第188話 アニスからの返事
ー交流戦 「銀翼クラス」野営地ー
パチパチ メラメラ カタン ボウッ! メラメラ…
「銀翼クラス」の野営地、そこにアニス達、男女5人が焚き火の近くにいた。5人もいるのに、その場から聞こえてくるのは、薪が崩れ、炎が燃え盛る焚き火の音のみで、それ以外は静寂の闇夜だった。
その静寂をアニスの優しい声が破った。
「ん、レオン、緊張してるね..」 クスッ
「べ…べべ、別に緊張なんか…してないぞッ! ああッ してないッ!」 ドン
「ん、そうですか…」 ニコ
「わああッ! アニスちゃん、余裕だわッ!」 グッ ドキドキ
「(なあマイロッ! 隊長、やっぱ緊張してね?)」 ヒソヒソ
「(アラン、ダメですよ! 隊長の一世一代のイベントなんだッ! 黙って見てましょう)」 ヒソヒソ
「(おお、そうだった、すまん!)」 ヒソヒソ
アニスとレオハルトの様子を見て。アラン、マイロ、ジェシカの3人は、2人の動向に注目していた。
「ん、じゃあ私の返事を言います」 サッ!
「おうッ!(きたあーッ! 頼むッ! 今だけはどんな神様でもいいッ! 俺の願いを叶えてくれッ!)」 グッ!
・
・
・
「【レオハルト・ウォーカー】ッ! 私、【アニス・フォン・クリシュナ・ビクトリアス】は…」 シュリンッ! サッ ピタッ! ザッ!
「おッおうッ!」 シュキンッ! バッ! ザッ!
パアアアアアアアーーーンッ! ブワアッ サササアアーーーッ!
アニスは異空間より、以前製作し仕舞い込んでいた聖剣「デザートシーゲル」を取り出し、鞘から抜いてレオハルトの前にその聖剣の刃を下にして宣誓の言葉を述べた。それを見て、レオハルトも自身の護身用短剣を抜き、アニスと同じ様に、短剣の刃を下にして片膝を地面に付き構えた。
「(アレはッ! 王家のッ! 宣言式典作法ッ⁉︎)」 バッ!
「(あの輝きッ! まさか『聖剣』かッ⁉︎ アニスちゃんは王族なのかッ⁉︎ 王家宣言式典じゃないかッ⁉︎)」 ザッ!
「(わああ凄いッ! アニスちゃんッ…綺麗ッ! 素敵だわッ♡)」 ギュッ!
アランやマイロ、ジェシカの3人が言う様に、彼らの目の前には好青年と美少女による、絵に描いたような輝かしい光景が出来ていた。 聖剣からは青く輝く光が溢れ、その場を照らし輝いていた。
アニスは青みがかった白銀髪を靡かせ、私服の白いオフショルダーシャツにガードジャケットと膝上丈までのアーマーコルセットスカート、レオハルトは金髪を揺らし、帝国軍上級士官用ライナースーツという出立ちで、アニスは直立不動、レオハルトは片膝をついた姿勢でそこにいた。
「うッ…(アニスッ! 返事は⁉︎…)」 グッ!
アニスの最後の言葉を待ち、レオハルトは両目を瞑った!
スウウッ! ブンッ バサアアアーーッ! スッ…
アニスは聖剣「デザートシーゲル」を真上にあげ、自分の後方に振り下ろし、そのまま片膝をついて短剣を構えたレオハルトの耳元に、小さな声で答えを出した。
・
「好きだよレオン…いつまでも一緒だよ♡」 チュッ♡
・
パチッ! パッ! ドスッ!
「ッ!(やった! 神よッ! 感謝しますッ!)」 うう…
「「「 ウオオオッ!(きゃああ♡) 」」」 バババッ!
アニスの答えを聞き、レオハルトは両目を見開いて、祈っていた何処かの神に感謝した。その時に持っていた短剣を思わず離し落としてしまい、それがアニスの足元に刺さった。 アラン達はアニスとレオハルトのその様子を見て、歓声を上げて2人を祝福していた。
バッ!
「わあッ‼︎..(あっぶねええッ!)レオンッ!短剣を離すなッ! ばかちんッ!」 ペシッ!
アニスはレオハルトの頭をはたいた。 しかし、レオハルトは微動だにせず、目を見開いたまま、短剣を離した右手は力強く握られていた。
「ん? レオン…大丈夫か?」
「ア…アニスッ! お、俺ッ…」 ブルブル ワナワナ…
「お〜い、レオ〜ン…」 テンテン
ガバッ! ギュウウッ!
「わッ! レオンッ!」 ギュウウッ!
アニスが軽くレオハルトの頭を叩いた時、レオハルトがいきなり、アニスに抱きついた。
「ありがとう…アニス、俺は一生…お前を大切にするッ!」 ギュギュウウッ!
「レオン…そうだね…私も貴方を大切にするね!」 ニコ ナデナデ
「ああ、わかってる…」 ギュウウッ! コク
アニスは抱きついてきたレオハルトの頭を優しく撫でていた。
「「 ウオオオッ! 隊長ッ! おめでとうございますッ! 」」ダダダッ!
「凄いわッ アニスちゃんッ! あんな素敵な求婚への返答ッ! 誰にも真似できないッ!」 タタタ
ワーワー ガヤガヤ…
野営地では、アニスとレオハルトの告白とその返答劇で、賑やかだった。 深夜遅く皆が寝静まった頃、レオハルトのテントにアニスが消え、中で何があったかは秘密…
・
・
・
ー交流戦2日目未明 0400時 中央管理棟 整備室ー
ブ〜ン ブ〜ン…ピッ ピピッ! ポン タンタン シューッ シューッ!
中央管理棟には、小規模ではあるが格納、整備室があり、そこには今回使用された判定ドローンとその予備機合わせて30機程が待機していた。いま、この時間、初日のゴタゴタから帰ってきた判定ドローン達を、担当の整備士達が、徹夜で整備をしていた。
「いいかあッ! 朝までにきっちりと仕上げろよッ!」 ババッ!
「「「「 はいッ! 」」」」 ザザッ!
1人の年配の整備長が、他の若い整備士達に檄を飛ばしていた。
「しかし班長、昨日あんな事があったのに今日、2日目をやるんですかねえ?」 ガサゴソ
「分からん、決めるのは先生方だ、俺達はそのための準備をしなきゃあならん、いいから手を動かせ手をッ!」 バッ
「班長ッ! 班長ーッ!」 ダダダッ!
「ああん? どうしたマイク、そんなに慌てて?」 ガサゴソ…
「ハアハアハア…班長、大変です! ちょっとこちらに来てください!」 ハアハア…
整備士の1人、マイクは大慌てで整備班長を呼び、彼をある所へ連れて行った。
「全く、いったいどうしたんだ?」 ザッ ザッ ザッ!
「コレです班長ッ! 」 スッ!
「あ〜ん?…なッ⁉︎ こ、コレはッ!」 バッ!
整備士のマイクが見せたのは、機体No.EG-8、その丸い球体のボディーに真っ赤な血糊がついていたからだった。
「おいおい…この大量の血痕はなんだ!」 スウウッ!
整備班長はEG-8のボディーについていた血糊に触れて見た。
「ずいぶん乾いてるが、そんなに時間がたっちゃあいねえ…おいッ! 今日、誰か生徒で大怪我をした者はいないか?」 サスサス
「いえ…そんな報告は入っていません。全員無事と…あッ!」
「うん? どうしたあ? 何かしってんなら答えろ!」
「はい! 実は、怪我を負った者はいないのですが…」
「うん?…」
「1人だけ…行方不明者がいるんです!」
「行方不明だとお? 名前は!」
「ええっとお…確かあ…あッ そうそう、【レスター・フォン・ランバート】、『金扇クラス』の生徒で、このEG-8が、彼の担当判定ドローンのはずです!」
「ふむ…(大量の血痕跡…生徒が1人行方不明、その担当判定ドローンがコイツ…)」
「班長…」
「仕方ねえ、おいッ! EG-8のバックアップから映像と音声の記録を取り出す! 準備しろッ!」 ババッ!
「「「 了解しました 」」」 バッ! ダダダッ
「あれッ⁉︎ EG-6がいねええッ! まだ帰ってないのか?」
班長は反対側のドローン用ゲージを見ると、EG-6と書かれたプレートのあるそこは空っぽだった。
「おいッ! EG-6はどうした?」
「はい、それが帰還命令を受け付けず、未だに演習場内を活動中です」 サッ
「活動中だと? もうフォトンバッテリーや推進剤が切れてる頃だ、そんな筈はない」 バッ
「それが、管理モニターを見る限り、何故かEG-6だけ、バッテリーも推進剤も切れてなく、動いてるんです。しかも、こちらの指示は無視して、独立機動になっています」
「まさか…暴走してるんじゃあないのか?」
「いえ、その兆候は見られません、むしろ大人しく、担当生徒に張り付いています」
「EG-6の担当生徒は誰だ!」
「え〜っと」 パカッ ピッピピッ! カチャカチャ ピッ!
整備士が小型端末を開き、何やら文字を打っていた。 ピッ ピコン!
「あッ 分かりました」 サッ
「で、誰なんだ?」
「『銀翼クラス』、【アニス・フォン・ビクトリアス】、この女生徒にくっついてますね」
「今もか?」
「はい、『銀翼クラス』の野営地に反応があります、ただ、完全に此方との接続を絶ってますね。応答がありません」
「所在が分かってるのならいいッ! 後で調べる事ができるっ! 今はコイツだッ!」 ガンッ!
整備班長はEG-8のボディーを叩き、大量の血糊の跡を見た。
「班長ーッ! リムーバを繋げますッ!」 ガチャガチャ!
ガチャッ! ピッ ブンッ!
「よしッ! さあ、なにが記録されてんだあ?」
「あッ! 班長、映ってます…コレは…」 ガッ!
「なッ⁉︎ 『ガーナ神教団』ッ!」 ババッ!
ピッ ピピピピピ ピコン!
ガシュガシュガシュンッ! ブオンブオンッ ブオンッ!
「なにッ‼︎」 ババッ!
「わああッ! 整備中のドローンがあッ!」 ドタッ
整備班長とその部下達が、EG-8の記録画像を取り出した特、EG-8をはじめ、その場にある判定ドローンが一斉に動き始めた。
『ガーナ神ノタメニッ』 ガシュン ガチャッ! ブオンッ! ピッ
『『『 ガーナ神ノタメニ ガーナ神ノタメニ ガーナ神ノタメニ 』』』 ピッ
ガシュンッ! ガシュガシュンッ! チャキッ! バババババーッ!
「「「 ぎゃあああッ! わあああッ! 」」」 ビババッバババッ!
バタバタッバタン! シュウウ…
一斉に動き出した判定ドローンが、そこにいた整備士達全員に向け電撃を浴びせ、気絶させてしまった。
『『『 排除完了 排除完了 』』』 ピッ ピピッ!
『排除完了、記録データヲ抹消シマス』 ピッ
バシッ! バババッ! プシュウウウ…
判定ドローン達はEG-8の記録データを取り込んだリムーバを破壊してしまった。
ピッ ピコンピコン!
『計画ハ予定通リ、早朝0900時ニ行動開始、スリープモードへ』 ピッ
『『『 スリープモードへ 』』』 ピッ ガシュガシュガシュン プシュウウウ…
気絶した整備員達をそのままに、判定ドローン達は所定のゲージに戻り、電源を落とした。
・
・
・
ー中央管理棟 会議室ー
中央管理棟の会議室には、両クラスの担任と校長、教頭先生、そしてアニスの姉であるレイラ先生達が、昨日の出来事に対して、夜通しの会議を続けていた。誰もが顔に疲労の色を見せ、疲れ切っての会議だった。
「やはりコレはもう中止すべきですな」 ふうう…
「そうですね、あんな物が使用された以上、生徒達の安全が最優先です!」
「そうですわッ! ましてや私のクラスからは皇太子殿下が参加してるんですよ、何かあってからでは遅いんです!」 バンッ!
「仕方ありませんな、では交流戦はコレまで、勝敗は引き分けということにします」
「「「 はいッ! 」」」 ザッ!
「では各先生方は自室でお休みを! あ、レイラ先生はちょっと残ってください、お話があります」
「はい、分かりました校長先生」 スッ
会議室から出て行く中、校長はレイラだけを呼び止めた。暫くして、会議室には校長とレイラのみになり、それを確認すると、校長はレイラに話し始めた。
「レイラ様、此度の交流戦での事、誠に申し訳ございません」 ペコ
「校長、今回の事は貴方に責任がありません、お顔をあげてください」 スッ
「ですが…」
「責任は、このような事をした者にしっかりと取ってもらいます」 ニコ
「と、申しますと、此度の事を起こした者の正体をもうすでにッ⁉︎」 バッ!
「ええ…あの者達は今回、私達王族だけでなく絶対に敵にまわしてはいけない者に、その刃を向けました。その事に後悔するでしょう」 ふふ
「レイラ様…(誰だ? 王族以上の人物がいたか?…)」 ゾク…
校長は、レイラのその表情を見て、背中に冷たいものが走る感覚に襲われた。
・
・
・
ー交流戦 「銀翼クラス」野営地早朝ー
チチチ ピチュピチュ パアアーーッ ササアアーーッ!
演習場全域に朝日が照り始め、交流戦2日目の朝がやってきた。「銀翼クラス」の野営地では、早朝からリズムの良い包丁や、朝食を作るの音がこだましていた。
トントントン ジュウウウ ブクブク カチャカチャ サッ サッ
「ん、いい感じだね、次はベーコンエッグっと」 サッ!
パカ ジュワアアアアーーッ
まだ誰も起きてこない早朝、アニス1人で皆の朝食を作っていた。ベーコンを焼き始めると、辺りにはいい香りが漂い始め、その香りにつられ1人、また1人と野営用テントから這い出てきた。
「ふわああ〜 ん〜… おはよう…アニスちゃん…相変わらず早いわねえ…」 ボサ…
「おはようジェシカッ! よく寝れたようですね」 ニコ
「うう…テントに入ってからの記憶がない…」
「疲れてたんだよ、よく寝てた」 ブクブク カキカキ…
「うん? それなあに?」 スッ
「ああコレ、ウィンナーって言うお肉の腸詰めを湯掻いてるの、美味しいよ」 ブクブク
「へええ… 本当美味しそうッ!」 ゴク
「ん、もうすぐ出来ますから顔でも洗ってきてください」 ニコ
「はいッ!」 タタタ
ジェシカは小川のある方にかけて行った。
「「 アニスちゃんおはようッ! 」」 サッ! ザッ ザッ ザッ
「ん、おはようッ! よく眠れた?」 ブクブク カキカキ
「ああ、そりゃあもうッ!」
「昨日は疲れたからぐっすりでした。アレ? ジェシカはまだですか?」 キョロキョロ
「ああ、彼女なら顔を洗いに小川の方に行ったよ」 スッ!
「じゃあ俺たちも行くか」 ザッ
「ああ、アニスちゃん、また後でね」 サッ
3人が顔を洗いに行っている間に、今日の朝食が完成した。
今日の朝食は! ベーコンエッグにサラダ、茹でたウィンナーを柔らか丸パンに挟んで、この世界にない調味料、ケチャップとマスタードを塗り、レターの葉を入れたホットドッグ、あとはコーンを入れたコンソメスープと果実ジュースッ! モーニングセットの出来上がりッ!
「ん〜ッ! イメージ通りにできたね!」 うん
アニスが朝食をテーブルに並べていると、アラン達3人が顔を洗い終え戻ってきた。
「うおッ! 凄ええッ!野営地でこの朝食ッ! やっぱアニスちゃんだぜッ!」 グッ
「うん! 毎度毎度、驚きますね しかも同じ物が出ないッ! いったいいくつレシピを持ってるのか…」 フリフリ
「マイロ、いくつあっても良いじゃない、美味しければそれが正義よ」 うふふ!
3人はそのまま席についた。その時最後の1人、レオハルトがテントから出てきた。
「よ…ようッ! アニスッ!おはようッ!」 サッ!
「ん、おはようレオンッ! みんな待ってるぞ、早く顔を洗って席に着いて」 カチャカチャ
「おう! すぐ行く」 ダダダ
レオハルトはアニスに促され、駆け足で小川に顔を洗いに行った。
「あはは、隊長、もうアニスちゃんの尻に惹かれてる」 クスクス
「ジェシカ、あんまりからかうんじゃないぞ!」
「あら、アランだって、恋人ができたらきっとああなるわよ」 クス
「なッ! こ…恋人…なんて…」 カアア…
「あら可愛い…アランてこうゆう事はダメなのねえ…」 ニコ
「ジェシカ、もうその辺にしときなよ、僕と違ってアランには婚約者がいないんだから」 サッ
「そうね…今時、私達くらいの歳で婚約者がいないなんて珍しいからつい、意地悪してしまいましたわ。ごめんねアラン」 ペコ
「う…いや…大丈夫だ、気にしないでくれ…」 はは…
アランは少し涙目になっていた。
ザッ ザッ ダダッ! バサ
「ふうう…遅れてすまんな! おッ! 凄ええ美味そうじゃあないか! コレもアニスがか?」 スッ!
「ん、そうだよ! さ、レオンもみんなも食べようか」 サッ!
「「「「 うんッ!(ああッ!) 」」」」 ババッ!
「では、いただきます」 スッ!
「「「「 いただきます(おうッ!) 」」」」 ササッ!
「「「「 パクッ! 」」」」 モグモグ! ゴクゴクン!
「「「「 美味しいいッ!(美味いッ!) 」」」」 ワアアッ!
カチャカチャ ムシャムシャ ゴクゴクン
アニスの朝食を食べ、皆、満足げにそれを食べていった。
・
・
・
ピッ ピコン
『イケナイ、コノママデハ』 ピッ ガシュンッ! ガチャンッ ヴオン!
『Lst.どうしたんですかEG-6、そんなに慌てて』 ピッ
ピッ ピピ ピコピコ ヴオン!
『友軍機『アウシュレッザD型』ニ支援要請、モウスグ始マリマス! 迎撃準備ヲ申請シマス』 ピッ
『Rog.EG-6の要請受諾、何者かは知らないが、アニスの敵は殲滅する』 ピッ
ヒュイイイイイインンンッ! バクンバクンッ! ピッ ビコビコッ!
スクッ ズワアアアアーッ! ガシュンッ! ヴォンッ! ジャキンッ!
アニス達が朝食をとっていた時、少し離れたところに待機していた判定ドローンのEG-6と「アウシュレッザD型FARアウディ」が起動し、片膝をついて待機していたアウディが無人のまま、フィトンライフルを構え立ち上がった。 何かの襲撃に備えるように…
いつも読んでいただきありがとうございます。
次回もでき次第投稿します。