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日本語雑感(02)句読点、とか

作者: 潮 流

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某氏に急かされまして(笑)

いやいや暖かな陽射しの下での午後のひと時、読書中に思いついただけです。

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日本語雑感(02)句読点、とか



美味いスルメとかジャーキーとか、噛めば噛む程美味しいですよね。

魅力的な文章も同様に読めば読む程、引き込まれます。

それは読み手と書き手のコラボレーションが織り成すものだと思うのですよ。

ただ書くだけ、ただ読むだけ、では絶対に生じない感情、「感動」や「歓喜」、「同情」や「憤怒」があります。

その為には互いの歩み寄りや努力が求められるんじゃないかな?と思います。



――句読点


こやつらは只の点や丸じゃねぇです。因みに、句点が「。」、読点が「、」ですね。今更ですが、私、実は昔っからよく混同します。内緒ですよ。


句点は、一つの文章の最後に置くものですから、流石に置き忘れや置く場所を違える事は、まぁそうそうにはありません。


でも読点の方は……うぅん、折角の面白い作品が台無しだなぁと感じる文章が決して少なくないのです。


ただですねぇ、これって指摘が難しいんですよねぇ。

読点の位置って、決まり事というよりも指針とか基準のようなもので、明快なコレっ!という訳ではないです。故に、書く人にお任せです。つまり、アナタ次第。

でも、読んでいると明らかに解りづらいなぁ、読みにくいなぁ、という文章はあります。


書き手の皆さんは、それぞれに書き方を工夫し、読み易いようにされようとなさっています。不肖私も努力はしています。未だ効果はないかもしれませんがしています!つもり……。

空行を設けたり、記号文字を使ったりとそれはまぁ色々と知恵を絞り、工夫を凝らし、としています。していますよね?


読点の位置もその一環で考えてみて欲しいなぁと思います。


因みに↑↑の文章ですが、一気に読むにはほんの少々長いです。敢えて切るなら、「も」の後、「なぁ」か「なぁと」の後でしょうか。下手に読点で文を切ると解りにくくなりませんか?

これを「一環で」の後や「みて」の後で切ったら、あら不思議、読めなくはないし判読も出来るでしょうが、読みにくく解りにくい文に早変わりします。


そんな文章をま〃見掛けます。



指針とやらですが、読み易さ、解り易さを基準に置くならば、


・無理なく音読出来る長さ(多少の無理は可)

・修飾する側とされる側は、可能な範囲で一纏め

・長過ぎる文は一度読点を入れるか、句点で区切る事も念頭に置く

・慣用的に置かれる事が多く(従って、読む側もそれに慣れている事が多い)、特に主義主張や趣味嗜好、特別な理由等がなければ置くことが望ましい(「ただ、」、「しかし、」とかとか)

・文章が長くなったとしても、切ることで却って煩わしくなったり、読みにくくなったりするならば、無理してまで入れる必要はない

・短くても、次に来る文章に直接掛かるのでなければ、思い切って切る


といった辺りではないでしょうか。

主語がぁとか述語がぁとか、文法論的アプローチは、そちらに詳しい方にお任せ致します。



――最後に


前にも書いた気がしますが、修飾する文章とそれの掛かる文章の位置が、どう見てもおかしい、解り難い文章をよく見掛けます。

間違い、とは言いません。

筆が走ればそうなりがち、という書き手の心境?切実な理由?も分からなくはありません。文章が次々と浮かんでついつい書く事が優先になってしまう……よぉっく分かります。


でもですね、読点の位置を考えるのと併せ、もう少し解り易い文章についても考えてみて欲しいなぁ、と。さすれば、より魅力的な文章になる、かもです。

書き手としての自戒と読み手としての期待を込めまして、平にお願い申し上げます。


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お読み下さる方が予想外にいらっしゃるので驚いております。

この手の文章にも需要があるのだなぁと感じますが、何らかの足しにしていただけるのであれば幸いです。


念の為申し上げておきますと、小生決して読み手書き手、何れのプロでも御座いません。ただただ活字を愛する者の一人でございますが、それでもとお読み頂けるのであれば、望外の喜びであり、深く感謝申し上げます。

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