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第120話 「ライデン」VS「バルヴェル」

ーアトランティア帝国 森林地区ー


グワン グワン グワン ズズズズッ! ビュウウン ビュウウン


アニス達が駆逐艦ライデンと合流した頃、ここ少し離れた森林内に巨大な物体が、周りの景色に溶け込み潜んでいた。それはゆっくりと移動をしだし、駆逐艦ライデンの方角に進み始めた。それは、アラン、ジェシカ達アトランティア帝国他、この世界全体の国がクリーチャーと呼ぶ、【ゼルファ神帝国】の潜空艦であった。


ブーッ ブーッ


「何事だッ!」


「艦長、第1ゾーンの外れに敵艦らしき反応ッ! アトランティア帝国の艦艇かと思われます」


「敵艦だと? こんな所にか?」


「作戦中域1203 テーブルNo.08 マーカー22 速度27ノット 敵艦です」


「対象、方向転換、進路1.224 マーク05 帝都方面へ転進!」


「こちらに気づいたか?」


「いえ、そのような動きはありません」


「ふむ、出撃させた無人機『ゲゲルテ』はどうした?」


「は、6機全て、撃破された模様です」


「やはり自動機械どもでは役に立たんか」


「ですが、敵のブレードナイトを一機撃墜してます。そう悪い性能ではないかと…」


「フン、体当たりでは撃墜とは言えまいッ! しかもそのまま帰ってこぬではないか、陽動もできんガラクタどもめ!」


「途中までは信号があったのですが、帰還途中、突然信号が消えましたので詳細の程は分かりません」


「情報参謀ッ!」


「は、」


「このままで良いのか?」


「は、全て順調です。大佐殿」


「僚艦の位置は?」


「は、潜航駆逐艇の『ゲイン』と『ロッシ』両艦共、目標を追尾、予定どうりの位置で待機中、護衛巡航潜の『ガルト』もここから距離20000の位置にいます」


「では行動を開始する! 僚艦に伝えよッ!『鳥籠作戦を開始する』となッ!」


「はッ!」


「『ゲイン』、『ロッシ』両艦に通達!『鳥籠作戦開始、行動に移れ』繰り返す『ゲイン』…」


「操舵手ッ! 機関始動! 陽動開始だあッ!『ガルト』にも伝えよッ!」


「はッ! 機関始動 黒20 増速ッ!」 タンタンッ! ピピッ! 


「『ガルト』へ行動開始!繰り返す行動開始!…」 ピピッ! ピッ


ギュルルルルッ! グワアンッ! ボウウウーッ! ズズズッ


その巨大な物体はその後方から噴射を続けゆっくりと動き出していった。


「艦長、敵駆逐艦はどうしますか?」


「進路上にいるのだ! 避けては通れまい、攻撃準備だッ!」 バッ


「はッ! 了解しましたッ!」 バッ!


「総員戦闘準備! 総員戦闘準備! 目標、敵駆逐艦ッ!発射管装填!」


「機関始動! 速度 28ノット 最大戦速!」 ビビー 


ヒュルルルルッ! シュゴオオオー ズズズズーーー


「光学迷彩を最大値にし隠密移動に徹せよ!」


「はッ! ワルター機関最大ッ! 光学迷彩強ッ! ダイブッ!」 ブビュウウウン


「ダイブッ!」 ビビー!


ブボオオオオ……ブオン ブオン… ブオン… …


僅かな歪みも消え去り、その巨大な物体は森の中に溶け込んで消えていった。そしてその帝国駆逐艦に気づかれる事なく、その射程内に入っていった。

          ・

          ・

          ・

ピッ ピッ ビービーッ! タンタン ビビッ! ビーッ!


「艦長ッ! 射程に捕らえましたあッ! 敵駆逐艦捕捉ッ!」 ビビッ


「大事の前の大掃除だッ!せいぜい派手に沈んでくれッ! 艦首発射管!全門斉射ああー!」 バッ!


「ヤーッ! 全門斉射ッ!」 ピッピッ! ビーッ!


ドシュドシュドシュシュッ! バババアアーーッ‼︎


12本の空間魚雷が一斉に、 駆逐艦ライデンに向かって放たれた。



ー駆逐艦ライデン ブリッジー


ビービーッ! ポンポン ピッ! ピピッ! ビビッ!


「発射音聴知ッ! 魚雷推進音ッ!」 バッ!


「雷撃ですッ! 空間魚雷、通常空間に出ましたあッ!」 バッ!


バシュバシュバシュウウー シュシュシュッ!


「雷数12ッ! 雷速80ノットッ! 距離3000ッ! 急速接近ッ!」 ピッ ビーッ! ビーッ!


「じゅッ! 12本だとッ!… ぼ、防御は…」


「近すぎるッ! もう一隻いたんだッ!…間に合わない…」 ガタン


「魚雷ッ! 更に接近ッ! 着弾コースッ!」 バッ!


突然の雷撃とその本数に、CICの面々は一瞬、思考が停止した。だが、ライデン艦長、アレックス・グレイ少佐は咄嗟の判断で指示を出す。


「ばかものおッ! CICーッ! 右舷ッ『ハウンドロック』全弾発射ああッ! 機関いっぱい コース227 、 マーク26 、 ピッチ角30ッ! PDS作動ッ! 躱せええーッ!」 ババッ!


艦長の怒声に、その場にいた全員が素早く反応した。


「はッ! 右舷ミサイルポット『ハウンドロック』 全弾発射」 ピッピピ ポンポン ピーッ!


「アイサーッ 機関いっぱい コース227 マーク26 ピッチ角30ッ!」 ピピ タンタン ポンポン


バウウウーッ! ヒイイイイインンン! ビュウウンー! ゴゴゴッ!


「PDS作動確認ッ! 給弾始めッ! 自動追尾開始ッ!」 ピッピッ ポンッ! 


艦長に指示に皆が動き、駆逐艦ライデンはその指示どうり動き出した。駆逐艦ライデン艦橋横にあるミサイルナセルの蓋が次々と開いていき、接近する魚雷目掛けて発射された。


ウインッ! バクンバクンバクンバクンッ! ドンドンドンドンッ! シュシュシュシュー


「『ハウンドロック』全弾発射ッ! 敵魚雷まで10秒ッ!」 ピピッ


ドガアアンン!バンバンッ! ボウンッ! … シュシュウウウー


「『ハウンドロック』着弾!敵魚雷を迎撃ッ! 残り雷数3ッ!接近ッ!」ポンポン!


「艦首発射管ッ! 5番!デコイ発射ーッ!」


「アイサーッ 5番デコイ発射ッ!」 ピッ ピピ ビー 


ドシュンッ! シュワアアアアアーー ピッ ピッ ピッ


シュシュシュッ! グイイイイイイ!


「敵魚雷 デコイを追尾ッ! 離れますッ!」


「艦長ッ! やりましたあ!」


「ふう〜、それたか…」 ギシッ


「「「 うわああッ! やったああッ! 」」」 わああ!


駆逐艦ライデンのブリッジ内は歓喜に沸いた。


「まだだッ! CICッ 副長ッ!」


「はッ!」 バッ


「用意はいいかな?」 二ッ


「アイサーッ!」 二ッ コクン


「潜空艦が駆逐艦に挑んだんだ!その報いを受けて貰う!」


「操舵手! 艦回頭 進路1.265 マーク21 イエロー33 速度第1戦速!」


「アイサーッ 艦回頭 進路1.265 マーク21 イエロー33 速度 第1戦速!」 ピッ ピッ ポンポンポン


グワアアッ! ゴゴゴ バウウウーッ! シュゴオオオー


駆逐艦ライデンは雷撃回避行動から反撃行動にに移るため、急回頭し、雷撃してきた敵潜空艦に対し向かっていった。その速度は第2戦速の比ではなかった。



ー駆逐艦ライデン 食堂ー


グラグラ ドオオオン


「ん、なんかよく揺れてるな、何か始まったのか?」


「アニスちゃん!戦闘中なのよ!戦闘中」


「こんな所で戦闘なんて、考えても見なかったわ」


「ああ、僕もそうさ、ここは帝都に近いんだぜ、こんな所まで敵が来るなんて聞いたこともない」


「俺もだ、もしかしたら、これは敵の特殊部隊かもしれない!」


「ん? 特殊部隊?」


「ああ、少数の部隊で敵領内に侵入し、特定の作戦を実行する。そういう部隊さ」


「ふむ…よしッ! 見にいこう」 テクテク ガチャ


「へ? アニスちゃん? どこへ…」 


「 ん? ふふふ…」 シュンッ!


アニスは一瞬笑みを浮かべた瞬間、その場から消え去った!


「きゃああッ! 行っちゃダメええッ!」 ダダダッ バンッ!


ジェシカがそう叫んで、アニスが出ていった扉から外の通路を見たが、もうアニスの姿はそこにはなかった。


「どうしよう…」


「ジェシカ、諦めなさい…」 フリフリ


「エリー…」 ウルウル


「アニスちゃんだからね、しょうがないよ!」 コクン


食堂にいた全員が頷いた。



ークリーチャー潜空艦 ブリッジー


「ばッ 馬鹿なッ! あれを全てかわし凌いだというのかッ⁉︎」


「敵駆逐艦 急速接近ッ! 速度…速度58ノットッ! 高速ですッ!」


「アレを躱したんだ、ただの駆逐艦ではあるまい!」


「艦長ッ!」 バッ


「まだ見つかった訳ではないッ! 艦首再装填ッ! Mk60対艦魚雷だッ!」


「ヤーッ 再装填 アイッ」 


ガコンガコンガコンッ! プシューッ ガチャン! ピー


「艦首発射管、全門再装填完了」 ピピ ポン


「次こそは沈めてやるッ! 操舵手ッ! 最大戦速! コース1.229 マーク35 ヴィクター18」


「ヤーッ! コース1.229 マーク35 ヴィクター18 アイッ」 ピピ タンタンタン!


「ワルター機関最大戦速!黒30ッ!」 タンタンタン ピピッ!


ボウウウーッ! グググッ! ブオン ブオン ブオン


潜空艦はその巨体を奮いながら、急接近してくる駆逐艦ライデンに艦首を向けようとしていた。


「艦長ッ! 敵駆逐艦急速接近ッ! 撃たれますッ!」


「位置が知られるがやむをえん!上部VSL開放ッ!『スカッドラル』発射ああッ!」


「VLS開放ッ!『スカッドラル』発射ッ!」 ピピッ! ビーッ!


バクンッ! ズワアアアアッ! シュゴオオオーッ!


「このまま敵艦に食らいつけえ!」


「ヤーッ! 左舷スラスター全開ッ!」 ピピピッ!


バウウウーッ! グオングオンッ! グググ


 

ー駆逐艦ライデン ブリッジー


ピピッ! ポンポン ビービーッ! ポンッ!


「捕らえましたあッ! 艦首前方!コース0.000 マーク01 イエロー01 チャーリー!」


「エリア100 ダイブ88 速度28ノット」


ビービーッ! ポンポン ピィ!


「敵艦より突発音ッ! 右舷1200ッ! 出ますッ!」 ピイ!


ズバアアッ! ドオオーッ!


「右舷1200にロケット弾ンーッ!」


「PDSッ! 落とせええッ!」 ピピッ!


ヴオオオオオーッ! キンキンキンキンッ! ビシッ! ドグワアアアアーッ!


「PDSッ! ロケット弾を撃墜ッ!」 ポンッ! ピッ


「敵潜捕捉ッ! ロックオン!」


「艦首発射管ッ!1番から4番ッ!『ジークリッド』発射ああッ!」


「アイサーッ! 1番から4番ッ!『ジークリッド』発射ッ!」 ピッピッ ポンッ!


ガコンッ! ババッバシュウウーーー!


駆逐艦ライデンの艦首より4発の対潜魚雷が発射された。それは、まるで猟犬のように獲物を求めて疾走していた。やがてそれは敵の潜空艦を捕らえた。


「『ジークリッド』全弾!目標を追尾! 命中まで3、2、1、今ッ!」


ゴンッ! ドゴオオオオンンン! バウウウー!ババッ!バンッ!


「『ジークリッド』全弾命中!」 ポンポン ピピッ!


「よしッ!」 グッ!

CICにいた副長は、『ジークリッド』の結果に声を上げた。その時、聴測手がある音を観測した。


「敵潜空艦より発射音聴知ッ! 魚雷がきますッ!」


ブリッジ内に、再び緊張が走った。



ークリーチャー潜空艦 ブリッジー


ブーッ! ブーッ! ブーッ!


「艦長ッ! 敵対潜魚雷 本数4ッ! 本艦に接近ッ! 直撃しますッ!」 ビーッ


「かまうなッ! 対艦魚雷ッ! 全門斉射ああッ!」 ババッ!


「ヤーッ! 対艦魚雷Mk60ッ! 全門発射ッ!」 ピッ! ポンッ


ガコンッ! ドシュドシュドシュシュッ! バババアアーッ!


「全門発射しましたあッ!」 ピイ


「艦長!敵魚雷来ますッ!」 ピイーーッ‼︎


ゴンッ! グワアアーッ! ドガアアンンッ! 


「「「  うああああーッ! 」」」  グラグラグラッ!



ー駆逐艦ライデン ブリッジー


「敵潜空艦より発射音ッ! 当艦に向け魚雷接近!」 ピピッ! ポンッ!


「通常空間に出現ッ! 雷数12ッ! Mk60対艦魚雷です!」 ババッ!


シュシュシュッ! シャシャアアアーッ!


「想定内だッ! 操舵手! 舵、左へッ! 増速! 進路1.223. マーク12 イエロー28」


「アイサーッ! 舵左へ 進路1.223 マーク12 イエロー28」 ピッピッ タンタン


「機関増速ッ! 50、54、61、68ッ! 最大戦速ッ!」 ピポッ! ビッ ビッ!


バウウウーッ! シュバアアアアーッ!


駆逐艦ライデンは更に速度を上げ、潜空艦が放った 12本の対艦魚雷を引き離しにかかった。


「敵空間魚雷! 追尾してきますッ!」 ピッ ピッ


「よし、かかったッ! 艦尾空間爆雷ッ! 遅延5ッ! 全弾投下ッ!」


「艦尾空間爆雷! 遅延5 全弾投下」 ピピッ! ポンッ!


駆逐艦ライデン後部にある「ブレードナイト」格納庫両舷脇にある爆雷発射機より、接近する対艦魚雷に向けて次々と空間爆雷が投下された。


シュインッ! バッ! バッ! バッ! バッ! ………. ドウンンッ! ドウンンッ!


「爆雷起爆ッ!」 ピピピッ ポンポンッ


「8本撃破ッ! 残り雷数4 ッ!」 ビッ! 


「PDSッ! 作動ッ!」


ヴオオオオオーッ! ダダダッ! キンキン! ビシッ! ドウンンッ!


「やったか⁉︎」


「2本ッ突破ッ! 急速接近ッ!」 ピピッ


「艦首発射管ッ! 6番ッデコイ発射ああッ!」


「艦首発射管6番、デコイ発射ッ」 ピッピピ ポンッ!


ガコンッ! バシュウウーーー  ピッ ピッ ピッ


シュシュシュー  グイイイイイイ


「敵対艦魚雷ッ! デコイを追尾ッ!」 ピッピピッ! ポンポンッ!


「聴音手ッ! 潜空艦はどうだ?」


「は、誘爆音ッ! 機関音停止ッ!」ピッ ピッ


「艦長ッ!」


「まだだッ! 気を抜くなよ! 副長ッ」


艦長のクレイはモニターに目を凝らし、様子を伺っていた。



ークリーチャー潜空艦 ブリッジー


ブーッ! ブーッ! ブーッ!


「ダメージコントロールッ! 被害報告ッ!」


「第2外装剥離ッ! 機関部大破ッ! 機関停止ッ! 状態を維持できません!」 ビビッ! ポン


「なんて破壊力だッ! この艦が一撃で行動不能になるとは…」


メキメキッ! ドウンンッ! グラグラ


「うわああッ!」 ユサユサ


「仕方ないッ! 通常空間に出るッ!」


「しかし、敵駆逐艦がいますッ!」


「フン、たかが駆逐艦一隻、通常空間に出て、それを叩く! 砲撃戦用意ッ!ダイブアウトッ!」


「ヤーッ! ダイブアウト、アイッ!」 ピピッ! ビーッ


ヴオオオオオー ブアンッ!  バアアアアーッ!


通常空間に現れたソレは、ゼルファ神帝国の誇る最新鋭の戦闘艦、ソルヴェル級空間戦術潜空艦「バルヴェル」であった。 今、その「バルヴェル」は、艦中央と後部機関部付近から煙を出し、航行不能状態で現れた。


ゼルファ神帝国 大陸艦隊特務艦艇 ソルヴェル級空間戦術潜空艦


「バルヴェル」 全長  380m

        全高  243m

        速度  巡航速度 28ノット

            戦闘速度 40ノット

            潜航速度 28ノット

        乗員  300名

《主兵装》   20.3cm連装フォトン砲 x1

        20mm単装防備兵装 x4

        空間魚雷発射管 x12

        艦上部 VLS発射管 x8

《搭載機》   通常時  ブレードナイト 8機

        特務時  オートマトン「ゲゲルテ」 6機

        連絡艇  x2

《特殊機構》  艦体不可視機構、光学迷彩装置 小型潜空挺機構

        


ー駆逐艦ライデン ブリッジー


「敵潜空艦ダイブアウトッ! 通常空間に出ますッ!」 ビーッ


「艦回頭 進路 1.203 マーク22 イエロー31 速度第1戦速へ」


「アイサーッ! 艦回頭 進路1.203 マーク22 イエロー31」 ピピ タンタン


「機関速度 第1戦速」 ピッ ピッ ポン


「主砲ッ! 回せッ敵艦に照準ッ!」 


「主砲、回しますッ! 目標、敵潜空艦!」 ピッタンタン


グオンッ! グイイイッ! ガシュンンッ!


駆逐艦ライデン搭載の12.7mm連想フォトン砲が、現れるであろうクリーチャーの潜空艦に向けて動き出した。


「敵潜 出ますッ!」ビーッ!


ヴオオオオオーッ ブアンッ! バアアアアーッ!


「なッ なんてでかいんだッ!」 バッ


「このライデンより大きいんじゃないか?」


「主砲発射準備ッ!」


「主砲発射準備」 ピピ タンタンポンッ!


ウイイイイッ! カシュンッ! ピタッ


駆逐艦ライデンと潜空艦バルヴェルは、お互いの距離を500mの位置で対峙していた。


パカッ!


「ん? ここはどこだ?」 テクテク


その頃、アニスはライデンの艦内で迷子になっていた。




いつも読んでいただきありがとうございます。

次回もでき次第投稿します。

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