第122話 神帝国「鳥籠作戦」
―駆逐艦ライデン ブリッジー
ピッ ピッ ピポッ!
「艦長、周辺地域に敵反応ナシ、ソナー探知クリアー! ストレンジャー無し!」ピッ ポン
「艦長、やはり敵潜は…」
「ふむ、戦闘解除! 損傷部分修理急げ!」
「はッ! 戦闘解除!」
「アイサー 戦闘解除 修理班直ちに復旧開始」
駆逐艦ライデンは、ヨタヨタと速度を落とし、復旧作業を開始した。第2機関ユニットが被弾し停止した状態なので、速度が随分と落ちていた。
ドサッ! ギシ!
グレイは艦長席に座り先程のことを思い出していた。
「(アレはアニスだった、いったいあの娘は何者なんだ? 見た目は貴族の御令嬢の様な容姿、だがあの力、アレはいったい…)」
ピピイー! ピピイー!
「艦長! 防衛省、大陸艦隊総司令部より緊急通信! 暗号添付付きです!」
「通信文の方をッ!」
「はッ! 『発、大陸艦隊総司令部、 宛、帝国領内活動中の全艦へ』」ぺらッ
「『ゼルファ神帝国艦が領内に侵入、発見次第、捕獲せよ!詳細は暗号添付を参照』です!」
「何を考えてるんだ総司令部は⁉ 『発見次第捕獲しろ』だと?直ちに撃沈するべきなのに」
副長は、その電文を聞いて声を上げた。
「副長」
「はッ!」
「暗号添付にその理由があるはずだ、私の部屋で確認する」
「はッ! 航海長!」
「はッ!」
「ライデンは帝都へ帰港する。出せる速度で航行、しばらく艦を任せる!」
「はッ 了解いたしました」 サッ
「操舵手、ライデン寄港、速度、いっぱいに!」
「アイサー! ライデン寄港します」 ピピッ! ポンポン
バウウウーーッ! ゴゴゴッ! シュオオオーー
駆逐艦ライデンは使用可能な第1機関ユニットで、最大噴射をし、帝都にある大陸艦隊総本部へ向け発進し、クレイ艦長と副長は、ブリッジを出て、艦長室に向かった。
ゴゴゴ……………
「敵駆逐艦遠ざかります! 進路6.002 マーク11 イエロー09 速度11ノット」 ピッ
「行ったか…」 ふう〜
「大佐、あの駆逐艦はいったい何ですか?」
「少佐はどう思う?」
「私は今でも信じられません」
「私もだ、手負いの無人操縦艦とはいえ、我が『バルヴェル』を一瞬で消し去るなど、駆逐艦にしては火力がでかすぎる!」
「そうです、あれはまるで戦艦の主砲…いや、大要塞の要塞砲並みの威力です!」
「そうだな、とにかく我々は今、生き延びてこの事を総司令部に報告しなければならん」
「大佐、この後どういたしますか?」
「我々は艦を失った。これ以上は何もできん、後退するッ! 『コ・バルヴェル』機関始動ッ!」バッ
「ヤーッ! 機関始動ッ! アイッ!」 ピピッ! ポン
ブブブッ バウウウー! ズズズ…
「機関始動確認、神帝国領へ向け後退ッ! 進路1.334 マーカー22 速度20ノット」 ポン
シュワアアアアアーー!
この「コ・バルヴェル」とは、先に消滅した潜空艦「バルヴェル」の艦艇部に収艦されている、小型潜空艦で、戦力の小型襲撃艇にもなれば今回の様に緊急離脱脱出艇としての機能を有している。今回は後者の脱出艇として使用された。
ゼルファ神帝国 大陸艦隊特務艦搭載、小型潜空挺
「コ・バルヴェル」 全長 88m
全高 21m
速度 巡航速度 30ノット
戦闘速度 45ノット
潜航速度 20ノット
乗員 80名(緊急時300名)
《主兵装》 10.3㎝単装フォトン砲 x1
20㎜単装近接防備兵装 x1
空間魚雷発射管 x2
《特殊機構》 艦体不可視機構 光学迷彩装置
「大佐、僚艦より通信」 バッ!
「うむ、内容は?」
「は、『我、作戦成功セリ、対象は籠の中、合流地点に移動』です」
「おお、そうか、成功したか! 我が艦も急ぐぞ」
シュゴオオオオー………
・
・
・
・
―駆逐艦ライデン 艦長室―
『じゃあ、暗号解除するぞ」 ピピッ! ポン!
『暗号添付解放、使用者、帝国軍駆逐艦艦長 アレックス・グレイ少佐ト確認』 ピピッ!
ブウン! タタタタタタタッ! ピッ!
「なッ!これはッ!…」
「艦長…」
モニターに映し出されたその暗号付与解除後の文面は、驚愕の物だった!
『全、上級指揮士官及び各艦長に伝達、本日、1107時、我が帝国立、帝国学園第3回生、演習遠征隊がゼルファ神帝国潜空挺の襲撃を受け、皇太子以下20名が拉致された模様、領内警備中の全艦は直ちに捜索、ゼルファ神帝国艦を発見次第これを拿捕、臨検し、皇太子以下帝国学園の生徒を保護せよ』
「なんて事だ!」 わなわな
「艦長、先ほどの神帝国潜空艦も、保護した学生を狙っていたのでは?」
「なら、辻褄が合う。先に保護できてよかった」
「これが拉致されたと思われる生徒の名簿です」 ぺら
モニターの下からプリントアウトされたそれには、今回、ゼルファ神帝国にさらわれたと思われる生徒の名前が印刷されていた。
・
・
・
「と、とにかく、帝都へ早く戻りましょう」
「そうだな、今のライデンでは拿捕どころか捜索もできん。何より、保護した生徒を早く送り届けねば。それと、副長、これは重大事項だ、秘密裏に行働しなくてはならない」 サッ!
「はッ!了解しました」 バッ!
「よし、ブリッジに戻るぞ!」 タタタ
「はッ!」 タタタ
グレイ艦長と副長は、艦長室を出て、ブリッジに戻って行った。
―駆逐艦ライデン 格納庫―
パアアアアンン……
「アニス…なんて美しいんだ…」
レオハルトは、「アウシュレッザ」の肩に座り、右手でそのヘッドマスクをなでるアニス、優しく微笑みながらなでるその姿は、まるで女神のように見えたのだった。
「ん、あ、レオン、そこにいたんだ」 よっと スタッ! テクテク
アニスは「アウシュレッザ」の肩から飛び降りてレオハルトのいる場所までやって来た。
「アニス、お前…」
「ん?」
「いや、何でもない、それでコイツはどうする?」 サッ!
「うん、勿論私が貰うよ。この子には私が何とかするから」 ニコ
レオハルトは不思議とアニスの言う事に納得した。(コイツなら、アニスなら何とかしちまうんじゃないか?)そう思ってしまうのである。
ビーッ!
『本艦はこれより寄港、戦闘体制解除、総員第2警戒体制』
ゴゴゴゴ シュオオオーー
ライデンが方向を変え動き出したのが分かる。
ポン
『レオハルト少佐、直ちにブリッジへ』
「あ、呼ばれてるぞ!」
「ああ、じゃあアニス、また後でな!」 サッ タタタ
「ん、また」 フリフリ
レオハルトはブリッジに行く為、格納庫より出て行った。
「そうだ、一度ジェシカ達のところへ戻るか」 テクテク
アニスもまた、ジェシカ達にる食堂へ向かう為、格納庫を出て行った。 キイッ バタン!
……… ビョンッ! ピッ ピピ パッパパ ヒュウウンン!
誰もいなくなった格納庫、その隅に置かれ大破した「アウシュレッザ」3番機の瞳に再び光が宿る、誰も座っていないコクピットのライナーシートの前のモニタが光り輝き、各種センサー類が動き出した。機体は全く動かなかったが、モニターには文字が現れた。
『システム再起動 搭乗者新規登録 登録完了 搭乗者名『アニライトス・ディオ・ジオス』 略称『アニス』登録シマシタ』…… ブンッ! フッ フッ フッ! シュンンン……
再び電源が落ち、「アウシュレッザ」3番機は静かになった。
ー駆逐艦ライデン 兵員食堂ー
ソ〜、アニスは兵員食堂の入り口からそっと中をのぞいた。
「アニスちゃんッ!」
「わッ!」 ビクッ!
アニスは背後から声をかけられてびっくりした。
「ジェ、ジェシカ〜 うッ!」 ガバッ! ギュウウッ!
「アニスちゃん!アニスちゃん!」 ギュウウ!
「ジェシカ…心配かけたみたいだね、ごめんね!」
「もうどこにも行かないで…」うう…
「うん、今度からはみんなと一緒にいるね」
そう言って、2人は食堂の中に入って行った。
「あ、アニスちゃんだ!」
「ふう〜、無事だったか…よかった」
「ああ、ホッとしたぜ、直撃を受けた時は心臓が止まるかと思った」
「大丈夫、私のアニスちゃんは無敵、あんなのは平気」
「うんうん、そうそのとうりだ!」
「ん、私は一体なんだと思われてんだ?」
「大丈夫よ、あなたは私たちの天使なんだから」
「は? 天使? 何で?」
「だって、可愛くて強いし、ご飯は美味しいし それに…」
「ん? それに?」
ジェシカはアニスの耳元にやってきて小声だ話す。
「(それにこの下着、ものすごく着心地がいいの、それとお風呂も最高だから…)ねッ!」 ニコ
「ああ、そっちでか、でもそんなもの、ジェシカ達なら容易にできるんじゃないか?」
ブンブン!
「あのねアニスちゃん、こんな生地、初めて見たの。どこにも無いわこんな物、アニスちゃんはどうやって手に入れたの?」
ジェシカ達が言う生地とは、下着に使用されていた絹、要するにシルク生地の事だった。
「(そうか、この世界では化学繊維だけで、絹なんていう自然生地は無いんだ)ん〜ないしょ!」ニコ
「え〜! じゃあ、後数セット欲しいの、頂けない?」
「まあ、ジェシカ達の分だけでよければ良いですよ」 ニコ
「きゃあーッ! ありがとう!」 ギュウ
「え?いいの?」 パアッ
「嬉しい、アニスちゃんの、とてもいいの」 ニコ
「はい、ただし3人だけですよ」 コクン
「いやあ、嬉しいよ、あたし、これ以外は着けれそうも無いから心配してたんだ」 はあ〜
「うん、私も、これ最高、他最悪」 コクコク
アニス達が女子が、ワイワイ話していた時、アランが近寄ってきた。
「おッ!ジェシカ何の話だッ! 俺たちも混ぜろよッ!」
「男のあなた達には関係ないわッ!あっち行って」 シッ シッ!
「何だよ、俺たち仲間じゃ無いか!」 グイ
「いや仲間でもね、これはちょっと…」 カア
「何だよ、教えろよジェシカッ!」 ガッ!
アランはジェシカの肩を掴んで迫ってきた。
「きゃああッ!」 ばち〜ん!
「え? ジェシカ?」 ヒリヒリ
「アランのバカッ!」 タタタ
ジェシカは食堂から出て行った。
「アラン、アレは無いと思うよ」
「そうですアランさん、女性にはもっと優しく丁寧に接しませんと…」
アランはマイロとオスカーに嗜められシュンとしてしまった。そこへアニスがアランの所へやってきた。
「アランさん」
「アニスちゃん、俺 俺…」 オドオド
「大丈夫ですよ、私が何とかします」 ニコ
「え?」
「でも、これからは気をつけてくださいね」
「は?」
「女の子には言えない事、一杯有りますから ねッ!」 ニコ
「アニスちゃん…」 カアア
そう言って、アニスはジェシカの後を追って食堂を出て行った。
ー駆逐艦ライデン ブリッジー
パタンッ タ タ タ
「レオハルト少佐、今まいりました」 サッ!
「うん、」 サッ!
「で、俺をここへ呼んだのは何かあったのかグレイ」
「ああ、あまり公表はできないが、今回の神帝国艦侵入、えらい事になった」
「ほう、お前がそう言うんだ、大事だな?」
「そうだ、お前が保護した学生達もその一端だったかもしれん!」
「アニス達が?」
「そうだ、ちょっとこっち来い」
「何だよ!」
グレイはレオンを引き寄せ、耳元で小声で話した。
「(皇太子殿下が拉致された)」 ヒソヒソ
「何いいッ!」 ガバッ! ザワザワ
レオハルトが大声で叫んだので、ブリッジ内の要員が全て2人を見た。
「静かにしろ」 パンッ!
グレイ艦長はレオンの頭を叩いた。
「(す、すまん)」 ヒソヒソ
「(まあ、驚くのも無理はない)」 ヒソヒソ
「(で、誰に拉致られたんだ?)」 ヒソヒソ
「(そんなもん、ゼルファ神帝国に決まってるだろうが)」 ヒソヒソ
「(それで、救出隊は出たのか?)」 ヒソヒソ
「(今さっき、全艦隊にその指示が出た)」 ヒソヒソ
「(ライデンは?)」 ヒソヒソ
「(無理、機関が壊れてるし 弾薬がもう無い、今寄港中だ)」 ヒソヒソ
「う〜ん」 …
「レオハルト?」
「じゃあ、俺たち アルファー隊だけでも出るか?」ポン
「補給はどうすんだよ?」
「オペレーター!」
「はッ! 少佐殿、何か?」
「確かここから、380000位の所にいただろ?」
「レオン!お前まさか!」
「そのまさかさ」 ニッ
「見つけましたッ! チャートNo.07 マークポイント13 グリーン45 距離376500 友軍艦艇、戦闘空母『フェルテス』 速度37ノットで航行中、護衛に軽巡航艦『キレネ』 駆逐艦『フェーべ』『ヒューリー』と艦隊行動中」
「いたいた、俺ら、あいつらと合流して探索に入る」
「まあ、今のライデンじゃあ、捜索もままならんドン亀だからな、いいだろ!」
「よし! オペレーター、【アシュリー】と【ケスラー】に連絡、格納庫に集合とな!」
「はッ! 少佐殿!」
ポン
『アシュリー大尉、ケスラー少尉、至急格納庫へ、繰り返します…』
「レオン、気をつけてなッ!」
「ああ、わかってる。あ、それとグレイッ」
「うん? なんだ」
「アニスの事を頼む」
「あのお嬢さんか、お前も気になるか?」
「アニスを手放すな! いいか、特に怒らせるなよ」
「レオン、おまえ…見たのか?」
「いいか、絶対にあいつを敵に回すな!」 グッ
「ああ、約束しよう」 コク
「頼む、じゃあ行ってくるッ!」 サッ!
「うむ」 サッ!
ババッ タタタ
レオハルトは駆け足で格納庫に向かった。
「格納庫!ブレードナイト、出撃準備ッ!」 バッ
ビーッ! ビーッ!
「ブリッジより格納庫、『アウシュレッザ』全機発艦準備、繰り返す…」
ー駆逐艦ライデン 連絡通路ー
「う…ううッ…あらんの…バカ…」 テクテク
「ジェシカーッ」 タタタ
「アニスちゃん…」 グズッ
「大丈夫? アランにはちゃんと言っといてあげたから!」 ニコ
「ありがとう、アニスちゃん」 ガバッ!
「うん、さ、みんなにとこへ帰ろ」 ナデナデ
「うん…」 ニコ
ビーッ! ビーッ!
『後部格納庫 発艦準備 『アウシュレッザ』全機発進体制を! 繰り返す…』
「ん? 「アウシュレッザ」が全機? レオンも出るのか?」
ダダダッ!
アニスがジェシカを連れて食堂に向かって歩いていた時、艦内放送を聞いた、そしてすぐ、慌ただしい足音が聞こえた。
「ん?」 クル
「おう! アニス!」 サッ!
「あ、レオンッ! やっぱり出るのか?」
「ああ、ちょっとな。探し物をしに行くんだ」
「探し物? 見つかるのか?」
「見つけなきゃいけない!」
「そうか、見つかるといいな」
「アニス、俺はしばらく帰らない、帝都で大人しく待っててくれるか?」 ニカッ
「きゃあー! アニスちゃんッ! 少佐に告白されてるッ!」 カアアッ!
「なッ! ち、ちげえよッ! お願いだッお願いッ!」 ガアッ!
「ん、お願いか…」
「で、どうだアニス」
「聞かなきゃダメか?」
「おまえ、『アウシュレッザ』やったろ! それぐらい聞いてくれよ!」
「うッ! そうだった。ん、わかった、帝都とやらで待ってる」 コクン
「よし、じゃあ俺は行ってくる」 サッ ダダダッ!
そう言って レオハルトは格納庫へ向かって行った。
「レオン…」
「ねえ、アニスちゃん… ふふふ」 ジッ
「え? ジェ、ジェシカ? 何その笑顔…」
「今の会話、何かなっと思って」 ニコ
「え、いや、別に普通じゃあ…」 ビク
「今日の夜、みんなとお話ししましょう!」 ガシッ!
「ぎゃああッ! コレはあれか⁉︎ いつぞやのあれだああーッ!」 ズルズル
アニスはジェシカに引きずられて、みんなのいる食堂に連れて行かれた。
・
・
・
ー駆逐艦ライデン 格納庫ー
ビーッ! ビーッ!
『アルファー隊 発進準備!』 ビーッ! ビーッ!
『装備は第1種装備、増槽タンク追加!』ビーッ!ビーッ!
「集合ッ!」 バッ!
「「「 はッ! 」」」 ザッ! サッ
「いいか、これからライデンを出て、380000先にいる部隊と合流する、長距離だが、2時間もあれば到着する。気を引き締めていけ!」
「「「 はッ! 」」」
「ああ、それとハリス少尉」
「はッ!」
「貴様はこのまま帝都に向かえ」
「え、でも、自分も行きたいです」
「機体がないではないか、貴様は帝都に行き、新しい機体を受領して来い!」
「はッ わかりました」
「よし、他の者は機乗ッ!」 バッ
「「 はッ! 」」 タタタ!
トントン、スタッ カチャッ! ポチポチ ピピッ! ビョンッ! ウイイイイー
レオハルト達は各々の愛機「アウシュレッザ」に乗り込み、発進準備をする。スイッチを入れ、各種センサーなどを動かし、「アウシュレッザ」を仕上げて行った。
ヒュウウウーッ! ピピッ! ポンポン!
『ライデンコントロールッ! アルファー隊 発進準備完了、指示をこう』 ピッ
『こちらライデンコントロール、アルファー隊 1番機、発進用電磁カタパルトへ』 ピッ
ガコン! ドン、ドン、 ガチャン!ガチャン! プシューッ!
『こちらアルファー1 カタパルト良し』 ピッ
『こちらライデンコントロール アルファー1 発進ッ!』 ピッ
ビーッ! ガシュンッ! シャアアアアーッ! ドオオオーッ!
『アルファー1発進終了、 続いてアルファー2 カタパルトへ…』
駆逐艦ライデンから次々と、搭載ブレードナイトの「アウシュレッザ」が発進し、遠く離れた友軍艦艇のいる場所へ飛んでいった。
いつも読んでいただきありがとうございます。
次回もでき次第投稿します。