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第144話 アニスとフェリシアの保管庫

-ゼルファ神帝国 国境付近ー



ビュウウーーー ドドドドッ! ギュウウウンンッ! 


ビーッ! ビーッ! ビーッ! ドガアアアアンンッ! グラグラ


「うわああッ!」 ゴオオンンッ!


「左舷第2機関室に被弾ッ! 第4主機停止ッ!」 ピッ!ビビッ!


「敵機直上ッ! 8機ッ! 対空防御ーッ!」 ピピピピピッ!


「迎撃ッ!PDS起動ッ! 転舵一杯ッ! 躱せええッ!」ババッ!


シュゴオオオーッ ゴゴゴ 


ヴオオオオオッ! シュンシュシュンッ! バッ! ババッ! ドガアアッ!


「2機撃墜ッ!更に敵機接近ッ!」 ビコビコッ! ピーーッ!


8機編隊で直上より高速で突っ込んで来たのは、ゼルファ神帝国 大陸艦隊所属の正規空母「バンドラゲイ」から発進した攻撃機、ブレードナイト「ゼルダフェードTak152」の部隊だった。激しい対空攻撃に、いきなり2機が火だるまになって落ちていった。


『構うなッ! コイツが旗艦だあッ! ガムラ中隊ッ!攻撃開始いーッ』 ピッ


『『『『『 了解ーッ! 』』』』』 ギュウウウンンーーッ


『 いけえええーーッ! 』 ピピピピピ! カチッ!


ギュウウウンンーーッ バシュバシュバシュバシュッ! ビュウウウーーッ!


PDSの攻撃を交わしたブレードナイトが一斉に、携帯ランチャーを発射した。そのうちの数発が、標的の戦闘空母に命中した。


ガンガンガンドンッ! ボウウンンッ! ドガアアアーーンン!


「うわああーッ! 後部SPY被弾ッ!」 ドオンッ! グラグラ 


「右舷に敵艦ッ! 砲塔指向ッ! 本艦に向けてますッ!」 ビーッ! ビコビコッ!


「敵ブレードナイト、左舷方向に離脱しますッ!」 ピッ!ビコッ!ポンッ!


「前方よりロケット弾ッ! 総数32ッ!」 ピコピコッ!ビーーッ!


「クッ!(近いッ!)機関最大ッ! 右舷スラスター最大噴射ーッ!」 ババッ!


「機関最大ッ! 2番4番6番8番最大噴射ッ! アイサーッ!」 ピピッ! ポンッ!


「フォトンフィールド最大ッ!」 バシッ!


ヒュイイインンッ! バアアーッ! ズズズッ バウウウーッ! ゴゴゴ


アニスが神帝国の帝都に侵入したころ、山岳地帯から始まった戦闘はゼルファ、アトランティア両国の国境付近まで移動しながら続いていた。今、その中で奮戦していたのは、アトランティア帝国、大陸艦隊所属のデルタ艦隊旗艦、戦闘空母「フェリテス」であった。「フェリテス」は既に2隻の敵艦をその戦闘力で撃沈していたが、自身もかなりの損傷を受けるも、いまだ衰えず戦闘を続行していた。


両軍入り乱れての大乱戦、両軍の援軍が援軍を呼び、国境周辺は大艦隊戦へと変貌していた。艦船の数も多種に渡り投入され、重巡、軽巡、護衛空母に装甲艦、更に警備艇まで参戦して来た。そのため、飛び回る両軍のブレードナイトの数も、ものすごい数になっていた。一瞬の隙を突き、ゼルファ神帝国の高速駆逐艦が肉薄して来て、その砲口を「フェリテス」に向けて来た。「フェリテス」艦長のアリエラは、最善の指示を出した。だが…


バウッ!バウッ!バウッ!


「敵艦発砲ッ! 着弾まで3秒ッ!」 ビーッ! ビビッ!


ガンガンッ!ドゴオオオンッ! バアアアッ! グラグラ! ズシイイインンッ!


ビーッ! ビーッ!  ドオオオンッ!


「被弾報告ッ!」


「第1格納庫大破ーッ! 火災発生ッ!」 ピッ!ビーッ! グラグラ!


「ううッ… 怯むなああッ! 主砲ッ!斉射ーッ!」 バッ!


ウインッ! ドウッドウッドウンンーッ! シュワーッ


ゴンッ! ガンガンッ! ドガアアアアンンーッ! バババアアーッ


「敵駆逐艦に命中ッ! 轟沈ッ!」 ピッ ビビッ!


「増援はまだかあッ⁉︎」 バッ!


「はッ! 第18戦隊まもなく到着、第6駆逐隊到着まであと18分ッ!」 ピッ!


ゴオオンンッ! ビリビリビリッ! ドガーーン!


「第2格納庫ッ! 第5戦列部隊発艦準備完了! 緊急発艦します!」 ピピッ!


『フェリテスコントロール、ゴルジ隊 アウシュレッザD型R2/ ショーン中佐以下3名ッ!緊急発艦するッ!』 ピッ!


『フェリテスコントロール了解ッ!電磁カタパルト良しッ!発艦開始ッ!』ピッ!


ビーッ! ガシュンッ! シャアアアアーッ! ドオオオーッ!


戦闘空母『フェリテス』より第5戦列のブレードナイト隊が発艦していった。


「前方に新たな敵艦隊ッ!」 ピッ! ビコ ピピッ!


「規模はッ⁉︎」 グッ


「はッ! 戦闘空母1 巡航艦2 駆逐艦4 打撃艦隊ですッ!」 ピコッ!


ピッ ブウウンン! パッ!


ブリッジ内の大型モニターに接近中の艦隊が映った。


「うん?、あの大型艦、ザイル提督か、向こうは本気だねえ…」 ジッ


「艦長…」


「同じ戦闘空母だ、引くわけにはいかないッ!」 バッ


「はッ! 了解しましたッ!」 サッ!


「状況はッ⁉︎」


「はッ 機関室の火災は沈火、第4主機は使用不能! されど戦闘に問題なしッ!」


「主砲、撃てますッ! 弾薬も問題なしッ!」


「僚艦はどうだ?」


「はッ! 軽巡「キレネ」は大破沈黙ッ! 駆逐艦「フェーベ」は撃沈! 護衛は駆逐艦「ヒューリー」だけです」


「駆逐艦が一隻だけか…」 クク…


ピコン! ピピピッ!  ポン!


『俺がエスコートしてやるよッ!』 ピッ パッ!


「えッ⁉︎」 バッ


ピコンッ!


「後方200に熱源ッ! 進路0.007 マーク02 グリーン11 速度27ノット 友軍艦艇 駆逐艦「ライデン」ですッ!」 ピッ ビココッ!


ブウウンン パッ!


『ようッ!『アリエラ』ッ! 無事だったか?』 サッ!


モニターに映ったその人物は、駆逐艦「ライデン」の艦長 グレイ少佐だった。


「グレイッ! もう来たのッ⁉︎」


『ああ、生まれ変わった『ライデン』は凄いんだ。速いし強くなった。それに…』 ピッ


「それにどうしたのよ」


『ああ、俺達には女神がいる。大丈夫さ』 ピッ


ゴゴゴッ シュゴオオオオオーーッ


「友軍艦艇、『ライデン』 本艦を追い抜き前に出ます」 ピッ ピコ!


駆逐艦「ライデン」は戦闘空母「フェリテス」の横を追い抜き、「フェリテス」の前方、300mの位置についた。


「女神って何よ!」


『アニスって言う嬢ちゃんだ! 今、ブレードナイトで皇太子救出に出てる』 ピッ!


「えッ⁉︎(またアニス?、誰よいったい…)」


『来るぞッ! 先陣は任せろッ! このまま突っ込むッ!』 ピッ!


「分かったわ! お願いッ!」


バウウウウウーーッ  シュワアアアアアーー!


「『ライデン』最大戦速で敵艦隊に突入ッ!」 ピコ ビビコッ! ポンッ!


「よしッ!『ライデン』を援護ッ! 主砲照準ッ! 目標ッ! 敵、弩級戦闘空母ッ!」 ババッ!


「アイサーッ 主砲発射準備 目標、敵弩級戦闘空母ッ!」 ピッタンタン ピコッ!


ウィイイイインンッ! カシュンッ! ピタッ


「フェリテス」の砲塔群が一斉に一つの目標に指向した……



ー艦隊戦闘空域上空ー


ビュウウウーーッ! バババババッ!  ガンガンッ! バンッ! ドガアアンン!


キュウウウーッ シュワアアアアアーー! バアアアーーッ ギンッ! ドオオンン!


地上120mほどの所で、両軍の艦隊が砲撃戦を繰り返している更に上空、数百機にも及ぶブレードナイトが空中戦を行っていた。 激しいドッグファイトの末、火を吹いて落ちていく機体や、フォトンソードで切られ落ちていく機体、高速で撃ち合う機体など、大乱戦状態であった。


ギュウウウンンーーッ! ピピピピピッ! ビコッ!


「グウウウウッ! 今だああッ!」 カチッ! ヴオオオオオーッ!


バババッ! ガンガンッ! ボンッ! バアアアッドガアアンンッ!


「や…やった、やったぞおおッ!」 グッ!


『おめでとう、アラン、初撃墜だね』 ピッ!


「マイロッ!俺、俺やったぞッ!」


『ああ、見てた。これで名実ともにブレードライナーだぜ』 ピッ!


「ああ、マイロはどうだ?」


『ああ、俺も一機、アランと一緒だよ』 ピッ!


「やったな!」


『ああ、お互いにな!』 ピッ


『お〜いッ! 2人ともまだ戦闘中だよ! 気を抜かないッ!』 ピッ!


「『 了解ッ! 』」 ピッ!


『二人とも凄いじゃないか、初陣で初撃墜だなんて、君たちはよほど優秀なんだね』 ピッ!


「あははって、『君たち』ですか?」


『ああ、ほらッあそこ、君たちの下方20mの処を見なッ!』 ピッ!


「僕らの下?」


『アランッ! あれだッ! 下方やや後ろ、下に20mくらいの所ッ!』 ピッ!


ピッピッ パッ!


アランはハリス隊長とマイロに指示され、言われた方向にモニターを合わせた。


「えッ⁉︎ ええーーッ‼︎」 バッ


アランはその光景を見て驚いた。そこにはジェシカの操るブレードナイト「ウルグ・スパイアーD型」が一度に2機の敵ブレードナイト「ヴァルヴィルFw159」を、フォトンソードで切り倒し撃墜していた所だった。


「このおおおッ! 落ちなさいッ!」 カチカチッ ピッ! グイッ!


ブオンッ! ブシュウウーーッ ザンッ! ドオオンンッ!


『敵、ブレードナイト2機撃破、確認シマシタ』 ピッ!


「ありがとう、私の『ウルちゃん』」 グッ


『ドウイタシマシテ』 ピッ!


グインッ! バウウウーッ!


ジェシカのブレードナイトは、次の目標目掛けて飛んでいった。



『いやあ、彼女、凄いねえ、ライフルはイマイチだけど、ソードを使わせたらベテランライナー並みだよ!』 ピッ!


『お、おいアラン、ジェシカのやつ、もう3機落としてるぞ』 ピッ!


「うう、負けるもんかあ!」


『アラン、落ち着くんだ。彼女は彼女、君は君だ。いいね、無理をしない事、それがいいライナーになる条件の一つさ』 ピッ!


「はい…」


ピピッ! ビコッ! ピポンッ!


『空域のアトランティア帝国ブレードナイト全機に告ぐ、新たな敵艦隊出現、空母を含む模様、直ちに迎撃体制に入れ』 ピッピコン!


『だってさ、二人とも、まだやれるかい?』 ピッ!


「『 はいッ! 』」 ピッ!


『よし、ライデン第一小隊行くぞおッ!』 ピッ バウウウーッ


「『 アイサーッ 』」 ピピッ! グイイッ!


ババッ! バウウウウウーーッ! ギュウウウンンーーッ


3機の「アウシュレッザ」はスラスターを全開にして、新たな戦場に向かって飛んでいった。



ー神帝都 中央制御タワー跡地ー


ビュウウウーーッ  バサバサ


周りの建物が無くなったせいか、風が強く、アニスの銀髪とスカートが激しくはためいた。


テクテク ピタッ


「ん、ここか…」 スッ


中央制御タワーのあった場所の隅、アニスはそこに地下へと降りる階段を見つけた。が、入り口だった場所は瓦礫に埋もれ塞がっていた。


「この下なんだよな、誰も見てないしいいか」 スッ!


アニスは入り口に向かって手をかざし魔法を放った。


「《ガトランッ!》」 キンッ! ドガアアアアアアンンンーッ! パラパラ


一瞬にして塞いでいた瓦礫は吹っ飛び、下に降りる階段が現れた。


「ん、降りられそうだね」 テクテク トントントン


アニスは躊躇する事なく、下に降りて行った。


トントントン…スタッ テクテク…


階段を降りきり、奥へと続く、暗い長い通路をアニスは歩いて行った。


「ん〜 ちょっと暗いなあ」 ピッ! パアアアンンーーッ!


アニスが人差し指に小さなひかりのたまをだしたとおもったら、それを通路奥に飛ばした。 すると、光に球が通った後は、壁、床、天井その全てが程よく光、見通しが良い、明るい通路となった。


「これでいいね、ん、明るい明るい」ふんっふふん♪ テクテク


しばらく進むと一枚の大扉の前に来た。


「この奥、いや…さらにその奥かな…」 スッ! ヴンッ! ギイイーッ


アニスが扉に手を当て、魔力を込めると、扉は徐々に開いて行った。ガコーンンッ!


ピッ ピッ ピッ ピッ ヒュウウーン ヒュウウーン


そう、そこは以前ベルダム大佐がメイン制御コアだったダイアナに呼ばれた部屋だった。


「なんだここ? 変なの飛んでるし…ま、いっか…」 テクテク


アニスは構いなしに奥へと歩いて行った。その部屋にはいまだに数多くのプローブが浮いて動いていた。その内の一つが、アニスの所にやって来た。


ピッ ピッ ヒュウンッ! ピタッ!


『神徒番号が確認できません、直ちに退室してください』 フワフワ


「ん、私はアニス、いいからいいから、お邪魔しますね」 テクテク


『No.! 止まりなさい! 止まらなければ実力行使します』 フワフワ


「実力行使? なんだそれ?」 テクテク


『実力行使、実行します』 フワフワ カシャッ!


プローブの下から、一本の筒が出てきた。その筒からアニスに向け攻撃を仕掛けて来た。


カチッ! ババババッ! シュンシュンッ! ビュンッ!


「ん、《アルテミスリング》」 シュンッ パアアアンンーー! 


アニスはその攻撃に対し、絶対防御の魔法を使用した。


バンバンバンバン シュウ〜…


「無駄だから大人しくして《縮地》」 シュンッ! 


アニスは高速移動で、プローブの後ろに回り、異空間より木刀を出し叩きつけた。


「えいッ!」 ゴンッ! ガチャン! プシュウウウウウ…


プローブは床に叩きつけられ、壊れて動かなくなった。


「ごめんね、先を急ぐから…」 スッ テクテク


アニスは更に奥へと歩いて行った。


「ん〜っと、確かこの辺りだっと思ったんだけどなあ…」 テクテク キョロキョロ


部屋の中を探しながら歩いていくと、その奥に目的のものが見つかった。


「おッ! あったあった、これだああッ!」 タタタ スタッ!


そこにあったそれは、以前ベルダム大佐も見た巨大な構造物、神界への門とされていた『ゲート』であった。が、これこそがフェリシアの保管庫の入り口だった。


「ん、これこれ…」 サスサス トントン


アニスはその構造物に触れ、懐かしさを感じながら、周りをチェックしていた。


「いいね、問題ないみたいだ、じゃあ始めるか」 スッ!


アニスはその構造物の正面に立ち、魔力を込め始め扉を開くための符号を唱え始めた。


「『あまねく大地と大気の精霊よ、この地に集い我に力を貸し与えよ、異界の門を開き我に付き従え!』」 ヴウウン…バリッ! バリバリッ! ピキ!ピキピキッ!


「《プレシャウス・ゲート》」 ピカアッ! パアアアンンーーッ!


ビュワアアアアッ! ガコオオオンンーッ シュワンッ!


ゲートは開かれた。ただの壁のような所が、漆黒の鏡のようになり、鍵を開けた者の入室を許したのであった。


「さ、入るか…」 テクテク ヴオン…


アニスの体は、その漆黒の鏡の中に消えて行った。すると、先ほどまで漆黒の鏡だった部分は、また、ただの壁に戻ってしまった。


テクテク テクテク テクテク


「ん〜 どこまで歩けばいいんだ?」 テクテク


アニスはただ、鏡の中を歩き続けた。道は一本の、真っ直ぐに白いラインがあったので、迷う事はなかったが、歩けど歩けど、一向に終点に着く気配がなかった。


テクテク テクテク テクテク テクテク テクテク


「だあああッ! もう飽きたああッ! どうなってんだよおここはああッ!」 ポイッ!


カンカン…カラカラ…カラ…ピッ!


「へ?」


アニスは歩くのが飽きたので、先ほどから持っていた木刀を投げつけた。すると、何処からか、なんらかのスイッチの入る音がした。


ゴンゴンゴン…『扉が開きます、ご注意ください。 扉が開きます、ご注意下さい。扉が…』


そうアナウンスが流れ、アニスの前に扉が現れ、開き始めた。


「つまりあれか…武器を持ってるといつまで経っても着かないと…」 ググッ


まさしくアニスの言うとうりであった。侵入者避けのトラップ、武器を所持して入室した者は、未来永劫、その空間に彷徨い続けるのであった。


「あ、これ絶対シュウゴが作ったヤツだ…あいつ今度あったらいじめてやるッ!」テクテク


そう言ってアニスは開かれた扉をくぐって行った。


パアアアアアアアーーーッ‼︎    ピッ ピッ ピッ ピッ


シュウウウウウウウウーーッ!


「ん、、やっぱりここだったか…」 テクテク ピタッ!


アニスが扉の向こうに見たものは、明るく優しい光が降り注ぐ、広大な広い空間。そして、そこには、数千万体もの、睡眠カプセルに入った、神帝国国民や、今まで攫われて来た者達など、その全ての肉体が横たわっていた。


「フェリシア、間違いなく預かった、これから好きにするけどいいよね」

 スッ! テクテク


アニスはその全てを開放するために、その空間の中央に位置する所に聳え立って生えている大木、神聖樹、別名「ユグドラシル」に近づいて行った。





いつも読んでいただきありがとうございます。

次回もでき次第投稿します。

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