第1話
カヌーやキャンプ、旅が好きな人にぜひ読んで欲しいです!
もう数年前の話…夏の日本海、若狭湾をカヌー漕いでキャンプツーリングした時の旅日記を書いてみようと思った。
何故数年前なの?(?_?)と思ったあなたf^_^;…それは、とにかく書きたいんだも〜ん(笑)書かせてくれお願いf^_^;(笑)(^-^)/
では…
夏のある日、家族にドライブがてら付き合ってもらい、車に愛艇を積んで琵琶湖北西にある実家を夕方出発した。
今回は若狭湾を漕いで、4日ほどカヤックでのキャンプツーリングをするつもりだ。行き先は未定。
福井県小浜のフィッシャーマンズワーフに着いた時はすでに日も暮れて、予報通り雨も激しくなってきた。
送ってくれた家族に手を振り、夜の海に漕ぎ出す…雨をついて、とりあえず仏谷という集落がある岬目指して強行出航だ。
少々海が荒れても、湾内だから転覆する心配はまずないが、風雨はますます激しくなり波飛沫とともに体に叩きつけてくる。
こんな暗闇の中、ひたすら漕ぎながらひしひしと心細さを感じる時、何故か大切な人達の事へと想いはさまよう。さらに腕や腰に力を込めて、なにくそと漕ぎつつ大声で好きな歌を歌う。ここでは誰にも遠慮は要らない、今限りなく自由だ…そう思うと力が湧いてきて、喜びさえ込み上げてくる。
気がつくと歌いながら笑ってしまっていた。
笑えてきて気分はハイになったが、向かい風や雨、波飛沫がひどくおまけに潮の流れも加わって思うようには進めない…また思い出せる限り好きな歌を声を限りに唄う。もしも今観察者がいれば、きっとイカれた奴だと思うだろうなあ。そんな事を考えてるとまた笑いが込み上げてくるけど、【イエスタディ・ワンスモア】 【熱き心に】 【もう一つの土曜日】 【明日に掛ける橋】【月のあかり】 【君が人生の時】等々…てんでバラバラ脈絡なく、思い入れのある曲を歌い叫んでみる…やっぱアホに見えるやろなあ。
続く(^-^)/