数多くの「なろう作家」様たちへ送る愚か者の懺悔
「ブックマークが外れた……」そこから始まる作家さん達の悩みに触れ、恥を忍んで謝罪に来ました。
どうかご容赦を……。
初めましての方が多いかと思いますので、初めまして!
ひつまぶし士と申します。
さて、早速ですが軽い自己紹介。こういう無駄なことは早く終わらせるに限ります。
先に申しました通り、現在私はひつまぶし士なるペンネームで、趣味と勉強を兼ねて小説をしばしば書いては投稿させてもらっています。
が、そんなことは大事なことではないのです。私の書いた作品がどうとかは、さておき。
何を自己紹介で触れたかったかというと、私は元々読み専——なろうサイト上にて、小説は書かず読むだけに留めている人のこと(合ってます?)——であり、そこから自分でも小説を〜との思いで小説を書き出した、ということです。
まぁ、ありがちですね。商業作家でもなし、理由は人それぞれで良いと思っています。
さて、前置きはこのぐらいにして。
ここからこのエッセイ『数多くのなろう作家様たちへ送る愚か者の懺悔』という意味深なタイトルの本題へと入っていくわけなのですが……。
まず、一言。
ほんっっっとうに、申し訳ありませんでした!!
いや、謝罪だけされてもきっと「?」となられるかとは思うのですが、それでもまず謝らないと私の気が済まなかったものでして……。
順を追って説明させていただきます。
まず、タグや前書き等を見てくださった方はお分りでしょうが、本エッセイは「ブクマが減っている」という作者様のお悩みに関することです。
そう、すなわち『ブクマ外し』なるものへの謝罪なのです。
そも、私は機械というかウェブサイトなるものが不慣れな人間です。
初めて買ったタッチパネル端末『iPod touch』の初期設定で、Apple IDを入力する際、ずっと薄く表示されていた『example@iCloud.com』の文字を打ち続け、「入れねえよ!」と騒いでいた人間です。
そんな人間ですが、一応賢いゴリラよりも知能はあったのか、メールアドレスとパスワードを登録するだけで利用できるサイト位は何とか楽しめていました。
そう、『小説家になろう』のようなサイトなら。
このサイトを利用したきっかけは単純で、暇つぶしに本を読みたいなと思ったからでした。「なんか面白い小説知らない?」という私に、友人がこのサイトを教えてくれたのです。
当時は、今ほどの書籍化ラッシュなどではありませんでしたが、ランキング上位の作品は出版されているような頃です。
この実際に文庫本になっているような面白い作品たちが、無料で読める……だと?
と、衝撃を受けたのは忘れられません。
さてさて。
ここで、私は大きな勘違いをしていました。
それは、「自分はきちんと、このサイトを使いこなせている」という認識です。
ログインも出来る、検索もできる、そして……ブックマークも出来る。
そしてそして——ブックマークを外せる!
「!?」と思ったあなた。
そのまま正しい知識と使い方で、このサイトを有効に賑やかに、楽しく閲覧しましょう。
要するに、ですね。これは私のアホさ(もしも他にも同じ様な方がいらっしゃったらゴメンナサイ)にも原因があるのですが、
ブックマーク→直訳すると本の印、つまりは栞→しおりかぁ、しおりなら、"読み終わったら"外さなきゃなあ!
もう一度言いますが、本当に申し訳ありませんでした!!
ただ、言い訳をさせてもらうと、当時の自分は本当にこれが正しい使い方だと思っていたのです!
え? Safariとか開いたら下にブックマークとかに繋がるアイコンあるだろって?
そんなの、ただの模様だと思ってたわ! 間違って触るまで気付きもしなかったわ!
今思えば、ブックマーク、すなわち本の印なんだから、お気に入り作品の目印なんだなぁと。そう考えられていたら……どんなに良かった、のか。
もちろん、今では、というか気づいてからはしていませんし、昔ブックマークしていた作品を探し出して、もう一度付け直したりもしました(バレるので非公開にしてますが)。
ただ、それでも。何個か、見失ってしまった作品はあります。
おまけに、小説を投稿するようになってから知ったのですが、ブックマークされた作品には二ポイントの得点が付き、それらを元にランキングなどが決まる。と、こういう仕組みらしいのです。
うん、PVが全てだと思ってたよ。そのPVだって、「プロモーションビデオの再生数かぁ。そんなの、どこにあるんだ?」……って、そう、思って、いた、よ。
だってさぁ、普通、作品読む側としては、タイトル、あらすじ、タグだけ見れば充分だって、そう思っちゃうじゃないですかー!
あとのわけわからんのは適当に予想つけてポイッでもいいじゃないですかー!
と、そんなことも思いつつ、それでも謝罪しようと思った今回。
その理由は「ブックマークが外れた……この展開面白くなかったのかなぁ」「ブックマークが外れるということは、自分の作品を追うことをやめてしまった読者がいるということである」などという旨の作者さんたちの苦悩を垣間見てしまったから。
ち、違うんです!
むしろ、作品を楽しく追っていたからこそ、
私「最新話まで楽しく読ませてもらいましたよ(ポチっ)」〈 ブックマークを解除しました
ってしてたんです! ごめんなさい!
これの何が悪質かと言うと、作者さん側の方は大抵ご存知かと思いますが、短時間にブックマークが付いたり外れたりすると、運営に不正行為として見られる可能性があるのです。
この時、幸いにも私は総合評価を上からたどったり、『この作品の読者はこんなのも読んでいます』から飛んだ、最低でもブクマ一万は下らないような、"すでに評価された作品"を読むことが主でした。
まぁ、そうではない作品でも、私一人が付けたり外したりを数回やるくらいでは大したことはないのでしょうが。
それでも、もしかしたら誰かの芽を潰していたかもしれないし(実際にそういう妨害があったりするそうです……)、一生懸命書いていた作者の方の気分を害してしまったかもしれません。
改めまして、本当に申し訳ありませんでした。
私は気づけたからいいものの、もし今でも、と想像すると背中に冷たいものが流れます。
また、このようなエッセイとして書かせてもらった理由の一つには、作者さんに「ブックマークを外したからといって、一概に見放されたとか、そういった考えに縛られてはほしくないな」と思ったからというのもあります。
こんなアホな理由で外すバカも居るのです(他にもいらっしゃたらごめんな……いないか)。
もっと、肩の力を抜いて、楽しく創作していこうではないですか。
何はともあれ、今では私も立派に使いこなし(カテゴリ分けと公開非公開も出来るようになった)、果てには投稿までしている次第です。
最後に、繰り返しにはなりますが、数多くいらっしゃるなろう作家様たちには大変申し訳ないことをしたと、謝罪の気持ちでいっぱいです。
これからはこの身をその末席に加えていただきつつ、きちんと本来の使い方で、このサイトを利用していく次第ですので、どうか、お一つ……。
それでは、長々と失礼いたしましたが、至らない一読者だった頃の自分の懺悔でございました。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
「許さん」「嘘つけ」等の感想をいただいても繰り返し謝ることしか出来ませんので、ご了承を……。
ブックマークとか評価?
内容的に、しなくていいです! 本当にごめんなさい。