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第114話 野営地での男の子、女の子

ーアトランティア帝国領内 森林地区ー



アニスは今、帝国学園の女生徒達の作ってくれた、簡易天幕の中にいた。


「うッ…うう…み、見られた……」 シクシク


「だ、大丈夫よ! ほら泣かないで」 サ


ジェシカは下着を見られ、泣いているアニスにハンカチを渡し慰めた。


「うん…あ、ありがとう…」 ウル


「うッ! (なに、この可愛さッ! 反則じゃない)」 ピクッ


「ジェシカーッ! 持ってきたよーッ」 タタタ


「エリー、ありがとう! さッ あなた、これに着替えなさい」 スッ


「 え? 」 キョトン


「私の予備の制服よ、その格好じゃダメよ!早くしなさい」


「で、でも…いいの?」 ジッ


「い、いいから早く着替えなさい」 ポッ


「ん、ありがとう。 えっと…」


「あ、私はジェシカ、ジェシカ・フォン・ルーカス 侯爵家よ」 サッ!


「はい、私はアニスです」 ペコ


「私はエリー、エリー・フォン・シュベールト 伯爵家です」 サッ


「アニスさん、私はルナ、ルナ・フォン・ベルーナ 伯爵家です」 サッ


ジェシカとエリー、ルナの3人は、淑女の挨拶、きれいなカーテシでアニスに挨拶をした。一方アニスは名前だけで頭を下げた。


「アニスね! で、家名と爵位はあるの?」


「ん? 家名と爵位?」 フルフル


アニスに家名や爵位は無いので首を横に振った。


「え? あなた、家名はないの?」 


「はい、ないですよ」 コクン サッ ゴソゴソ


アニスはそう答えながら、ジェシカから渡された彼女の予備の制服に着替え出した。


「ええ、家名無し⁉︎ 爵位はともかく、この時代、家名無しなんて人いないわッ! はッ!(この容姿にこの強さ、この娘、訳ありなんだわ。名が知れれば抹殺とか幽閉とか…)」 ジッ!


「 ん? 」 ニコ  パサッ


「ううん、なんでも無いわ、アニスね! え⁉︎(綺麗な身体、スタイルも良いじゃない)」


今、アニスは焦げた上着も脱ぎ、上下、純白のインナーだけの姿だった。


「 ん? 」


「アニスちゃん綺麗…」 ポッ


「ええ、本当…この肌なんか凄い!どうしたらこんなに綺麗になるのかしら?」 ピト


「きゃっ!」 ピクッ!


「あ、ご、ごめんなさい、さあ着替えましょッ!」ササ


アニスはジェシカの制服に天幕の中で着替えをした。アニスは服装だけなら、帝都学園の生徒に見えた。白いブラウスの上に、青を基調としたブレザーと膝上丈のひだスカート、所々に白いラインと模様が入り、右胸の位置には、学園のエンブレムが刺繍されていた。


「うわああ… 似合うとは思ってたけど、流石にこれは…」 ポ〜


「この娘、凄いよジェシカ、ただの制服をここまで着こなす娘なんてそういないよ!」


「ええ、なんか私達と住む世界が違うみたい」 


「あ、あのう、どこか変なのでしょうか?」 クルッ ササッ


「ううん、よく似合ってる! 素敵よアニスッ!」 


「私もそう思いますよアニスちゃん」


「そ、そうかな…ありがとう」 えへ


「えッ‼︎(わああ、これはもう天使よ!) ルナッ! エリーッ! ちょっとこっちに来てッ!」


ジェシカは2人を呼び、アニスに聞こえないように、小声で相談し始めた。


「ちょっとなによジェシカ?」


「そうですよ、アニスちゃん可愛いじゃないですか」


「シーッ! 静かにッ! いい⁉︎ よく聞いて、アニスを男子どもから守るの」


「男子から?」


「ええ、私たちの班の男子だけでなく、他の班の全員からもよ…」


「あ〜、わかるその気持ち」 うんうん


「アニスちゃん、綺麗だもんねえ、なんか他の誰かに渡したくないってゆうか…」


「そう! それよッ! こんな強くて可愛い娘、誰にも渡したくないッ!」 グッ


「うんッ! ジェシカッ! 私も協力するよ!」 グッ


「私もするねッ!」 グッ


アニスの横で、3人はお互い手を取りし決断した。その時、天幕の外から声が聞こえてきた。


「お〜いッ! ジェシカー! 薪と水汲んで持ってきたぞお」


「あ、男子達が帰ってきたみたい」


「じゃあ、かまどを作って、火を起こしといて、すぐ行くから」


「ああ、わかった」


時間的にはまだ余裕があったが、アニスの事もあり、彼らはここで野営をする事に決めたのだった。アニスが着替えをしている間に、男子生徒3人は、ジェシカから、『女の子の下着姿を見るなんてこの恥知らず! 罰を受けなさい!』と言われ、薪拾いと、水汲みをやらされていたのだった。


ボウッ! パチパチ メラメラ…


「よっと、これでお湯が沸くな!」 ふう〜


ジェシカに頼まれたアランは、かまどを作り、火を起こして水を張った鍋を火にかけた。


「アラン! テントはどうするッ!」


「ああ、ジェシカ達の分と合わせて3張りで良いだろッ!」 パチパチ


「わかった! じゃあ設営しとくッ!」


「頼んだッ! 俺はもう一回水を組んでくるッ!」 ザッ!


「りょうか〜いッ!」 バサッ! トントントン


流石は帝国学園の生徒である。誰に言われるわけでもなく、自分たちのやるべき事を、的確にこなしていった。


「ふう、ま、水もこれだけあれば良いだろ。テントの方はできたかあッ!」


「ああ、3張りとも今貼り終わったぜ!」 グッ


「良しッ! じゃあジェシカ達を呼びに行くか」 ザッ!


アランがそう言って立ち上がった時、後ろから声が聞こえてきた。


「はあ〜いッ! お待たせええッ!」 サクサクサク


どうやら、ジェシカ達、女子がやって来たみたいなので、アランはそちらの方に向き返事をしようとした時、彼は、そこに一緒にいた少女を見て固まってしまった。


「ジェシカか、今呼びに……え⁉︎…」 クルッ ピタッ!


「お、おいアランッ! あれッ! あれッ!…」 ジッ!


「あ…ああ、え? なッ…」 ピタッ!


アラン達の時がその一瞬止まっていたかのようだった。準備が終わり、ジェシカたち女子に声をかけられ、振り向いた瞬間、そこにいた少女を見たからだ。 そう、そこにいたのは、ジェシカ達と同じ帝国学園の女子用制服を着、白銀髪を靡かせながら、スカートを翻して、颯爽と歩いてくるアニスを見たからだった。


「ア、アラン…」 ポト


「な、なんだマイロッ!」 ブルッ


「俺…あの娘を見た瞬間、涙が出てきた」 ツ〜


「ああ、俺もだ! 美しいッ… なんて美しいんだッ!」 ポト


「あ、ああ…ぼ、僕ッ! どど、どうしようッ⁉︎ どうしたらッ!」 ブルブル


男子生徒達は、ジェシカ達と一緒に歩くその白銀髪の少女、アニスを見て、感動と動揺、そして恐らく恋に堕ちってしまっていた。


「うん? どうしたのアラン、なんか変よ?」 サクサク


「ジェシカ、アランだけじゃないわよ!」 サクサク


「本当、マイロも、オスカーなんか顔が真っ赤じゃない」 サクサク


「ん? 大丈夫ですか?」 ニコ!


「「「  はうッッ!!  」」」 ドキンッ! スタンッ!


アニスが笑顔で問いかけた瞬間、3人の男子生徒は、その場に胸を押さえながらしゃがんでしまった。


「 えッ⁉︎ 」 


「わッ! アランッ! どうしたのよ!」 タタタ!


ジェシカは地面にしゃがんでいるアラン達に駆け寄っていった。


「アラン、大丈夫?」 スッ


「……しだ…」 ポト


「え? なに?」


「ジェシカッ! 天使だッ! 天使様がいたああッ!」 ガッ!


「きゃあッ!」 ガバッ!


アランはいきなり起き上がり、ジェシカに掴みかかりながら叫んだ。


「ここに天使様がいたああッ! 俺は彼女と一緒になりたいッ!」 ババッ


「こっこら、落ち着いてアランッ! いたッ! 痛いからッ! 離してッ!」 ググッ


アランは動揺するあまり、力一杯ジェシカの肩を掴んでいた。それを見かねて、アニスは2人に近づいていった。


「ん、落ち着きなさいッ!」 パンッ!


乾いた音がして、アランは正気に戻り、ジェシカを離した。


「気が戻りましたか?」


「え? あ? ああ、うん、すまない…」 


「もう大丈夫ですね」 ニコ


「う、くッ 可愛すぎるッ!」


「もう、アランはしっかりしなさい! 貴方は私たちの班のリーダーでしょッ?」


「はッ! そうだ、僕はこの帝国学園遠征隊、第3班のリーダーなんだ。 僕がしっかりしなくては…」 ちらッ


「 ん? 」 ニコ


「わあああッ! なんて可愛いんだッ!」 ババッ!


「はああ〜、これはダメね」 ちら


「マイロもオスカーもダメね、しばらくほっときましょ」


「な、なんかごめんなさい」 ペコ


「あ、アニスちゃんの所為じゃないよ。気にしないで」 


「でも…」 ちらッ


「男子達は、ほっといてお茶にしましょ」


そう言って、ジェシカ達はお茶の準備を始めた。アラン達はアニスを見ては顔を赤くしていた。


ポコポコポコ ブクブク カチャカチャ


トトトトッ! カチャッ!


「どうぞ!」 サッ!


「ありがとう」 コク


「美味しい」 コクン


「でしょ!、ジェシカの淹れる紅茶は最高なんだから」 ふふん


「ん、ダージリンか…」コク


「 えッ⁉︎ 」 カチャ


「 ん? 」 カチャ


「アニスちゃん、紅茶の銘柄わかるのッ⁉︎」 


「え?、いや、飲めばわかるよ」


「流石ね、飲んだだけで分かるなんて」 コクン


そんな話をアニスとジェシカ達がしていた時、アラン率いる男子達が密かに相談していた。


「いいか、抜け駆け無しだぞッ!」 グッ


「ああ、もちろんだアラン」 グッ


「僕も約束します」グッ


「とにかくだ、他の奴らに気をつけるんだ!」


「ああ、わかってるぜ! 特に第4班のバーゼルには気をつけるんだ!」


「そのとうりだ!マイロッ! アイツだけはアニスちゃんに近づけるな!」


「はい、分かってます」 ググ


「そうだ、俺たち3人でアニスちゃん、俺たちの天使を守るんだッ!」


「「 オオーッ! 」」 ググッ!




男子は男子、女子は女子で盛り上がっていた。 やがて日が落ち始め夕刻になり、帝国学園の生徒達は、野営夕食の準備に入った。 焚き火を中心に、ぐるりと囲んで座り、夕食を配り出した。


コポコポコポコポ カチャッ


「はい、アニスちゃん!」 スッ


「ん? これはなに?」 ジロジロ


アニスがジェシカから渡されたものは、帝国学園で野営用に支給されている、野戦食、棒状の栄養補助食品とカップに入ったレトルトの粉スープであった。


「ああ、それ、私たちの学園で使用されてる、野営用の野戦食よ」 ニコ


「みんなコレだけで満足なの?」


「ああ、仕方がないんだアニスちゃん、俺たちはそれくらいしか持たされてないからね」


「そうだよなあ、まだ軍に入ったわけじゃ無いからしょうがないのさッ」


「ん、じゃあ私が作るッ!」 ガバッ! 


「え? アニスちゃん、作るってなにも無いよ!」


「ん、任せて!」 グッ


すると、アニスはかまどの方に行き、異空間より調理台と水瓶、調理器具と食材を出した。


キイインンッ ドンドンドオオンッ!


「「「「「「 はあああーッ⁉︎ 」」」」」」


そこにいた全員が驚いた。それもそのはず、アニスが何も無い空間から、先程の物を出したからだ。この世界のこの時代にとって、ストレージやアイテムボックスは失われた能力と技術、ましてやアニスの異空間はそれ以上の能力であった。驚くのも無理はなかった。


「ア、アニスちゃんっていったい…」


「アイテムボックス…本当にあったんだ…」


「ん、材料はよし! すぐ作るから待っててね!」 タンタンタン! 


 ブクブク ジュワアーッ! ジャジャジャ! コトコトコト


森林地帯の森の中に、心地よいリズムの包丁と調理の音、そしてとても良い匂いが充満していった。アランやジェシカ達は只々、見ていることしか出来なかった。彼等は基本調理などしたことが無かったからだ。


「良し、スープ完成、サラダとこれとこれで良し」 ふんふんふん♪


リズム良く調理をする、その様子を見たジェシカがアニスに近づいてきた。


「わッ!凄く美味しそう!」 ジッ!


「ん? ジェシカ、味見する?」 ニコ


「ええ、いいかしら?」 ニコ


「はい、これどうぞ」 サッ


渡された小皿に乗っていた、小さな肉を頬張り、ジェシカは目を見開いた!


「なにこれッ! 美味しいッ!」 コクン


「ん、じゃあ、みんなに配るね」 ササッ


アニスはプレート板を出し、その上に皿やカップを置き、メインディッシュの肉料理、サラダにパン、それと具沢山スープにマテ茶を添えて皆んなに配った。


「凄いッ!」 ゴク


「美味しそう、ね、ね、もう食べていい?」 ソワソワ


「すげえ、これが外で作れる食事なのか?」 ゴク


「もう待てんッ! アニスちゃん! もういいッ?」 ババ


「どうぞ、召し上がれッ」 ササッ!


「「「「「「  いただきまあすッ‼︎  」」」」」」  パクッ!


「「「「「「  ‼︎ッ  」」」」」」 ゴクンッ!


「「「「「「  美味しいいいーーッ!  」」」」」」 


「なにこれッ! めちゃくちゃ美味しいんですけどッ!」 パク!


「本当、国のレストランと全く変わらない味だわッ!」 パクパク


「うまいッ! うますぎるッ! しかもアニスちゃんの手料理だッ!」 ううッ


「ああ、こんなものが食べれる俺は幸せものだあ!」 ゴクン


「アニスちゃん天才ッ! もう誰にも渡さないからねッ!」 パク


「「「「「  意義な〜しッ!  」」」」」 パクパク ゴクンッ!


「 え⁉︎ それはどういう…」 


「アニスちゃん、気が付かないの?」 ジッ


「 ん? 」 


「こんなに可愛くて、綺麗で、強くて、美味しいご飯が作れる、欲しいに決まってるじゃ無いッ!」 ガバッ! ギュウッ!


「え⁉︎ ジェシカさん?」


「ジェシカでいいわよッ! アニスちゃん」


「ん、分かったわ、で欲しいってのは…」


「アニスちゃん、貴方は今、なにを着ているの?」 ニコ


「ああ、ジェシカから借りた帝国学園の制服ですけど、それが?」


「そう、私の制服よね」 ニコニコ


「はい、そ、そうですね」 タラ〜


「そうッ! だから、私の制服を着ているその中身も私の物なのよッ!」ほほほッ


「へ? (ぎゃあああーッ! なに言ってんだこの人はああーッ⁉︎)」 ブンブン


「あら、当然でしょ! お菓子だって袋だけって事、無いですもの、ねッ!」ニコ


「はッ⁉︎ ねッ!ってなに? ねッ!って(や、やられたああーッ!)」 ブンブン


「流石ああッ! ジェシカッ! やったね」 グッ


「まさか、そこまでとは… 」


「ふふん、私はね、やる時やる、手段を選ばない女よ!」 ふふふ


「え? え? なにそれ? 誰か…」 クルッ!


アニスは周りのみんなを見たが、皆が首を横に振った。


「きゃあーッ(ダメだあーッ! この役立たずどもおーッ!)」


「ちッ! ジェシカにしてやられたッ!」 グッ


「アランッ! まだチャンスはあるッ!」 グッ


「そうですよ、このままジェシカ達と同じ班なら、いつかきっと…」


「ふふん、私がそんなヘマをするとでも?…」 ギンッ


「ククッ! クソおッ!」 ググッ


「さあ、アニスちゃん、これからも宜しくね」 ニコ


「うう、宜しくお願いします…」 スッ!


「これでアニスちゃんは私達と行動を共にできるねッ!」 ニコ


「 へ? 」


すると、エリーがアニスに近づき、小声で話す。


「ごめんね、ジェシカ素直じゃ無いから…」


「それはどういう…」


「あのねアニスちゃん」


「はい!」


「これはジェシカと私達からのお願いなの」 グ


「と言うと?」


「アニスちゃんは可愛いし、強くてものすごく頼りになるの」


「はあ…」


「実は今回、本隊と帰還コースがずれてしまって、あのドローンに襲われてたの」


「つまり、迷子か?」


「うん、そう それでね…」


「ん?」


「それで、帝都までだけじゃなく、これからも一緒に行動を共にして欲しいの!」


「それをジェシカが望んでると?」


「うん」 コクン


「ふむ、だけど私は帝国や帝国学園の者では無いですよ」


「あ、それなら大丈夫」 ニコ


「何か策でもあるのですか?」


「ええ、先も紹介したとうり、ジェシカの家は侯爵の地位にあるの、だから、アニスちゃん1人くらい、帝国民にしたり、帝国学園の生徒にしたりする権限があるの」 グッ


「なるほど! そう言うことか」


「ダメかな?」


「ちょっと考えさせて」


「ええ、いいわ」


アニスは少し考えた。(確かにこのままでは、この国のドローンやら警備システムに引っかかるばかりだ、効率が悪い。だが、彼女達と行動を共にすればそれも無くなるし、この国に街にも入りやすくなる。何よりこの世界での私は身分証明もできない存在だから、その方がいいか。彼等からも情報が得られるしな!)


そう考え、声を大きくして、アニスは答えた。


「わかりました、しばらくは貴方達と行動を共にします。宜しくね」 ニコ


「「「 うをおおおーッ! やたああーッ! 」」」 ググッ!


「決断してくれたのね、じゃあアニスちゃんは私達と一緒に行きましょ(エリー、ナイスアシスト)」 ニコ グッ


「(どういたしまして、ジェシカ)」 コクン グッ


「ん? まあ、いいか、みんな宜しくね」 ニコ


アニスが同伴する事になった時、あたりは段々と暗くなり、夜の始まりを告げていた。




いつも読んでいただきありがとうございます。

次回もでき次第投稿します。

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