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第142話 アニスVSD01ダイアナ

ーゼルファ神帝国 神帝都ー


ヴィーッ! ヴィーッ! ヴィ―ッ!


「高速移動体ッ! ブレードナイト隊を撃破ッ! 急速接近ッ!」 ピッ ピッ 


総司令部にある大型モニターに映る赤い光点が、急速にここ、中央メイン制御コアのある中央タワーに向けて近づいていた。その赤い光点がこの総司令部のあるこの中央タワーの真上で停止した。


「ここの真上にいるぞおッ!」 ガタタッ!  ヴィーッ! ヴィーッ!


「わああああッ! ザワザワ」 バタバタ ドタドタッ


総司令部内は蜂の巣をつついたように、慌ただしくなった。


「総司令ッ! 通信タワーの上に人影がッ! 今、モニターに出しますッ!」

 ピッ! 


ブンッ!  パッ


総司令部室の大型モニターに映し出されたその人影、次第にその人影がはっきりと映し出され、その姿の全体が見えた時、その姿を見た総司令部室内にいた全員が、ある記憶が呼び覚まされた。


「こ、これは…」  ヴィーッ!  ヴィーッ! …


「おい…あれってまさか…」  ヴィーッ!  ヴィーッ!


騒がしかった総司令部室内が、モニターに映ったその人物を見て、静まり返り、緊急警報のブザーのみ、鳴り響いていた。  ヴィーッ!  ヴィーッ!


「はッ! ええいッ! 警報を切れッ!」 ヴィーッ! ヴィッ…


総司令の彼は、耳につくその警報音を切るよう指示を出した。


「総司令ッ! あれは…」


「むッ…ま、まさか…」  ググッ!


少しづつ思い出される記憶、封印されたその記憶、ゼルファ神帝国建国以前からある伝承、伝説。それが、モニターの少女を見て呼び覚まされ始めた。


総司令、いや、総司令部室内にいる兵士達は、モニターに映ったその人物を見て思い出した。彼らは彼女を知っている、いや、会ったのは初めてであった。彼らは皆、その人物を思い出した伝説で知っていた。ゼルファ神帝国の建国以前の国、旧聖王国カルナからある伝承神話。その昔、この世界を消滅の危機から救った偉大なる少女。『創神少女伝説』である。


その中に登場する少女は、歳の頃は16歳くらい、青みがかった白銀髪、白を基調とした服装で、人では決して、成し得ない事を平然と行い、汚れた大地を豊かにし、巨大な翼竜を薙ぎ倒し、ただの兵を「エインへリアル」まで昇華させる。その伝説の中の少女は、完全無敵の存在として描かれていた。


今、伝承の中の少女と同じ姿をして、人智を超えた力でブレードナイトや防衛ラインを突破した少女がモニターに映る。 モニターの中のその少女は、通信タワーの天辺で白銀髪とスカートをなびかせ、颯爽と立ち、優しく微笑んでいた。 その姿を見た総司令官は自然と口を開く…


「…アニス…様…」 ブルッ… ツ〜…


総司令は一筋の涙を流しながらアニスの名を出した。その言葉を皮切りに、総司令部内の兵士たちの中からも声が上がる。


「アニス様?」


「アニス様だ」


「「「「 アニス様 アニス様 アニス様…アニス様だああーッ! 」」」」


ザワザワ ガヤガヤ…


そう、伝承神話「創神少女伝説」の中の一節にこうあった。それは、彼女に挑んだ暗殺者の断末魔のセリフだった。


ー「創神少女伝説 第5章 中節」ー


{「『アレに手を出すな! 触れるな近寄るな! 絶対に敵対してはならない!』 知っていた筈だった。にもかかわらず私は彼女に仕掛け、逆撃を受けその命が消えかかっている。そうだ、彼女の名は【アニス】、白銀髪と白い衣装を纏った、神々しく可憐な少女。私が愚かであった…」}


伝承の中で、幾度も出てくる名が【アニス】であった。そのような伝承、伝説の話を思い出した総司令部室内は再び騒ぎ始めた。



ー最上階 ダイアナ自室ー


ガチャーンッ! コロコロ


「だ、誰よこの娘ッ!」 ググッ


ダイアナは自室のモニターに映っているアニスに向かって、今まで飲んでいたワインを、グラスごとモニターに投げつけた。


「こんな事が出来るのは、アトランティア帝国の【ソフィア】位と思ってましたが…」 ジッ


ダイアナはモニターに向かって睨んだその時、モニターの中の少女は微笑み自分に何かを語り返してきた。


ニコッ!


「こちらに気づいた⁉︎ いや、そんなはずは無い、いったいあの娘は誰なの⁉︎ 」 サッ


ダイアナは別のモニターを見た。それは中央タワー内にある総司令部室、その室内を映していた。


『アニス様だああ….』 プツンッ


「アニス様? あの娘が? どうして兵士達は封印したはずの、あの忌まわしい伝承神話を思い出してる⁉︎ どうやって思い出した⁉︎ 誰が封印を解いた⁉︎ どうなってるのよッ⁉︎」 ウググッ!


普段は優雅に振舞っているダイアナが、頭に両手を当て取り乱していた。


「あの娘だッ! アニスを名乗るあの娘が全てを狂わしてるッ! あの娘は危険だわ…なんとしても排除しなくては…」


ダイアナはモニターの中のアニスに向かって憎悪の念を抱き始めた。その時、アニスは動いた。それを見たダイアナは思わず叫んでしまった。


「やッ!やめてえええーーッ!」 ババッ!


そのモニターの中の少女は一瞬光ったかと思ったら、彼女の右腕が輝き始めた。



ー総司令部室ー


ビーッ! ピピピピピッ! ピコンッ!


「帝都全域上空に振動震ッ! 異常フォトン反応増大ッ!」 ピッ ビコッ!


「なッ!観測員ッ!」 ババッ! 


「フォトン質量、えッ⁉︎… し、質量ッ! 質量膨大ですッ!」 ピコンッ!


「なんだその報告はッ! 数字で示せッ!」


「はッ! フォトン質量ッ 720ギルメルトッ! 要塞砲の威力を超えますッ!さらに増大ッ!」 ピッ ピピピピピッ! ビコッ!


「な、なんだと…」


そんな時、モニターの横にあるスピーカーから、少女の声が聞こえた。


『神級雷帝槌ッ!《エルステッド.グラン.ハンマーッ!》』 バリバリッ


ギュオンッ! シュワアアアアアーーッ!


ビーッ! ビーッ!


「高フォトンエネルギーッ! きますッ! うわあああーーッ!」 ビービー


「そんな…」 ビリビリビリビリッ!


ドガアアアアーーッ! ピシイッ! ガラガラガラッ! ドオンッ!


「てッ天井が抜けるぞおッ!」 ピキピシイッ! バキイッ!


「「「 うわあああーーッ! 」」」 グワアアンンンッ! バアアアーッ!


「ううッ! アニス… さ…ま…」 ジュワアッ! パアアアーーッ


総司令部室は、アニスの攻撃によりその全てが消えていった。様々な機械やモニター、そこにいた兵士達、総司令官も… 光の中で意識が消え始めていく総司令官はその瞬間、微笑んでいた。 彼はあの「創神少女伝説」のとある一節を思い出したからである。


「そうだ…これで…アニス様…なら…」シュワアアアアーッ!ドガアアアアーーン!


中央タワーは一瞬で総司令部ごと吹き飛んでしまった。

          ・

          ・

ー「創神少女伝説・第12章 終節」ー


{「アニス様、本当に宜しいので?」

 「ん、全部綺麗にしてしまおう!」

 「ですが、人々はいかが致しますか?」

 「そうですよアニス様、この国の民はどうするのです」

 「ん、大丈夫、私がなんとかするから」

 「なんとかって、またそんな無責任な…」

 「アニス様、大丈夫なんですか?」

 「ん、ソフィア、ミウ、任せて、全てを元の状態にすればいい」

 「そんな事…」

 「ん、簡単だよ、だから、この国は一度消滅する、その後元に戻す。正しかった

  あの時に…」

 「アニス様…」

 「ミウ、任せましょッ」

 「「 これがアニス様だからねえ あははは… 」」

 「 ん? 」

 その国は消滅した。その後、その国は民と共に復活したのであった。元の幸せだ

 ったあの頃に…}

         ・

         ・

ズドドドドッ! ピカアッ バアアンンーーッ!


中央タワーは跡形もなく消え去り、その基礎部分だけが残っていた。そんな中、中央タワーの最上階に位置していた所に、1人の女性が、宙に浮いてアニスを睨んでいた。


「ん、ダイアナか… 」 シュンッ!


まさしく、そこにいたのはこの国、ゼルファ神帝国のメイン制御コアこと女神のダイアナであった。


「よくも…よくも私の…」 ワナワナ


「 ん? 」


「よくも私の国を滅茶苦茶にしてくれたわね!」 バッ!


キュインッ! バババッ! シュワンッ!


ダイアナはアニスに対し叫びながら、前面に魔法陣を展開させた。


「攻撃魔法陣か…あの陣はたしか…」


「どこの誰だか知らないがッ! 女神の神罰受けるがいいッ!」 パアンッ!


ビュルビュルビュルッ! ギュギュウウウンン!


「ああ、そうだあれは…」


「「 神級水神掌ッ!《ウェルタル.ギル.パルム》 」か 」 ギュインッ!


ドバアアアーーッ! シュシュオオオーーッ


ダイアナは自分の得意な水神の神級魔法を唱えたが、魔法を放った瞬間驚いた。


「なッ!(私の魔法名を…なぜ知ってるッ⁉︎)」 ググッ


シュシュオオオーーッ!


それは巨大な水の刃であった。それが複数枚乱れ飛び、アニスに向かって襲ってきた。


「呪印が甘いなッ! 《アルテミスリングッ!》」 パアアアンンッ!


ダガアアアアーーン! ビシュビシャッ! ダバアアーーッ!


ダイアナの魔法は、アニスの絶対防御の魔法の前に敗れ去り、その全てが打ち砕かれ消えて行った。


「少しはできるようね、でも、これはどうかしら?」 フュイイイイイィィィーッ!


パアアンッ! ギュワンッ! ブオンッ!


「ん、今度は… 」 サッ!


ニイッ! ダイアナは薄ら笑いし、攻撃してきた。


「《ラピットフレアッ!》」 キンッ! ババババアアアッ!


シュバババババアアアッ! シュシュンッ! ヒュンッ!


「散弾かッ! 《刹那ッ!》」 シュンッ! バッ! ババッ!


シャッ! シュンッ! シュッ! バババッ!


ダイアナは灼熱の礫を無数に放ち、それを放射状に放ってきた。それに対しアニスも高速移動で空中に躍り出て反撃に出る。


「よッと、《クリーガーシュテルンッ!》」 シュインッ! シュバババッ!


アニスの手のひらに極小の魔法陣が現れ、そこから無数の光の矢が打ち出された。


シャシャシャシャッ! シュンシュシュッ! ビシイイイッ! バシッ!


「ウグウッ! がッ! きゃあッ!」 ビュウウウーーッ! ドオンッ!

 ガラガラガラッ! バアアンンッ!


アニスの放った魔法は、ダイアナのそれを大きく上回り、そのうちの数本がダイアナに命中し、彼女は空中から地上に落ちていった。


バラバラッ! ガラッ! ザッ ダンッ!


「うう…わ、私が打ち負けた? 何なの全く…」 サスッ


ダイアナは瓦礫の中から出てきて、自分の左肩をさすった。その手には少し血が滲んでいた。


「くッ⁉︎ 調子にのってええッ! これならどうだッ!」 キイインンッ


シュワンッ! ヒュウウウ… ヴヴヴーッ!


ダイアナは新たな魔法陣を構築した。それは今までよりも巨大な魔法陣で、空中に静止しているアニスに向けて、最大級の魔法を放つ準備をした。まさに神の魔法陣である。


「ふふふ、コレであなたもおしまいねッ!」 ヒュイイイイイインンン!


「ん、何だあれ?」 ジ〜


「消えてなくなれーッ! 《ベルゼルガ.ゼルトーッ!》」 バアアッ!


ドオオオオーーッ! ビュウウウーーン!


強大なフォトンの固まりがアニスに向かって飛んでいった。


「ん、ダイアナの切り札か…」 サッ! スウ〜 チャキ!


迫り来る巨大な力に対し、アニスは、腰裏の神器「アヴァロン」を抜いて構えた。


「悪いがダイアナ、そろそろ終わりにしよう」 クルクルッ チャキンン!


アニスは神器「アヴァロン」を手の中で回し逆手の持ち替えた。向かって来る魔法攻撃に対しアニスは剣技を使う。


「《刹那!》神級迎撃剣技ッ!《ガイエリアス.グラン.ファングッ!》」 シュンッ! ギュワアアアーッ! ビシイイイッ! バアアアアンンーーッ!


ダイアナの巨大な魔法攻撃はアニスの剣技によって一瞬で粉砕され、霧散していった。


「ば、馬鹿なッ! 空間をも引き裂く神の魔法だぞッ!何だそれはッ!」 ビシ


「ダイアナ、あれでは私には届かん…」 シュンッ! スタッ!


アニスも空中から地上に降りてきた。


「なにを言ってるんだッ!」


「私…僕のことを忘れたのかいダイアナ?」


「お前など知らんッ! アニスだったか? お前は私の世界を壊したッ!その罪は重いぞッ!」


「ん、『私の世界』? これがか? この小さな帝国がか?」


「そうだッ! もう少しで理想の国ができるというのに…お前はそれを台無しにしたッ!」


「ふむ、(おかしい、ダイアナがこんな国一つで満足するはずがない、第一、オリジナルは紛うごと無き真の女神、本物のダイアナは、自分一人でも異世界を数十万と把握している。この制御コアのダイアナだって数十万とは言わないが、この世界一つ把握するなどたやすいはずなのだが…)」


「よそ事を考えてる暇はないぞおおッ!」 パアンッ!


「ん!」 ババッ!


「これはどうだあッ!《インフレア.ランスッ!》」 シュルンッ! 


ババババアアアッ! シャッ! シャッ! シャッ! シャッ!


無数の氷結した槍がアニスを襲った。それこそ槍の雨であった。だが…


「ん、《刹那ッ》 神級剣技ッ!《イルシオン.グラン.バンカー》」 シュキンッ!


シュンッ! バババッ!キンキンカンッ!シュキイインンッ!


アニスはその全てを、自身の神級剣技にて打ち落としていった。


シュウウ… チャキッ!


「で、そこまでか? ダイアナ?」 キッ!


「なぜだあッ⁉ なぜおまえは、ことごとく防げるッ⁉ お、おま、お前は…」


「なんだ、情けないぞ女神のダイアナ」


「なッ! 何だとおおッ!」 ググッ


「さあ、終わらせよう、行くぞ、ダイアナッ!」 グッ


「な、生意気なあぁッ!」 シュキンンッ!


アニスが構えると、ダイアナも剣を抜いた。


「ん? ダイアナ、お前剣が使えたんだっけ?」


「私はもともと剣士だ!使えるにきまっている!」


「そうか、(そういう事か…)」 ギリッ!


「ゆくぞお!」 チャキッ!


「ん、こい」 チャキッ!


「「 《刹那ッ!》神級剣技ぃッ! 」」 ググッ!


「《バーバルランスッ!》」 シュンッ! パアアンン!


「ん、《バーゼル.グラン.リッパーッ!》」 シュン! シュイインッ!


ギュワアアーー ギイインンッ! ザシュウウーッ!


「なッ!ぎゃああーーッ!」 バッ! シュンッ! ドガアアアアッ!


「ん?浅かったか?」 チャキッ!


アニスの剣技によって、ダイアナは腕を切られ、通信タワーの外壁にぶつかって止まった。


ガラガラ…カタンッ! ガタ…カラ… カラカラ…


「ううッ! クッ ハアハア…」 ガタガタ


「ダイアナ、もういいかな?」 テクテク チャキッ


アニスはダイアナが倒れている近くまで歩いてきた。


「ハアハア…(つ、強いッ! なんなのッ! 私では勝てないッ! いや、ソフィアでもたぶん…)」


テクテク ザッ!


「ん、もうわかったろ? ダイアナ、いや 個体No.D01 ダイアナ、いやそれも違うな…」


「ハアハア…な、なにを言ってるんだ⁉︎ ハアハア…」


「ん? ああ、お前の正体…」 スッ! チャキッ!


アニスは倒れているダイアナに向かって「アヴァロン」を構えた。


「ハアハア、なにを馬鹿な事を、私は女神、女神ダイアナッ! ハアハア、この国のメイン制御コアにして女神のダイアナだあッ!」 スクッ ザッ! チャキンン!


ダイアナは勢いよく立ち上がり、再びアニスに向かって剣を構えた。


「ん、お前もまた、踊る人形だったか…」 フリフリ


アニスはそんなダイアナを見て首を軽く横に振った。


「ハアハア、ど、どう言うことだあーッ!」 ダッ タタタッ! 


ダイアナはアニスに向かって斬りかかってきた。


「クウッ!《刹那ッ!》神級近接戦技ッ!《バーザル.グラン.リッパーッ!》」 シュンッ! シュパアアアアーーッ!


「ん、《刹那ッ!》神級剣技ッ!《グランツ.テオ.カッツェーッ!》 シュンッ! ドウウンンーーッ! 


ドガアアアアーーンッ‼︎ バババアアーーッ! ドオオンンッ!


渾身の力で仕掛けたダイアナであったが、アニスの一撃で、再び通信タワーまで吹き飛ばされて崩れた。


ドカドカッ! ガラガラガラ…カタン…


「う…ううッ…ハアハア…こ、こんな事で…ハアハア…」 ザッ! フラッ フラフラ…


「ん、さて、いいんじゃないかな? いい加減出てきたら?」 スッ


「ハアハア…ま、まだそんな…戯れ事を…」 フラッ…


「戯れ事か…いい加減ダイアナの影から出てこいッ!」 チャキッ!


「ハアハア…だから、なにを…」 フラフラッ…


「出てこないなら、そのまま消すぞッ!ダイアナいや…フェリシアッ!」 ババッ!


「なッ⁉︎ え⁉︎ あああッ…グウウッ!」 ドタンッ!


アニスに意外な人物の名前を聞いた途端、ダイアナは頭を抱え膝を崩した。


「ああああッ! があああッ!」 ドタバタ  フッ! シ〜ン


ダイアナはしばらく暴れた後、急に静かになった。そしてダイアナの体からまるで分身するかのように、1人の少女が現れた。


「あ〜あッ、バレちゃったかあ〜、流石ですね」 ニコ


「やはり君だったか、個体No.F01 フェリシア!」


そう、そこに現れたのはもう一つのメイン制御コア、個体No.F01 フェリシア、女神シリーズ最後のメイン制御コアであった。




いつも読んでいただきありがとうございます。

次回もでき次第投稿します。

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