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おれと幼馴染が隕石のせいで異世界転生  作者: D@2年連続カクヨムコン受賞
最終話 アカシックレコードの向こう側
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海底神殿

最終章突入です

 おれたちは、浦島さんの提案に同意した。

 世界の(ことわり)を破壊し、破滅の因果を救う。


 この世界が、破滅と再生を延々と繰り返したループ線上にいることを認識し、その無意味な繰り返しを抜け出す。それがおれたちの目的だった。


 浦島さんは企業秘密ということで教えてくれなかったが、神殺しの仲間たちと連絡をとり合って合流ポイントを決めたようだ。


「では、行こうか」

 目的地は、琉球の与那国島付近にある海底神殿……。

 海底神殿?


「あの、浦島さん? 目的地って海底神殿なんですよね?」

「ああ、そうだよ。神を封印した宝玉を壊しに、海底まで行くんだ」

「どうやって、ですか?」

 そう、目的地は海底だ。

 いくら、博士が凄腕の魔術師とはいえ、海底まで歩ける魔術なんて使えるはずがないし……。


「ああ、それなら安心してくれ。そこの海にとあるものを隠している」

 浦島は、そう言って笑った。


 ※


「ああ、みんなこっちだよ」

 浦島が案内する方向に進むと、洞窟があった。

 そこの中に進んでいくと、黒いクジラのようなものが鎮座していた。


「これは?」

「見ればわかるだろう? 潜水艦だよ。私が開発した燃料補給なしで、世界一周できるすぐれものだ。わたしの世界が崩壊したとき、これだけは残ったんだよ。海底にあったおかげでな……」


「じゃあ、行こうか。目的地まで、数日で着くよ」

 浦島さんは和服と潜水艦というアンバランスな格好でそう言った。

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