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第183話 アニスと《縮地》高速交流戦闘戦

ー交流戦 演習場ー


シュンッ! バババッ! ビュンビュンッ! ドオオオンッ!


交流戦初日の午後、「銀翼クラス」の野営地付近で高速戦闘の剣撃や魔法、フォトン銃による激しい戦いが起こっていた。彼等の動きは尋常ではなく、その場所では時折彼等の姿が現れたり消えたりして、その移動音や爆発音、攻撃による動作音などが辺り一面に響いていた。


「なッ⁉︎…凄い…コレが本物の戦闘技…」 ペタン…


あまりにもの、自分たちとアニス、英雄たち3人との違いに、只々呆然とその戦いを見ていたアルテだった。


シュバアアアアーーッ! シャシャシャアアアアーッ!


「クッ! 全くどんだけ速いんだよッ!アニスちゃんはッ! 捉えきれないッ!」バッ!


「アランッ! スライドしろッ!」 シャアアアアーッ! ザッ!


 チャカッ! バウバウンッ!バウンッ!


「おうッ!」 ババッ! ヒュンッ! シャッ!


ヒュンッ! ヒュヒュンッ!


「ん、『マジックジャケット』かッ! はッ!《クリアー》」 キュンッ!


パッ パッ パッ! 


ダンッドオンッ! ドゴオンッ! パラパラ…


アランが高速で攻撃離脱をしている間に、マイロが同じく高速を活かしフォトン短機銃の対魔弾『マジックジャケット』を撃ち込んだ。しかし、それさえも高速移動しながら、アニスは瞬時に小型の防御魔法陣を複数出し防いでしまった。


「流石アニスちゃん…変則攻撃もダメか…」 ジャキンッ! シュンッ!

 バババーーッ!


マイロはすかさず、《縮地》で次の攻撃に備え、再び高速移動をした。


シュン シュバアアアアーーッ!


「はああッ! 《アイスラング.ランスッ!》」 ババッ! スタッ!


パアアアンンッ! キュインッ! ドババババッ!


「ん!ジェシカッ! やるねえ、氷結系ランスモデル最大の魔法じゃないか」

 ヒュンッ! シュバッ!


ザザーッ! ドドドドッ! シャッシャッシャッシャッ!


「いけえええーッ!」 ヒュンッ!


ジェシカは、高速移動最中に詠唱破棄高等魔法、《アイスラング.ランス》を唱え、アニスに多数の氷の槍を放った。 それに対してアニスもまた、魔法を放つ。


「ん! 《シャインクラック. アロウッ!》」 パアアアンンッ!

 シュババババーーッ!


ドガガガガガッ! バンバンッ! バババーーッ! パラパラパラ….


ジェシカの多数の氷の槍を、アニスは無数の光の矢で全て破壊してしまった。


「ええーッ! そんなあッ! それじゃあ次ッ いくわよ!」 シュンッ! シュバアアーッ!


ジェシカも魔法を食い止められ、一瞬驚いたが、再びアニスを攻撃するために《縮地》で高速移動に入った。


ギャインッ! バババッ! シュンッシュンッ! ドウンドウンッ! ドガアアンン!


3対1、英雄達とアニスの交流戦は、高速戦闘、《縮地》の連続使用による攻防が続けられていた。

         ・

         ・

         ・

ー交流戦 中央管理棟ー


ここは、演習場全域を管理する建物で、その建物地下一階では、参加クラスの教師他多数の教師と職員が交流戦を監視していた。


ビーッ!


「判定ドローンEG-12より報告、『銀翼クラス』女生徒2人を残し全滅、他生徒は本日分のライフ消滅ッ!」 ピコン!


ピピッ! タンタンッ! ピコ!


「判定ドローンEG-2、EG-3、EG-4よりの情報、『金扇クラス』英雄、【アラン、マイロ、ジェシカ】の3人、『銀翼クラス』の女生徒、【アニス・フォン・ビクトリアス】と交戦中!」 ピコン!


ビーッ! 


「3英雄と女生徒、高速戦闘に入りました。判定ドローン追尾開始ッ!」 ビコッ! ビコビコッ!


判定ドローンにより、現場の情報は逐次入ってきた。その大型モニターには、赤い点と青い点が表示されており、今現在、赤い点が8個、青い点が2個になっていた。その内、『銀翼クラス』の野営地付近の地図上に、赤い点が三つと青い点が一つ、高速に動き始めており、その様子をリアルタイムでサブ画面に映像が映し出されていた。


その大型モニターをじっと見つめる1人の女性教師がいた。アニスの姉にとなった【レイラ・ヴァン・クリシュナ】であった。


「んふ♡ 流石ねアニスちゃん、英雄達を翻弄している…しかもあの《縮地》、英雄の3人のそれよりずいぶん速いわ…」 ニコ


アニス達の様子を見ていたレイラに白い神官服を着た男が近づいてきた。


カツカツカツ 


「これはこれは、【クリシュナ】公爵様、ご機嫌麗しく…」 サッ!


「ッ! あら、【モスキン】司教、珍しいわね、貴方ほどの者がここにいるなんて」 ジッ


レイラは冷たい視線でその者を見た。彼女の背後に現れたのは、「ガーナ神教団」司教の1人、【ルコック・モスキン】司教で、帝都学園内にある「ガーナ神殿」の司教でもあった。


「はは…今回は皇太子殿下が参加されると聞きましてな、司教である私も緊急の救護員としてここにきた次第です」 ペコ


「緊急のねえ…貴方1人ですか?」 ジッ


「いえいえ、私の他にも何人か、治療に覚えのある神徒、司祭がここで待機しております。いざという時は全員、身を粉にして救務に努めますぞッ!」 グフフフ…


「…そうですか、ではその時まで与えられた部屋で待機していてください」 ジッ


「は? ですが、ここでないと状況が見えませんが…」 タジ…


「待機を…聞こえませんでしたか?」 ジッ


「は…はい、ではその時はお呼びください」 サッ!


「ええ…そのときがあればですが…」 スッ!


「はは…(ちッ! 今に見ているがいい、そのうちお前達王族は我々、『ガーナ神教団』の前にひざまづくのだッ!)」 ふふふ… サッ! カツカツカツ…


そう言って、モスキン司教はその部屋を出て行った。


「ふうう…ねえキャサリン先生」


「はい、なんでしょうかレイラ先生」 


「今回の交流戦に、彼等がこの場に来ることを聞いてました?」


「いえ、私もさっき、司教様が現れて知ったんです」


「あら、そうなの…(だとしたら誰が彼等をここに?)」 ふむ…


「レイラ先生?」


「ああ、ごめんなさい! なんでもないわ、気にしないでね」 ニコ


「はああ…」 コクン


2人は改めて、交流戦の状況が映る巨大モニターを見始めた。 そんな時、演習場管理設備の多数いる職員の1人が、隣に座る同僚と小声で話をしていた。


「あれ?…まただ…」 カチカチ ポンポン ピッ ビー!


「うん? どうしたんだ?」


「ああ、些細な事なんだが…判定ドローンのEG-14からEG-20までが、こちらの指示に反応が鈍いんだ」


「EG-14からEG-20? 『銀翼クラス』の判定ドローンばかりだな…故障か?」


「いや、少し待てばちゃんと反応して、返事も返ってくるんだ」


「じゃあ、良いんじゃないのか?その番号の判定ドローンは生徒が今日のライフを失った者達ばかりなんだろ?」


「ああ、そうだ。ライフを失った者は全員準備棟で待機中だ」


「なら今やってる戦闘には支障ないじゃないか、様子見だな!」


「ああ…」 カチャカチャ ピッ  ブーッ!


会話を終えた職員が、今度は別の判定ドローンにアクセスを試みた。しかし…


「やっぱり…EG-12も反応が鈍い…これは交流戦初日が終わり次第、全機メンテナスが必要だな…」 カチカチ ピッ ブーッ!


職員が操作する小型端末のモニターには、判定ドローンのEG-1からEG-20までが表示されており、そのうちの半数が、操作指示に僅か6秒程の遅れが生じていた。

          ・

          ・

          ・

ー交流戦 演習場ー


シュンッ! シャシャシャアアアアーッ! 


「マイロッ! 右を押さえてくれッ!」 シュンッ シャッ!


「了解ッ!」 チャキッ! ヴォムッ! ヴォムッ!


シャッ! ドオンンッ! ドオオオンッ! バババーーッ


「おっと、『グレイバンカー』かッ!」 シュンッ! ババッ!


アランを追っていたアニスに向け、マイロが短機銃をショットガンモードにシフトして、高密度の魔力を込めた爆裂弾、「グレイバンカー」を数発発射した。「グレイバンカー」は地面をえぐり、クレーターを作る程の威力ある魔弾で、流石のアニスも、移動速度を下げて避けるしか無かった。


「よしッ! 動きが落ちたッ!《バースト.バレットーッ!》」 キンッ!


シュワンッ! ドババババババーーッ! 


アニスの移動速度が、マイロの攻撃により落ちた瞬間、その機をのがさずアランは自身の炎系最大魔法の一つ、爆裂弾魔法で魔法弾を多数出し続けた。


「ん! アランッ! 勝負に出たかな」 ニコ クルッ シュンッ!


「なッ⁉︎ 魔法攻撃に突っ込んでくるッ⁉︎」 ドババババッ!


「アランッ! 加勢しますッ!《ファイル.スレッジッ!》」 キュンッ!


シュババババーーッ! シュバッ! シュンシュバッ!


アニスは急に向きを変え、アランの放った魔法に向かって突っ込んでいった。そのアニスに向け、ジェシカも魔法攻撃を重ねて攻撃してきた。2つの異種な魔法が混ざり合い、全く別の強大な威力を持った攻撃魔法がアニスに迫っていった。


「よしッ! アランッ! ジェシカッ! 仕上げは俺だッ!」 ジャキンッ! ガシャッ!


マイロは、収納魔法からフォトンランチャーを取り出し、2人の攻撃魔法に突っ込んでいくアニスに照準を合わせた。


『トリガーオープン、ターゲットロックッ!』 ピッ


「いけえええーッ!」 カチッ! ドバアアアアアアンンンーッ!


マイロのフォトンランチャーから、これも膨大な魔力の炸裂弾がロケットのように発射された。


シュバアアアアーーッ! ドドドドッ! ギュウウウンンーーッ!


英雄3人の同時最大攻撃がアニス1人に集中していった。


シュンッ! シュン!


「ん! 3人とも、本当に強くなったよ…《アルテミスリングッ!》」 キュインッ! パアアアンンッ!


アニスを中心に、純白の魔法陣が形成され、アニスのみ使用ができる絶対魔法防御が発動した。


ドガガガアアンンーーッ! ブワアアアアー-ッ! ザザアアーー モクモク…


シュン ザザッ! スタッ!


「どうだッ! おいッ EG-2ッ! 判定はどうした⁉」 ババッ!


「アラン…まだよ…多分…」 スチャッ! ビシュウウウー ブオン!


「ああ、ジェシカの言う通りだぜ、アランッ! アニスちゃん、例のオリジナル防御魔法使ってたからな…」 チャカッ!


「おいおい、いくらアニスちゃんのオリジナルだって言ったって、今の俺たちの最大攻撃を3つ同時に食らったんだぜ、いくらあの防御魔法でも…」


アランがそう言った時、集中攻撃で、煙が立ち上っていた場所から一人の少女が出てきた。


モクモク ササーッ テクテク


「ん、マイロとジェシカの言うとおりだよアラン!」 ニコ


テクテク バサバサ…スタッ! 


青みがかった白銀髪のセミロングヘア―を風になびかせ、片手に模擬専用の短剣を持ったアニスが笑顔で現れた。


「「「 アニスちゃんッ‼ 」」」 ババッ!


マイロとジェシカは「やっぱり」と、アランは「まさか」と言う表情で、現れたアニスを見て叫んだ。


「いやあ、全くの無傷だよ。はは…」 うわ~(マジかよ…)


「はああ…一体どんだけ凄いのよ、あの防御魔法は…」フリフリ(もういやッ!)


「まいったね、僕のランチャーが効かないんだ…どの魔道具武器も通じないんじゃないか?」 やれやれ(ああ、降参降参…)


「ん、アランまだやる?」 ニコ


「いいえ、判定ドローンEG-2ッ! 俺たち3人は降参だ!処理してくれ」


ピッ ピコン

『【アラン・フォン・ウィルソン】【マイロ・フォン・カルヴァン】【ジェシカ・フォン・ルーカス】、以上3名ハ、投降、判定『降伏捕虜』ライフヲ全テ失イマシタ。本日ノ交流戦ハ終了デス』 ピッ


「アラン、いいのか?」 スッ! チャキンン!


「はい、何度やっても、おそらくアニスちゃん、貴女には敵わないでしょう」

 はは…(もう、どうやったらいいか分かんねえよッ!)


「ん、そうか…もうおしまいか…次は魔法攻撃をしたかったのに…」 ふむ…


「「「 ええッ! 」」」 ビクッ!


3人は愕然として、アニスを見た。


「イヤイヤイヤ、アニスちゃんの魔法攻撃なんかくらったら、みんなただじゃ済まなくなるでしょッ!」 ブンブン!


「ムリムリッ! お願いアニスちゃんッ!」 ググッ


「全く… アニスちゃんは強すぎるんですよ!」 はああ…


「ん、だが3人とも、気が付かない? さっきより強くなってる事を…」 ニコ


「「「 えッ⁉ 」」」 ザッ サワサワ パンパン…


「そうだよッ! あれだけ動いても息切れしてないッ!」 ババッ!


「ああ、魔力もたくさん使ったと思ったが、まだ余裕があるぜ!」 ササッ!


「本当…まだまだいけそうなくらい…まさか、アニスちゃんッ!」 バッ!


「良いレベルアップになったんじゃないかな…」 ニコ


「え⁉︎ レベルアップ? アニスちゃん…英雄達3人との交流戦中にそんな事してたの?」 ザッ


アルテがアニス達の会話を聞き、その場から立ち上がり、アニスに尋ねた。


「ん、そうだよアルテ」 コクン


「なんで…なんでアニスちゃんがジェシカ達、英雄達を鍛えるの? ジェシカ達とアニスちゃん、いったい貴方達は…」 


「ん〜、何から話そうか…」 ポリポリ


アニスはアルテの質問になんて答えれば良いか悩んでいた。


「うう…いててて…」 ガバッ! 


「ザッツ…気がついたみたいね…」スッ


先程、アランの膝蹴りで気絶していた「銀翼クラス」のザッツが目を覚まし立ち上がってきた。


「ああ、アルテ…そうか…俺は倒されたんだ…」 ググッ


「大丈夫?」


「大丈夫だ、それで交流戦はどうなった?」


「『銀翼クラス』は私とアニスちゃんだけが生き残ってるわ」


「アルテとあの転入生か…どうだ? あいつは強いのか?」


「う…うん、強かったわ…ここにいる誰よりも…」


「そうかッ! じゃあアランよりも強いんだなッ! アランは転入生にやられたんだろッ⁉︎」


ザッツがアルテにそう問いただした時、「金扇クラス」のアランがザッツに話しかけてきた。


「ザッツ、アニスちゃんは俺たちをやりはしない、俺たちが彼女に降参したのさ」


ザッ ザッ スタッ!


「アランッ! どういう意味だッ!」 ババッ!


「俺たち、俺やマイロ、ジェシカ、そして、今ここにはいないが4回生のマシューの4人はみんな、アニスちゃんに鍛えてもらって英雄になれた、言わばアニスちゃんは俺たちの恩人なんだ」 ザッ!


「「 えッ⁉︎ 」」 


ザッザッザッ トコトコ スタッ!


アランがそう言うと、マイロとジェシカの2人も、アランのそばにやってきた。 ザッツとアルテは信じられないと言ったような表情を浮かべていた。 アラン、マイロ、ジェシカの3人がそこに並ぶと、改めてそこには偉大な力を持ったブレードライナーが存在していると言うのがひしひしと伝わってきた。


「うう…凄い…これが英雄…正規のブレードライナーなんだ…」 ぷるぷる


「ク…アラン達ばっかり…なんで俺じゃないんだッ!…どうして…」 ググッ


アルテは、彼等の力の偉大さに感動し、ザッツは相変わらず、自分が何故なれないんだとばかりに唸っていた。


「ん、そうだったね」 コクン


「ア、アニスちゃん…なんで…」 


「ん? なんでアラン達とって事? それとも、なぜ英雄になれたって事?」


「うん…その両方…かな…」


「アラン達とは北の森の中で出会ったんだ」 


「ああ…あの時か、懐かしいな…」 グッ


「ええ、私も、最初は衝撃的な出会いでしたわ」


「ん?そうか、普通の出会いみたいじゃなかったっけ?」


「「「 普通じゃないッ! 」」」 ババッ!


「うわッ! なんだなんだッ!」 ビクッ!


アニスは3人の勢いに驚いた。


「何があったのジェシカ?」


「ああ…あの時、私たちの班が道に迷って、その時、防衛ドローンに襲われたのよ!」


「「 防衛ドローンッ⁉︎ 」」


「よく無事だったわね!」 ババッ!


「まあ…ね…その…アニスちゃんが…ね…」 はああ…


「まさか…」


「ええ、そのまさかなの…」


「ん、アレはあのドローンがいけない、こっちの言う事を聞かず、いきなり攻撃してきたから、反撃したら壊れただけだッ!私は悪くないッ!」 ググッ!


「もしかしてアニスちゃん、防衛ドローンを…」 ワナワナ…


「ええ、ものの見事に破壊してしまいましたわ。それも一瞬で…」


「はは、まあその後は、色々あったのさ、特訓と称した拷問…じゃないッ!訓練ッ!、その後いきなりの実戦、凄い経験だった…」


「そうだな…アレは…あの時は必死だった…」(半分死んでたな…はは…)


「それで、ジェシカ達は英雄になれたの?」


「ええ、その全てが、アニスちゃんのおかげなの」 ニコ


「そうだな、鍛えてもらい、良き上官の元に紹介され、活躍できた」 グッ


「ああ、今の俺たちがあるのは全て、アニスちゃんと出会ったおかげなんだ!」 ニッ!


「「 アニスちゃんにッ!(コイツにッ!) 」」 ババッ!


「 ん? 」


ザッツとアルテが同時にアニスを見た。と、その時事態が急変した。


シュワアアアアアーーッ!


「「「「「 ん?(え?) 」」」」」 ササッ!


ピッ ピコン ガシュンッ! ブオンッ!


『警告 アニス、右舷方向ヨリ、『アストラーム』ロケット弾デス!』 ピッ


「「「「「 何いいーッ⁉︎ 」」」」」 ザワッ! ババッ!


「ん? 何だそれ?」 


シュアーッ! バッ‼︎ ピカッ!


ドガアアアアアアンンンーーッ! バババアアーーッ! ビュワアアアアー!


アニス達がいたあたりは大爆発と爆風が吹き荒れていた。


ピッ ピコン


『着弾、損害不明』 ピッ


ドゴオオオオオオー--ッ!


激しい爆炎の中、判定ドローンのEG-6の声のみ聞こえていた。




いつも読んでいただきありがとうございます。

次回もでき次第投稿します。

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