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M子と夏子  作者: ももこ
3/12

勉強も負けた

「夏子…!やったよ、あたし学年1位とった」

定期テストの結果は、M子が250人近くいる学年の中で一番に光り輝いたのだ。


「よかったね…」

わたしは素直に喜べなかった。なんせ、わたしはすべてM子に負けている。容姿も性格も勉強も…


「すごいねぇー!!さすがM子。才色兼備って感じ?」

いつも通り、りーがM子を褒め称える。

それを若干睨みながら、自分の順位を確認する。


「で、夏子はどうだったの?」

りーにふいに聞かれて、動揺した。


「…205位だった」


「大丈夫よ!うちも198位でそんな変わらないじゃん。一緒に頑張ろ!」


M子は学年1位になったことがとても嬉しかったらしく、笑みを浮かべていた。

その横顔も美しい。顎がシュッとしていて、鼻がツンと高くて。パッチリとしたお目目。

わたしとは大違い…


わたしは、ふーぅ、とため息をついた。

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