤレヤレ


『Rog. 仕方ありませんね、この短時間に戦闘空母級を1隻、ブレードナイトが11機、1人で出す戦果ではないですよ』 ピッ


「はは、一回の戦闘では新記録だなッ! しかし…」 ジロ…


レオハルトは王城上空全域を見た。 そこには、あの超巨大グランドシップ、神聖艦「ルシェラス」を始め、巡航艦、駆逐艦が8隻、眼前にブレードナイトがニ十数機、どう見ても劣勢であった。


『Lst.レオン、何か策があったのではなかったんですか?』 ピッ


「わりいッ! 全く無しだ!」 あはは…ポリポリ…


『Lst. はああ…レオン、貴方もアニスに似て来ましたよ。行動と思考原理がそっくりです』 ピッ


「なにいッ! アイツと一緒にするなッ! アイツはなッ アニスはこの状況を屁とも思わない奴なんだぞッ!」 グッ!


『Rog. それについては同意します(アニスなら当然ですね)』 ピッ


「おッ! なんだ、わかってんじゃねえか」 ニッ!


『Lst. ただ、そのアニスが右前方の巨大艦に、1人で潜入したままです』 ピッ


「おう…」 ジイイ…


ピッ ピッ ピッ ピコッ ビコビコッ!


レオハルトは、自機の「アウシュレッザD型FARアウディ」のコクピット内正面にあるメインモニターの中に映るサブ画面、その画面一杯に映った巨大艦、神聖艦「ルシェラス」を、ジッと見ていた。


「(アニス…待ってろよッ! 何としても必ず行くから…)」 ニッ ギュッ!


レオハルトは軽く笑みを浮かべ、再び操縦桿を握りしめ、徐々に包囲し始めた敵に対して、行動に移ろうとした。その時、アウディのセンサーに反応があった。


ビーッ! ピコッ!


「なんだッ! アウディッ!」 ババッ! ギュッ!


『Lst. レオン、半包囲中の敵ブレードナイトが動き始めました』 ピッ


「ふッ! いよいよ正念場か…アウディ近接格闘戦モードだ!」 ピコッ!


タンタン カチカチ ポンポンッ! ビッ!


『Rog. F装備を開始ッ! 対ブレードナイトフォトン銃「ヴォルケP38」、対装甲ダガー「アクトシュナイダー」、対装甲焼夷弾「Tマイン」を装備ッ!』 ピッ ブンッ! スチャッ!


「よし行くぜッ!」 グイッ! ギュウッ! グッ


『Rog. フォトンフィールド最大ッ!』 ピッ


ヒイイイイインンンッ! バウウウウウーーッ!


レオハルトの機体「アウシュレッザD型FARアウディ」は、機体の右足に、対ブレードナイト用フォトン銃、左右の腕に短剣、対装甲ダガーを一本づつ、そしてブレナイトの装甲を焼き、穴を開け内部を破壊する「Tマイン」と言う吸着地雷を装備して、防御のフォトンフィールドを張り敵ブレードナイトに向かっていった。


ー教団側ブレードナイト隊ー


『よし、半包囲は完了した、全機突撃ッ! あの白い野郎を仕留めろおッ!』


『『『『『 了解 』』』』』 ババババッ ピッ


シュバアアアアーーッ! ギュウウウウンンーーッ!


ゴゴゴゴッ! ピッ ピッ ピコ ビコビコッ!


「ふふふッ! ベイツ達7機を一瞬で撃墜したのは驚いたが、これだけの数が一斉にやるんだ! 相手が何であれ、もう終わっただろッ!」 ニヤッ!


30機でレオハルトの前に現れた彼らは、最初にベイツというライナーと手練れのブレードライナー率いる全7機でレオハルトに襲いかかった。 誰もが1対7、多い方が勝つと思われたが結果はベイツ達7機は全滅、ここに至って相手が只者でないことに気づき、残った者達で半包囲し、一斉に攻撃をしようとなり、今、全機で攻撃を開始したところだった。


ギュワアアアーーッ! ピ ピピピピ ビコビコッ!


『ははは、捉えたぜえ、ここでくたばりなッ!』 ピッ


『俺も捉えたぜッ!』 ピッ


『『『 俺もだッ! (俺もッ!) 』』』 ピッ!


レオハルトに向かっていった全機が、その照準に、こっちに向かって飛んで来る「アウシュレッザD型FARアウディ」のその姿を捉えた。


『『『『『『『 死ねえええッ! 』』』』』』』 カチッ!


ブオオオオオオオオオッ! シュババッバババーーッ! シャシャシャシャッ!


23機ものブレードナイトのフォトンライフルが一斉に火を吹き、レオハルトの機体を襲っていった。


ピーッ! ピピッ! ビービーッ!


『Lst. 敵ブレードナイトより一斉射ッ!』 ピッ


「ああ、見えてる…よッ!」 グイイッ! ギュウッ! ピッピピ!


バウウウウーーッ! シュババッバババーーッ! ギュウウウンンーーッ!


シュババババーーッ! シャシャシャッ! 


『なにいいッ!』 バッ!


『バカなあッ!』 グッ!


『『『 避けたああーッ! 』』』 ググッ!


レオハルトは敵ブレードナイトの集中攻撃を寸前まで引き寄せ、着弾寸前に機体を滑らせ高速急旋回をし、螺旋状に弧を描きながら全力でスラスターを開き、敵ブレードナイトの中央、指揮官機の元へと飛んでいった。


『くそおッ! なんて奴だあッ!』 ビコビコッ! カチッ!


ブオオオオオオーーッ! シャシャシャッ!


『Rog. レオン、左正面、この部隊の指揮官機です』 ピッ


「ああ、見えたぜッ! このッ!」 グイグイッ! パチパチッ ピッ


ヴオンッ! シュキンシュキンッ! ブウンッ! シュバアアアアーーッ!


左右の敵には目もくれず、レオハルトは正面、15機のブレードナイト集団中央に位置する指揮官機へと螺旋旋回しながら近づいていき、両腕の対装甲ダガー「アクトシュナイダー」を抜き、その刃に超微細の振動波を送り構えた。 周りの機体が急接近するレオハルトの機体に懸命に射撃を続けた。


『くそうッ! くそうーッ!』 ピピピッ カチッ!


ブオオオオオー!  シャシャシャッ!


『当たらねえッ! 当たらねえぞッ!ちくしょおおーッ!』 カチカチッ!


ブオオオオオオーッ! ババババッ! シャシャシャッ!


ギュワアアアーーッ! ピッ ピッ ピピピピピ ビコッ!


「ふッ どこを狙ってるッ! 当たりそうもねえぜッ!」 グイッ ギュウッ!


『Rog. レオン、捉えました』 ピッ


「おうッ まずは指揮官ッ!」 ニイッ! グイイイッ! カチカチ ピコッ!


シュバッババアアーーーッ! ピッ カシュンッ!


『隊長おおーッ!』 ピッ


『うおおおおッ! 来るなああーッ!』 ピピピピピ カチッ カチッ!


ヴオオオオーッ! シュシュシュンッ ブオオオオーッ! シュシュシュンッ!


教団側ブレードナイト隊隊長は、全ての弾幕を交わし、自分に急接近してくるブレードナイトに恐怖した。何度も何度も引き金を引き、銃撃を浴びせたが、レオハルトはその全てを紙一重で交わし、ついに、指揮官機の直前までやって来た。


『Rog. 敵指揮官機、直近ッ!』 ピッ


「おりゃああーッ」 グイッ! ピッ


シュバアッ ズバアアッ! シュザアアアッ! シュシャシャッ カチン カチン


『うおおおおーッ』 ビーッ! ビーッ! ガクンガクン バンッ! ボンッ!


『上部、第一次装甲大破ッ! 左腕切断使用不能ッ!』 ビーッ! ピッ


『ぐうううッ! なんて奴だッ!』 ビーッ ビーッ ガクガクガク…


バウウウウーーッ! ババババーーッ! シュバアアアアーーッ!


ピッ ピコンッ!


『Rog. 指揮官機戦闘不能ッ!』 ピッ


「いや、撃墜だよッ!」 カチッ! ピッ


ドオオオンッ! バアアアンンッ! ジュワアアーーッ! ドロッ!


『ひッ! あッ ああああーーッ!』 ドガアアアアーーンンッ! バラバラ…


『隊長おおーッ!』 ババッ!


ピッ ビコビコッ!


『Rog. 指揮官機大破ッ! 撃墜を確認、アレは「Tマイン」…いつの間に…』 ピッ


「ああ、やつに切り込んだすれ違いざまになッ!」 グッ!


レオハルトは、敵指揮官機に切り込んだ瞬間、対装甲吸着地雷「Tマイン」の発射スイッチを入れ、敵指揮官機コクピット付近に2発、吸着させ、起爆スイッチを押したのだった。


対装甲吸着地雷「Tマイン」は、魔力を検知して相手に密着し、起爆スイッチを入れると、ノイマン効果により装甲を焼き破り、その密着したものの中を焼き尽くす強力な兵器である。ただし、相手に接近しなくては効果はなく、余程腕に自信がなくては使用を躊躇う兵器でもある。


シュバアアアアーーッ! ガクンッ! シュゴオオオオオーーッ!


ピッ ピーッ ピーッ!


「どうした? アウディ、出力が落ちてるし、軽い振動がするぞ」 ガクンッ!


『Lst. レオン、すみません、胸部ジェネレーターに一発、敵弾を受けました』 ピッ


「なにッ! で状況はッ⁉︎」 ババッ


『Rog. 現在、フォトンフィールドが消失、望める出力も56%強でしょう』 ピッ


「アウディすまん、俺のミスだ…俺がもっと上手くお前を操縦していればこんな事にはならなかった…」 ダンッ!


レオハルトは操縦席の肘掛けを叩きながら、アウディに謝った。


ヒイイイイインンンッ! ガクンッ!


その状態を、教団ブレードナイト隊は見逃さなかった。


『おいおい、アイツ、どこか被弾してるみたいだぜ!』 ピッ


『隊長の仇だッ! もう一度全員でやるぞおッ!』 ピッ


『『『『 おおーッ! 』』』』 ババッ! 


ヒイイイイインンンッ! バウウウウーーッ! ババッババーッ!


隊長機を落とされた残りの教団ブレードナイト隊全機が、レオハルトの機体目掛けて突進していった。


ピッ ピコ ビコビコッ! ビーッ!


『Lst. 敵ブレードナイトが多数接近中です』 ピッ ガクンッ!


「ちッ なあアウディ、短い間だったが、お前はいい相棒だったぜ」 グッ ガクンッ!


ピーッ ピーッ ピーッ


『Lst. レオン…すみません、こんな事になって…』 ピッ ガクンッ!


ピーッ ピーッ ピーッ


「ああ…いいっていいって、そんなの…それにまだ終わっちゃいねえ、最後まで足掻いてやるさ」 グイッ ギュウッ!


ヒイイイイインンンーッ! ガタガタ ババッ! バッ バッ! バウッ! バッ!


レオハルトがスロットルを上げ、フットバーを踏み込んだが、彼の機体のスラスターはいつも通りの出力を出すことができなくなっていた。


『Rej. レオン、やはりジェネレーターだけでなくリアクターもうまく作動しません』 ピッ


「くそッ! 動けッ! 動けええッ!」 グイッ ギュウ ギュウッ!


バッ ババッ バウッ! ババッ! ガタガタ バッ!


レオハルトのブレードナイト「アウシュレッザD型FARアウディ」は、被弾した場所が悪く、思うように動けなくなっていた。


ピピピピ ピッ ビーッ!


『Lst. 間もなく、敵機の射程内に入ります。 レオン、あなたを死なせるわけにはいきません脱出してください』 ピッ ガタガタ


「あん? 馬鹿野郎ッ! そんなことできるかよッ!」 グイ ガクンッ!


『Lst. しかし、このままでは…』 ピッ


「俺はなッ! 一度として、搭乗機…愛機を失った事なんてねえんだよッ!」 バッ


『Lst. レオン…』 ピッ ガタガタ


「それにお前はアイツ…アニスのお気に入りだッ! それを俺が失う訳にはいかねえんだよッ!」 グッ!


『Rog. わかりましたレオン、最善を尽くしましょう』 ピッ ガクンッ!


「おうッ! わりいなッ! アウディ」 ギュウッ!


ピーーーーッ! ピッ ビコビコ ピッ!


レオハルトとアウディがそう決心して、正面メインモニターに映る、敵ブレードナイト隊をジッと見ていた時、アウディの受信機に音声通信が入った。


『威勢が良いじゃないレオン君ッ! 今、助けるわよッ!』 ピッ


「えッ⁉︎ 」 バッ!


『Lst. 左舷前方より砲撃ッ! レオンッ!回避をッ!』 ピッ


「うおおッ!」 グイイッ! ギュウッ! 


ドオオオオーーーッ! シュゴオオオオオーーッ!


ビーーッ! ビーーッ! ビコビコッ! ピピピピピッ


『お、おいッ! 後方からフォトンエネルギー弾ッ!』 ピッ


『なッ! なにいいッ!』  ババッ! バウウウウーーッ! クルッ!


シュババアアアアーーッ! ギュワアアアーーッ!


『えッ⁉︎ ぎゃあああーッ!』 ドゴオオオオンンーーッ!


『うわあああーッ!』 ブワアアッ ドオオオンッ! ブワアアッ!


『『『 ぎゃああッ! わあああッ! 』』』 ズウウンンッ! ドオオンッ!


それは、王城上空から北方向、5400mの位置からの40.6cmフォトン砲の艦砲射撃だった。 この一斉射で、教団側ブレードナイトは一度に7機を失い、隊列は乱れ散り散りになって飛んでいた。


『Lst. レオン、左前方、5400に光点6ッ チャートNo.01 マーク11アルファ グリーン22 友軍艦艇、戦闘空母「フェリテス」 大陸艦隊所属 デルタ艦隊です』 ピッ


「アリー姉ッ‼︎」 ババッ!


ピッ ピピ ブンッ!パッ!


レオハルトの正面モニターに映ったその姿は、デルタ艦隊司令であり、戦闘空母艦長の【アリエラ・フォン・ビクトリアス】大佐だった。


『相変わらずねレオン君、大丈夫だった?』 ピッ


「ああ、助かったよ、でも何でここに?」


『レイラから平文で全周波通信があったのよ、『アニスちゃんがガーナ神教団に突撃して行った』って』 ピッ


「はああ…(レイラ姉さん、なに平文で通信してんだよ)」 フリフリ


『何でもガーナ神教団が無許可で勝手に巨大艦を作り、艦隊まで作って皇帝に反旗を翻したと、更に『私達のアニスちゃんに手を出した』んですってね…絶対に許せないわ…』 ゴゴゴ…ピッ


「はは…(うっわあ〜、アリー姉、めちゃめちゃ怒ってるわ…)」


『とにかく、レオン君被弾してるんでしょ?』 ピッ


「ああ、かなりひどい」


『「フェリテス」に来なさい、修理と補給ができるわ』 ピッ


「しかし…辺りは敵だらけだぜ」


『大丈夫よ、「フェリテス」の搭載機とデルタ艦隊で対処するわ』 ピッ


「わかった、今から行く」


『ええ、じゃあ後でね!』 ピッ ブン


『Lst. よかったですねレオン』 ピッ


「ああ、全くだ…(これもアニスのおかげかな…)」 グイッ ギュウッ!


ババッ! バウッ バウッ! ババッ!


レオハルトが 戦闘空母「フェリテス」に向かおうとしたその時、アウディのセンサーが反応した。


ピッ ピピピ ビコビコ ピッ!


『Rog.後方より友軍機接近ッ! アラン少尉達です』 ピッ


「おおッ! アイツらかッ! 意外と早かったな、アレだけの敵を倒してくるとは…」


シュゴオオオオオーーッ! バウウウウーーッ! バアアアーーッ!


『『『 隊長おおおッ! 』』』 ピピッ!


それは、教団ブレードナイト、ベルター隊を全滅させてきたアラン、マイロ、ジェシカの3人だった。


シュバアアアアーーッ! ヒイイイイインンンッ!


「隊長ッ! よくぞご無事でッ!」


「ああッ! お前達もなッ!」


「隊長…まさかお一人であの数と?」


「まあな、それでこのざまだッ!」


「大丈夫ですか?」


「ああ、大丈夫だ、今から戦闘空母「フェリテス」に向かう! お前達も来い! 補給と休憩が必要だろ?」


「「「 了解ッ! 」」」 ババッ! グイッ!


ヒイイイイインンンーッ バウウウウーーッ! ババッ! バウッ バウッ!


レオハルト達アルファー小隊は、戦闘空母「フェリテス」へと飛んでいった。









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