表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
203/311

第203話 帝都上空 戦場の英雄達

ー帝都上空-


ヒイイイイインンンーーーッ! バウウウウウーーッ!


帝都上空300mをレオハルトのアルファー小隊4機が、王城へと全力で飛んでいた。


ピッ ピッ ピッ ピコッ!


『Lst.前方、距離2kmよりブレードナイト多数接近、高度260m、速度560Km/h 、数46機!』 ピッ


「うん? 思ったほど数が出ていない…」 ジイイ…


レオハルトは冷静に敵を見ていた。今回のように、13隻もの艦隊であれば少なくともブレードナイトの数は80機を超える数である。 ましてや今回、空母がその中にいるのだが、アウディが探知した数はその空母一隻の半分程のしかいない数だった。


『Lst.レオン、このままでは数に押され、全滅しますよ』 ピッ


「ああ、普通ならな、だがここは帝都、その普通は通じないぜ」 ニッ


レオハルトは余裕の表情を見せた。


『Lst.成る程、それで私にあのような指示を…了解しました』 ピッ


ヒイイイイインンンーーーッ! バウウウーーッ! 


『アラン、前方見えるか?』 ピッ


「当然ッ!」 ピッ


『あら、アラン、あまり慌てないのね、以前だったら『わあ!どうしようッ!』とか言って騒ぐのに』 ピッ


「ジェシカ茶化すなよ、まあ以前の俺ならそうかもな…だけど…」 ピッ


『うん? だけどなあに?』 ピッ


「マイロもジェシカも気づいてるだろッ!」 ピッ


『『 まあな(ね)』』 ピッ


「隊長がいつも慌てないのはこういう事かな、あれだけのブレードナイトを見ても全然『怖い』とか『敵わない』とかの感情が出ないんだ、どちらかと言うと『大した事ないじゃないか』って気持ちがある」 ピッ


『そうだな、俺もあの数を見て、ちっとも怖く感じない…逆に『どれから落とそうか』って、敵を選んでる、これが実力、能力の差ってやつなのかな…』 ピッ


『あ〜それわかるわ、私なんかもう、『アイツから落としてやる』って決めてるからね。ふふッ』 ピッ


『うわあ…ジェシカ怖ええッ!』 ピッ


『なにッ⁉︎ マイロッ! なんか文句でもあるッ!』 ピッ


『いえ…ないです…』 ピッ


「魔力と能力を上げる事でこんなにも余裕ができるんだ…だが、後は経験だッ! 俺達はまだそれが少ないッ! いいか2人とも油断するなよッ!」 ピッ


『『 了解ッ! 』』 ピピッ!


バウウウーーッ! シュバアアアアアーーッ!


レオハルト達アルファー小隊は真っ直ぐに、こちらに向かってくる多数の教団ブレードナイト隊に突き進んで行った。接近してくる教団ブレードナイト隊は46機、どれもバラバラに飛行し、隊列を組んでいない急造の集団だった。


『Lst.敵との距離、後1km!』 ピッ


「ふふん、奴ら気づいてねえな…」 ピッ カチッ ピコ!


ビコッ!


「アウディ、手筈どうり動かせるか?」ピッ ピピ


『Rog.問題ないですね、私にとっては児戯に等しい事です』 ピッ


「よし、始めてくれ」ピコ


『Rog.[システムコマンド、帝都防衛システムに命令、帝都上空飛行中の目標46に攻撃命令、撃墜せよ]』 ピッ


レオハルトの乗るブレードナイト「アウシュレッザD型FAR アウディ」の命令で、帝都防衛省メインシステムが動き出した。


ピッ ピッ ピピピピピッ! ビコビコッ! ポンッ!


『最優先命令ヲ受託、全システム起動、帝都防衛No.101〜No.200、直チニ射出、上空飛行中46ノ目標ヲ攻撃、撃墜セヨ!』 ピコ


ブーッ! ブーッ! ブーッ! ガコーンンッ! シュウウウウ…


ブオンッ! ピコッ ヒュウイイイイインンンッ! ドウウウウウンンンーーッ!


シュバアアアアアーーッ シュバッ シュバッ シュバッ!


帝都防衛省のメインシステムにより、帝都内各所の地下内蔵配備されていた防衛ドローン100機が上空へと舞い上がって行った。


シュババババッババーーッ! ブオンッ! ブオンブオンブオンッ! ピッピピピピピ


『標的ヲ確認、攻撃シマス』 ビコッ! 


『『『『『『『『 標的ヲ確認、攻撃シマス 』』』』』』』』 ピピピッ


バウウウウウーーーッ! ギュウウウンンーーッ!


上空200mまで上昇した防衛ドローン群100機は、各々の場所から目標を補足すると、四方八方から教団側のブレードナイト隊の方向に殺到していった。


『見て見てアランッ! あれッ!』 ピッ


「うおッ! 凄え数だッ! どんな数だよッ!」 ババッ!


『マスター、帝都防衛ドローン100機の攻撃です』 ピコ


「え⁉︎ マークII? お前、なんか喋り方が流暢になってないか?って言うか、お…女の子?」


『はい、僚機『アウディ』によりバージョンアップされました。以後よろしくお願いしますね、マスター』 ピコ


「お、おう、こちらこそな…マ、マークII」 ポッ


アランの乗機「アウシュレッザD型F1ライナーマークII」は、今まで機械的な反応と音声の「ライナー支援システム」だったが、今受け応えてる支援システムの声が、表現豊かな少女の音声だった。 コレはブレードナイトハンガーデッキで待機中の時、僚機のアウディが彼らのブレードナイトに接続、ライナー支援システムに手を加えた結果であった。


『どうしたんですかアラン?』 ピッ


「いや…ちょっとな、俺のマークIIがさ…その、なんか可愛くなってさ…」


「はあ? なに言ってんのよッ! こんな大事な時にッ!」 ピッ


『マイマスタージェシカ、どうかお気をお鎮めください。もうすぐ戦闘になりますよ』 ピコ


今度はジェシカのブレードナイトの支援システムから音声が聞こえた。 それはアランとは違い、紳士的な男性の優しい音声だった。


「え? だれ?」 キョロキョロ


『マイマスター、私です。『ウルグスパイアーD型SCレパート』です』 ピコ


「えええーッ⁉︎ なになになにッ? 何なの⁉︎」 バタバタ


『落ち着いてくださいマイマスター、私は貴女を支援するための存在、以後レパートとお呼びください』 ピッ


「え…レ、レパート…」 ポッ


『はい、マイマスター、よろしくお願いします』 ピコ


「わああ…隊長のアウディみたい…こちらこそよろしくね、レパート」 ニコニコ


『了解です、マイマスター』 ピコ


「全く、2人ともはしゃぎすぎですね、単なる支援システムではないですか」 フリフリ


マイロはアランとジェシカの会話を聞き、呆れていた。


『マスター、では私はいらないと言うのですかッ!』 ピコ


「えッ⁉︎ ぼ、僕のR32が怒った?」 ビクッ!


今度はマイロのブレードナイトの支援システムが音声を出した。彼の支援システムの音声は、彼より少し上のお姉さんの様な女性の音声だった。


『いいんですねマスター、私は何もしませんよ?』 ピコ


「す、すまない…これからもよろしくお願いします」 ペコ


『はい、マスター、では支援します。よろしくお願いします』 ピコ


「はい…」 ペコ


「「 はははッ 」」 


アランとジェシカは、マイロとマイロの支援システムとのやり取りを聞いて笑っていた。それを先頭を飛ぶレオハルトが聞いていた。


ヒイイイイインンンーーッ!


「おい…アウディ…」 たら〜


『Rog.どうしましたかレオン』 ピッ


「アレ…お前がなんかしたのか?」 うん?


『Rog.ああ…彼らのブレードナイトの支援システムですか、少し変わったかも知れませんが、システム上問題ないと思います』 ピッ


「いや、大問題だよッ!」 ババッ!


『Lst.何故ですか? あの方が便利ではないかと思いますが?』 ピッ


「ほんっと、お前アニスとそっくりだな」 はああ


『Rog.『アニスとそっくり』、褒めていただき、大変嬉しいです』 ピッ


「褒めてねえよッ! 皮肉だ皮肉ッ! たくッ…お前みたいな支援システム、普通作れねえんだよ!それを三つも増やしやがって…」 フリフリ


『Lst.もう、元に戻せませんよ?』 ピッ


「ああ、まあ良い…アウディこれ以上増やすな」 はああ…


『Rog.了解…レオン、もしアニスがそれをやったらどうしますか?』 ピッ


「うッ…アニスか…アイツ、無自覚に際限なくやるからなあ…」 はは…


アウディとレオハルトがそんな会話をしていた時、アウディのセンサーが警告を出した。


ビーーーッ!


『Lst.レオン、防衛ドローンと接近中のブレードナイト隊、交戦を開始しました』 ピッ


「よし、行くぜッ! 全機ッ!続けえッ!」 ピッ


『『『 了解ッ! 』』』 ピピピッ!


「アウディッ!」 ギュ グイッ!


『Rog.了解ッ! 戦闘モードへ移行ッ! 高速戦闘』 ピッ ビュウンンッ!


バウウウーーッ! バババアアアーーーッ!


レオハルト達アルファー小隊はさらに速度を上げ、教団ブレードナイト隊に近づいていった。

          ・

          ・

          ・

ー教団ブレードナイト隊ー


シュバババッバアアアアーーッ!  ピッ ピッ


「我が教団ライナー諸君、フィラウス大司教様の命令だ! 相手は巡航艦とブレードナイトが数機、我々の敵ではないが心してかかれ!」 ピッ


教団ブレードナイト隊の先頭を飛ぶ、この部隊の隊長役のブレードライナー、元は帝国大陸艦隊の空母搭乗員だった【ベルター・フォン・オルタ】元少尉で、この日後ろに45機ものブレードナイトを率いて、強襲巡航艦「ライデン」に攻撃をしようとしていた。


『なあ、隊長さんよ』 ピッ


「なんだ、私語は謹めッ!」 ピッ


『はんッ! 偉そうにッ!いいかい隊長さんッ! 俺達は俺達でやらせて貰うッ! 邪魔だけはするなよッ!』 ピッ


「なッ! 勝手は許さんぞッ!」 ピッ


『言ってろ言ってろ! どうせ戦闘になったら命令なんかできねえよッ!』 ピッ


『『『 ぎゃははははッ!』』』 ピピッ!


「こいつら…」 ググッ


ベルターは、ブレードナイトの操縦桿を強く握りしめ、彼らのブレードナイトをモニター越しに見た。


彼らのブレードナイトは、教団開発のブレードナイト「アラドAR88」ではなく、さらに新型の「ヴェラールXC5」、完全有人型のブレードナイトだった。 悪態をついてきた者達は、盗賊崩れの薬によってライナーになれた者達、決して腕は良くなかったが、威勢だけは良かった。


教団には、このライナー昇華用薬物でライナーになれた者が多く、そのほとんどが平民や野盗崩れの者で、ブレードナイトを動かせ、固定目標を攻撃できる程度のライナー達ばかりだった。 


たが、この新型のブレードナイト「ヴェラールXC5」は、オートライナーシステムを装備しており、搭乗者の魔力を際限なく使い、自動的にブレードナイトが相手を攻撃する、教団にとっては「常に強力なブレードナイトが常駐している」と言う存在だった。 ライナーの腕や能力は必要とせず、只々魔力を吸い上げ動く、異様のブレードナイトだった。


「私は…(私は、こんな者達のために教団に入信したのでは無いッ!)」 ググッ


ベルターはそう思った時、「ヴェラールXC5」の支援システムが警告を出した。


ビビーッ!


「うん? どうした?」 バッ


『全方位ヨリ小型物体接近、危険、危険、危険ッ!』 ピッ ビビー!


「なにッ!」 ガバッ! カチカチピッ ビコビコ ポンッ!


ベルターは正面モニターを操作し、接近してくる物体にピントを合わせた。


「こ、これはッ⁉︎ 防衛ドローンッ! 「ヴェラールCX5」ッ! お前ら アレも知らんのかあッ!」 グイ! バウウウウーーッ! ギュワアアアーーッ!


教団に開発された新型のブレードナイト「ヴェラールXC5」は、防衛ドローンの情報を全く持っておらず、彼ら教団ブレードナイト隊の中で、その情報を持っていた者のみ集団から全力でスラスターを全開にして回避した。


ピッ ピッ ピッ ビコッ!


『目標ヲ補足ッ!』 ピッ ピコ!


『『『『『 目標ヲ補足 補足 補足ッ! 』』』』』 ピビココッ! ピッ


『攻撃開始ッ!』 ピッ


『『『『『 攻撃開始ッ! 』』』』』 ピピッ!


ヒイイイイインンンーーッ!  ドドドドドッババババアアーーッ!


「うわああッ!」 グイッ! ババッ!


「ダメだああーッ!」 ビシビシッ! ボウッ!


「ぎゃあああーッ」 ドオオオンッ!


防衛ドローンは小型だが、その体内に高出力のフォトンレーザーを内蔵していた。口径こそ小さいが威力は大きく、嘗てアニスもその威力に驚いた程のものであった。その数、100ものフォトンレーザーが、教団ブレードナイト隊を襲い、その内15機がなす術なく蜂の巣の様に撃ち抜かれ、火を吹き爆発四散していった。


「ちいッ! コイツらああッ!」 ピッビコビコ!


ブオオオオオオオオーッ!


キュンキュンッ! ビシッ! ドガアアアアーーッ!


「おりゃあああッ!」 ビコッ! カチッ


ヴオオオオオーッ! ババババッ!


バシバシッ! ビシッ! 


『ピピッ! ピーーッ!』 ドオオオンッ! バラバラ


それでも、防衛ドローンを何機も的確に撃ち落とす者も何人かはいた。ベルターもその1人であった。


「何人残ってる!」


『友軍ブレードナイト、残数31、ナオモ減少中』 ピッ


100機ともなると中々減らすこともできず、その数が20を下回った時、彼らは出撃戦力の半数以下、21機だけになっていた。戦力の半数以下、これは部隊の全滅を意味する。常識に考えて、軍隊では撤退のふた文字であった。が、しかし…


ビービーッ! 


『警告 警告 敵ブレードナイト 4機接近』 ピッ


「やろおおッ! 舐めやがってええッ! 野郎ども行くぞおッ! 敵は4機だけだあッ!」 ババッ!


ヒイイイイインンンーーッ バウウウウウーーッ!


『『『『『『 おおおおーーッ! 』』』』』』 ピピッ!


ヒイイイイインンンーーッ! ババババッババウウウウウーーーッ!


「お、おいッ! 貴様達ッ!」 ババッ! ピッ


隊長役のベルターの声を無視して、18機の「ヴェラールXC5」が、接近してきたレオハルトのアルファー小隊に向かっていった。


ヒイイイイインンンーーッ! ピッ ピッ ビコビコ!


「はんッ! 帝国の主力戦闘機『アウシュレッザ』か…この数だッ いただいたも同然ッ!」 むふふ…


グワアアアアアッ! ピッ ビコビコッ!


          ・


ヒイイイイインンンーーッ シュバアアアアーーッ!


『Lst.レオンッ 真正面より敵ブレードナイト、数18機ッ!』 ピッ


「ああ、アウディ、見えてるよ」 ピコッ!


『隊長、俺達があの18機をやります。そのまま突破して王城へ行ってください!』 ピッ


「おッ! アラン達、やってくれるのかい?」 ピッ


『『『 任せてくださいッ! 』』』 ピピピッ!


「アウディ、お前はどう思う?」


『Rog.アラン達なら大丈夫でしょう、任せてもよいかと思います』 ピッ


「そうか…アイツらそんなにも強くなってたか…」 二ッ


『Lst.敵機、間も無く射程内ッ!』 ピッ


「よしッ! アランッ マイロッ ジェシカッ!」 ピッ


『『『 はいッ! 』』』 ピピピッ!


「まずは俺が突っ込むッ!その後残ったやつは全部任せるッ! いいなッ!」 ピッ


『『『 了解ッ! 』』』 ザザッ! ピピピッ!


ピピイイイーーッ! ビコッ!


『Lst.射程内に入りますッ!』 ピッ


「うおりゃああああーーッ!」 グイッ! ギュッ!


ヒイイイイインンンーーッ バウウウウウウーーーッ! ギュワアアアーーッ!


レオハルトはスロットレバーを最大にし、操縦桿を握りしめ、接近してくる教団ブレードナイト隊に突っ込んでいった。


「俺らも行くぞッ!」 グイッ! ピッ


『『 おおッ!(ええッ) 』』 グイグイイッ! ピピッ!


ヒイイイイインンンーーッ シュバババアアアーーッ! ギュオオオオーッ!


レオハルトに続き、アラン達に3人のブレードナイトも、スラスターを全開にしてついていった。


ピピピ ピッ ビコビコッ! ピポンッ!


「アイツらの露払いだ、3機はもらうッ!」 カチカチ ピッ 


ビシュウウウーーーッ! ブアンッ! ブブブ!


『Rog.ライトニングセイバー起動、モデル『シュバルツ・ランツェンッ!』』 ピッ


グワアアアアアーーッ! ビュウウウーーッ


「隊長…速い…」 シュバアアアアーーッ!


レオハルトの「アウシュレッザD型FARアウディ」は、どんどん加速していき、アラン達をおいていく。装備のブレードナイト用ライトニングセイバーを起動し、それをアウディの能力で突貫型攻撃モデル『シュバルツ・ランツェン』にして突撃していった。

          ・

シュバババババーーッ!


『接近警報ッ! 回避ッ 回避ッ 回避ッ』 ピッ ビーーーッ!


「なッ! は、速いッ!」 ググッ!


「そりゃああああーーッ!」 ピッ グイッ! 


ブンッ! ビジュワアッ! バザアアアアーーッ!


「は⁉︎ ギャアアアアーーッ!」 ジュバアアーーッ!


ドオオオオオンンンーーッ! ブワアアアーーッ!


「次ッ! ふんッ!」 カチカチ ピッ タンタンッ! グイッ!


ブンッ! シュバアアアアーーッ ザンッ! ビジュバアアーーッ! ザザンッ!


「なッ! グワアアッ!」 ババババアアッ!


「へッ? ああああーーッ!」 ズバアアーーッ!


「おおおおおーーッ!」 ジュワアアッ! ザバアアッ!


ドゴオオオオーンッ! ズバアアアアンンンンーーッ! バアアアーーッ!


「よっしゃああーーーッ! あとは任せたぜええーッ!」 グイッ! ギュッ!


バウウウウウウウウーーッ! シュバアアアアーーッ!


それは一瞬だった、レオハルトの「アウシュレッザD型FARアウディ」が急加速しながら、フォトンソード、ブレードナイト用ライトニングセイバーを特殊モードにして教団ブレードナイト隊につっ込み、あっという間に先頭の3機、勢い余って更に1機、例の野盗崩れの親玉達4人を撃破して、中央を突破し王城へと飛んでいった。


ヒイイイイインンンーーッ シュバアアアアーーッ!


ピッ ピッ ピッ


『マスター、レオハルト隊長突破に成功、離脱しました』 ピッ


「隊長凄ええ…」


『『 アランッ! 』』 ピッ


「おっと、みんなすまんッ! 残り、全てを落とすぞッ!」 ピッ


『『 了解ッ! 』』 ピッ


シュバアアアアーーッ! バアアアアアーーッ!


レオハルトが突破した後、アラン達と教団ブレードナイト隊との激しい空中戦が始まった。




いつも読んでいただきありがとうございます。

次回もでき次第投稿します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ