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第156話 アニスと学園の少女達

ー帝都学園 教師棟ー



カチャ ギイ パタン


教師棟の教職員室、その奥にある個室から2人の女性教師が出てきた。


「ふう〜…」 スタスタ


「では、キャサリン先生、先ほど決めたとうりにお願いしますね」 ニコ


「は、はい! こちらこそお願いします」 ペコ


キャサリンはレイラと別れ、自分の席に戻っていった。


カツカツ スッ ギッ 


「ふう〜…とにかく、ビクトリアスさんには細心の注意をしないといけないわね。そう、『彼女を怒らせない!』 つまりは、あまり周りの生徒とは関わらせない方がいいという事。 何かあったらレイラ先生に相談っと…」 カキカキ


キャサリンが自分の席で、先ほどレイラと決めた事を、再確認していた時、彼女の教え子達が教職員室に入ってきた。


「「 失礼します 」」 ペコ トテトテ


入ってきたのは、「銀翼クラス」交流戦参加者の女生徒、アルテとアレッタの2人だった。


「「 先生 」」 タタ


「あら、あなた達どうしたの?」 ギッ


「はい、今度の交流戦のことで少々変更がありましたので、その報告と申請に来ました」 ペコ


「あら、こんなギリギリに変更?」


「はい、メンバーを入れ替えましたので、その変更と申請をしてください」


「ええ、いいわよ。まだ間に合いますから、で、誰と誰を入れ替えるのかしら?」


「はい、エマを取り消し、新たにアニスちゃんを登録、申請をして下さい」 ニコ


「はいはい、えっと、エマさんをとり消してっと、それに代わりに、アニスちゃんを……はあああッ⁉︎」 バンッ! スクッ!


「「 キャッ! せ、先生ッ⁉︎ 」」 ビクウッ‼︎


キャサリンは、2人の女生徒に言われるままに書類を書いていたが、その途中で、2人から今、最も気を遣わなければならない人物の名を聞いて、机を叩き立ち上がった。


「も…もう一度聞きますね、誰を参加させると言いました?」 プルプル


「せ、先生?」


「【アルテラ・フォン・ケイオス】さん、もう一度お願い、誰を参加させると言いました?」 ギロ


「は…はい、【アニス・フォン・ビクトリアス】さんですッ!」 ビシッ


「ぎゃあああーーッ! 終わったあああーーッ!」 ガクガク ブルブル


「キャサリン先生ッ!」 バッ!


「うう…よ、よりによってなんで彼女なのよおおーッ!」 うわ〜ん!


「でも先生ッ! アニスちゃんも『いいですよ』って言ってましたよ」 スッ


「うう、『かの少女の行動を妨げてはならない。怒らしてはならない。敵意を持って敵対してはならない… ならない!…ならない!…』」 ガクガク ブンブン


キャサリンの頭の中には、レイラから読ませてもらった手紙の内容が反復され響いていた。


「ああ…私の教師生活も終わった…もう、後戻り出来ないのね…」 グズ…


「だ、大丈夫ですよ先生ッ! アニスちゃんならきっと、『金扇クラス』の生徒に勝てます!」 グッ


「そうよね〜…彼女ならきっと、『金扇クラス』の生徒を消し飛ばす事ができるでしょうね…はは…」 ウル…


キャサリンは、「金扇クラス」の生徒達がアニスの怒りに触れ、交流戦会場から絶望の悲鳴と共に消し去っていく場面を想像していた。


「はは…何人…生き残るのかしらあ〜…」 ボ〜…


「「 先生ッ! 先生ッ! 」」 ガクガク ユサユサ!


2人は、ボーゼンとして、何かを呟いてるキャサリンに声をかけていた。


「はッ! そうだ、こんな事してる場合じゃないわッ!」 バッ!


「よかった、先生、気が付いたんですね?」 はあ〜


「と、とにかくレイラ先生に相談をッ!って、えッ! キャッ!」 クルッ! ドンッ!


トサッ! ダンッ!


「「 先生! 」」 ババッ!


キャサリンは急に振り向き、レイラ先生に相談をしに行こうとして、近くにいた男性教師にぶつかってしまい、その場に尻餅をついてしまった。


「あいたたた…」 スリスリ


「キャサリン先生、大丈夫ですか?」 サッ!


その男性教師は、キャサリンに手を差し伸べ、心配してくれていた。


「ブ、 ブラット先生ッ!」 カアアッ!


「よッ!」 グイッ!


「キャッ!」 スッ! スタッ!


キャサリンは男性教師のブラットに立ち上がらせてもらった。


「うん、大丈夫みたいですね」 ニカ


「あ、ありがとうございます」 ポッ


【ブラット・フォン・アンブローズ】侯爵家嫡子、4回生「白銀聖竜クラス」の担任で、金髪ミディアムヘア、中肉長身の爽やかイケメン教師である。


「いえいえ、それよりどうしたんですか、キャサリン先生、そんなに慌てて?」


「え…あ、いや…そのう…」 モジモジ


「僕でよかったら相談にのりますよ!」 ニコ


「は…はいッ!」 カアアッ!


「あッ 先生赤くなってる!」


「そっかあ、うん、なるほどお!」 ウンウン


「あ…あなた達ッ!」 バッ!


「「 きゃああ♡ じゃあ先生! お願いしま〜すッ! 」」 タタタッ!


アルテ達2人は教員室を出ていった。


「ああッ! もうッ!」


「ははは、 キャサリン先生も大変ですね、ま、用があれば言ってください。力になりますよ。では…」 ツカ ツカ ツカ


「ブラット先生…」 ポッ


イケメン教師のブラットは、キャサリンにそう言って、教員室を出ていった。


「はッ! 見惚れてる場合じゃないわッ! レイラ先生ーッ!」 タタタッ!


キャサリンは、4回生教師席のある区画に向かってかけていった。



ー帝国学園 学園内通路ー


テクテク トコトコ


アニス達は6人は、繁華街からこの学園に戻り教師棟への通路を歩いていた。


「随分と大きい学園なんですね」 テクテク


「そうですね、学園の生徒数に比べれば確かに大きいです。まあ、敷地内には広大な演習場や実験施設、開発工場などもありますからそのせいでしょう」 トコトコ


「ん? 実験施設と開発工場? 学園にそんな物があるんですか?」 テクテク


「ええ、というより、学園敷地内に突然出来たんです」 トコトコ


「突然? 何か目的でも?」 テクテク


「う〜ん、ごめんなさい、私にはわからないの…」 トコトコ


「ん、いいよ、そんな事、気にしないで…」 テクテク


アニス達が3回生、教室棟に入り、更にその奥にある教師棟への通路に差し掛かった時、通路横の階段上から声がかかった。


「あらあ〜、そこにいるのは交流戦から逃げ出した、エマじゃない、こんな所でなにしてるのかしら〜 ふふふ」 ファサッ!


「なッ! 逃げ出してなんかないわよッ! ベルギットッ!」 キッ


階段上からアニス達を見下ろすように話しかけてきたのは、「金扇クラス」の女生徒、【ベルギット・フォン・マイヤー】、侯爵家息女であった。 金髪ロール巻きヘア、同世代の女子にしては発育の良い胸と腰回り、均等の取れたボディーで、同じ「金扇クラス」の女生徒達3人を率いてそこに立っていた。


「あらそうなの? 私はてっきり、自分の実力の無さがわかって身を引いたのかと思ってましたわ!」 おほほほほッ!


『『『 あはははは! 』』』 ガヤガヤ


ベルギットに合わせ、後ろに控えていた女生徒達も笑い始めた。


「くううッ! 相変わらず嫌味なことを…」 ワナワナ


「エマ、アレはなんですか?」 スッ!


アニスはベルギット達の方を指さしてエマに尋ねた。


「なッ! そこのあなたッ! 私達を指さしなんて、なんと失礼なッ!」 バッ!


「「「 そうよッ そうよッ‼︎ 失礼ですわッ! 謝りなさいよッ! 」」」


ベルギットをはじめ、女生徒達はアニスに向かって騒いでいた。


「クッ あははははッ!」 ケラケラ


「な、何がおかしいんですの!」 グッ


「いやだって、なんか輪唱を歌ってるみたいだから!」 アハハ


「クウウッ! バカにしてええッ!」 ググッ


「わああ! アニスちゃん凄い!」 


「ほんと、あの『金扇クラス』のベルギットをあそこ迄、煽るなんて…」


「流石アニスちゃんね!」 ふふん!


「気に入らないわね!…」 プルプル


「ベルギット様ッ!」 ビクビク


「わああ、怒ってる怒ってる ふふ」 ニコニコ


「ん、エマはあの娘と友達じゃあないの?」


「「 友達じゃあないわよッ‼︎ 」」 ババッ!


アニスの言葉に、エマとベルギットの2人は同時に答えた。


「こんな、傲慢な女と友達なんかじゃないわ!」 キッ


「私だって、偶々家の領地が隣同士だっただけ! 友達でも何でもないわ!」キッ


「ふん、ちょっと魔力が多いからって偉そうにッ!」 


「ええ、そうよッ! 偉いの! あなた方より、よりずっとね! だから私たちは『金扇クラス』なの。 聞いてるでしょ、私達の英雄、『アラン、マイロ、ジェシカ』さん達3人のことを…」 ふふ


「またそれ? もう聞き飽きたわ!」 フン


「ん、またあの3人のことか…」


「まあ、聞きなさい。 私たちのクラスから3人も英雄が誕生したのよ」 ふん


「はいはい、そうでしたね! はあ〜…」 やれやれ


「つまり、私たちもその可能性が十分にあるということだわ!」 ふふん


「まあ。英雄の3人は確かに実力があったのは認めるわ、軍が記録、発表したんだから」


「でしょう、だから私たちも…」


「あるわけないでしょ!」 ふりふり


「なッ⁉︎ 何ですってえーッ!」 グッ キッ!


「だって、あなたには実績がないもの! 当然じゃないッ!」 ハンッ!


「グググッ! よ…よくも、言ったわねええ…」 カカアアッ! グッ


散々、自分と自分とクラスのことを自慢していたベルギットだが、エマの一言で顔を真っ赤にして怒り始めた。


「ん? ねえエマ、もうやめた方がいいと思う!」 スッ


アニスは、階段上にいるベルギットに魔力が膨れ上がるのを感じ、エマに向かって、忠告した。


「大丈夫よ、アニスちゃん。ベルギットは言うほど大して、何も出来ないから。あはははッ!」 ケラケラ


アニスの忠告を聞いたエマは、ベルギットを誹謗しながら大笑いをした時、ベルギットの我慢の限界を超えた。


「そう…ならばエマッ! コレでも受けなさい!」 スッ! シュインッ!


「ベルギット様ッ!」 ザワッ!


「ん⁉︎  不味いッ‼︎ 」 ババッ!


「えッ!」 ピク!


「ふんッ! 《ヴァーミリオン.レイッ》!」 キュンッ! ババババアアーッ‼︎


シュンッ! シュンッ! シュンッ! シュババババアアーッ‼︎


それは一瞬の速さだった、ベルギットが怒り、階段上からエマに向け右手を差し出した瞬間、彼女の右手の手の平の前に、赤い魔法陣が現れ、呪文と同時に真紅の光の矢が、10数本エマに向かって放たれた。その矢は素早く、確実にエマに命中し、彼女に致命的な傷を負わせるには十分な威力と数だった。


シュシュシュシュアアアーーッ! 


「きゃあああーーーッ!」 グッ!


エマは矢が当たる瞬間、目を瞑りその場にしゃがんでしまった。誰が見てもそれはエマに全て命中すると思われたその瞬間、その場にいた全員が奇跡を見る。


「《アルテミスリングッ》!」 キュインッ! パアアアンンンーーッ‼︎


ババババッババーーッ! ババアアアンンーーッ‼︎ ブワアアーーッ!


「なッ⁉︎ え⁉︎ う…うそ⁉︎ 効いてないッ!…って言うか何ッ! あの白い大きな魔法陣はあーーッ!」 ババッ!


ベルギットが驚くのも無理はなかった。自分の絶対の自信を持っている個人魔法を放ったのに、その相手が全くの無傷、それどころか見たことも無い純白の魔法陣がそこに展開され、その奥に、2人の無傷で無事な少女の姿を見たからだった。


「うう……ッ」 プルプル カタカタ


「ん、エマ、大丈夫ですか?」 ニコッ  ヒイイン ヒイイン!


「え⁉︎ ア…アニスちゃんッ!」 ドキッ カアア…ポッポッ!


エマは自分が今、アニスに抱えられベルギットの魔法から助け出された事を認識した。その時のアニスの笑顔があまりにも綺麗で、自分でもわからない感情が起き、顔を赤らめてしまった。


「はい、アニスです、 無事でよかった」 ヒイイン ヒイイン!


「え、こ…これはいったい…」 キョロキョロ


「ん、私の防御魔法です。今、解除しますね」 スッ


ヒイインーッ シュンッ! パッ


アニスが防御魔法を解除すると、一緒に行動を共にしていた「銀翼クラス』の他の女生徒達から、歓声が起きた。


「きゃあーッ! アニスちゃんすごいーッ!」 ワイワイ


「ううん! カッコいい! すごく素敵ッ!」 ザワザワ


「そうよッ! エマを守ったあの瞬間ッ! 一瞬で魔法を使っての救出ッ!」 ググッ


「そうそう、それッ! 私一生この光景は忘れないわッ!」 キャッ キャッ!


「それもあの状況、抱き合って助けるなんて恋人同士みたい♡」 キュン!


「こ…恋人同士だなんて…」 ドキドキ カカカカアアーッ! ポンッ!


エマはアニスに抱かれた腕の中で、さらに顔を真っ赤にして俯いてしまった。


「あッ ごめんねエマ、なんかみんなに誤解されそうだから…立てる?」 スッ!


「え…うん、立てる…あ…ありがとうね、アニスちゃん(もっと、こうしていたかったなあ…)」 スタッ


エマは、アニスに礼を言ながら、名残惜しそうに離れた。そんな様子を見て、階段上の「金扇クラス」の女生徒達も1人を除いて興奮していた。


「あの娘凄いじゃ無い、それに可愛いし素敵だわ」 ポッ


「ええ、同感です。私にもあんな方が居たらいいのに…羨ましいです」 カアア…


「同性でもアレはありですね! 素敵です!」 ハア♡ ハア♡


だが、ベルギット本人は別の意味で興奮していた。


「なんなの⁉︎ アレは何⁉︎ あなた一体何者なのよッ!」 ババッ!


「私ですか?、今日この学園、3回生の『銀翼クラス』に転入して来た【アニス・フォン・ビクトリアス】です。どうぞ、お見知りおきを…」 サッ ペコ


アニスは訪ねてきたベルギットに対し、貴族の令嬢の挨拶、カーテシをしっかり決め挨拶をした。


「転入生ですって…どうりで見た事なかった顔ですわ」 グッ


「それよりもベルギット様ッ!」 グッ


「何よ、アマンダッ⁉︎」 バッ


「早くここから移動した方が良さそうです」 スッ


「え⁉︎ あ、不味いッ!」 チラッ


ベルギットが「不味い」と言ったのは、校舎内での魔法仕様は、教師の許可なしでは懲罰物だった。しかも、階段途中にある小窓から、こちらに向かって駆け寄ってきている男性教師の姿を見たからだった。


「【ビクトリアス】って言ったわね!」 キッ!


「はい」


「今度、会った時は容赦しませんから!」 サッ! タタタ…


彼女、ベルギットはそう言って階段を上に駆け上がっていった。その後を、彼女と同じ「金扇クラス」の女生徒も駆け上がっていった。ただ、ベルギットとは違い、駆け上がる時、アニスに向かって笑顔で手を振って上がっていった。


ニコ  フリフリ タタタ…


「ふむ、彼女以外は友好的なんだね」 ニコ フリフリ


ベルギット達の姿が見えなくなったと同時に、そこへ1人の背の高い男性教師が入って来た。


ダダダッ! ダンッ!


「はあ はあ 君たち、今ここで魔法が使用されなかったかね」 ハア ハア


そこに現れたのは、先程キャサリン先生とぶつかった男性教師の【ブラット・フォン・アンブローズ】であった。


「ん、ああ、さっき…もがもが…んん⁉︎」 グッ


「いえ、そんなことはありませんでしたわ先生ッ!」 ペコ


エマはアニスの口を両手で塞ぎながら、ブラットに魔法使用を否定した。


「おかしいなあ、僕の魔力感知がすごく感じたんだが、気のせいだったかなあ?」 キョロキョロ


「気のせいですよ先生、ねッ! みんなッ!」 フリッ! パチッ!


エマはそう言いながら仲間の女生徒たちに振り向きウインクで同意を促した。


「「「 はいッ! 先生、何も起きてはいないですよ 」」」 ササッ!


「うん…やっぱり気のせいかな、魔力残滓も感じられないし、周りも何もなって無い…やはり気のせいか…や、君たち邪魔をしたね」 サッ! ザッ! ザッ! ザッ! 


そう言ってブラットはその場を離れていった。


「ふう〜…アニスちゃんごめんね」 ペコ


「ん、いいけど、さっきの先生に魔法を使ったことがバレたら不味いの?」


「ええ、学園内は教師の許可なく魔法使用は禁止なの」


「そっか、じゃあ、これからは気を付けないといけないね」


「ええ、ぜひそうして。それと…」 モジッ


「ん? それと何?」


ガバッ! ギュウウーッ


エマは急にアニスに抱きついた。


「さっきはありがとう…また今度…一緒に…」 カアア


「ん、エマ、また今度襲われても守ってあげるね」 ニコ


「え…あ…うん、お願いね! アニスちゃん」 バッ コクン


エマは期待した返事ではなかったが、それでも、それはそれで嬉しかった。


「さあ、教師棟はこっちよッ!」 トテトテ


「ん、よろしくね!」 テクテク


アニス達は3回生、教室棟を出て、その先にある教師棟へと進んでいった。

          ・

          ・

          ・

「アレッタ、今の見た?」 コソ


「ええアルテ、一部始終、しっかりと…」 コソ


「アニスちゃん、攻撃魔法だけじゃなく、防御魔法も完璧だったなんて…」 コソ


「ええ、それもあのベルギットの個人魔法を残滓も残さず防ぎきった…」 コソ


「「 アニスちゃんを選んで正解ね! 」」 コソ


「「 うふっ! ふふふッ! 」」 コソコソ スッ


アニス達がさった後、3回生、教室棟の階段の影から2人の少女が現れた。「銀翼クラス」交流戦女子メンバーのアルテとアレッタだった。彼女達はこの階段での出来事に満足して3回生、教室棟を出ていった。





いつも読んでいただきありがとうございます。

次回もでき次第投稿します。

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