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第1話『出会い』

家についたら、真っ先にパソコンの電源をつける。

ほとんど日課になっていた。

することは、ニュースの閲覧やTwitterでの交流。

たまにネットサーフィン。

ネットは俺にとって欠かせないものだった。


今日も、いつものようにネットを眺めていた。

缶ビールを飲みながら、チーザ食べながら。


「このままだと絶対デブるよなw」


よしひとの声が部屋に響く。

一人暮らしも慣れたと思っていたが

ちょっと寂しかった。


Twitterを見ていたが今日はすぐに飽きた。

そしてネットサーフィンを始める。

これのローテーションだ。

主に見るサイトはあじゃじゃしたーとか

はちま起稿。2chのまとめサイトですな。


「今日も色んなスレが建ってるな。

 野々村いじられすぎでしょw」


あっというまにチーザは食べ終えて

ポテチに手を移す。

意外とビールのツマミになる。


「ん、なんだこのサイト」


Google検索で出たサイト名は


『路地裏の隠れ家』


あきらかに怪しいサイト名だった。

だが、今のよしひとには関係なかった。

ただ面白そうという気持ちだけでクリックした。


「あぁ、チャットか。懐かしい。」


昔は友達と家に帰った後も話す手段として

もなちゃとを利用していた。

今みたいにLINEなんてないからな。


「ハンドルネーム。どうしようか。

 タナカヨシヒト・・・タナシ・・!

 よし、タニシにしよう!」


こんな決め方ありなのだろうか。

今は細かいことは気にしないでおこう。


アナウンス『タニシさんが入室しました』


「お!この感じ懐かしいなー!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

カエル『こんばんは♪』


フジ山『お、久しぶりの新参か。』


ネメコ『こんばんは...』


タニシ《こんばんは。初めまして。タニシです。》


カエル『よろしくね^^』


タニシ『よろしくお願いします!』


フジ山『よろs...打つのはえーな!w』


ネメコ『!!』


タニシ《まぁ、会社で一日中

    パソコンを相手してますからねw》

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「隠れ家って言うから静かなのかなって思ったら

 めっちゃ騒がしいやんけw」


チャットをするのも久しぶりだ。

Twitterとは違って

本当に会話をしているようで

話すことが好きな俺は

チャットの雰囲気の方が好きだ


「もう0時も回ってるのに人がいるんだな」


小学生や中学生はいないと確信した。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


タニシ《みなさんおいくつですか?俺は25です》


カエル『私は20歳だよー。大学生!』


フジ山『俺は27だ!タニシ君と同じ会社員だべ!』


ネメコ『19』


タニシ《色んな世代が混じりあっているんですね》


フジ山『そゆこと。あ、敬語いらんべ。

    カエルちゃんなんて最初から使っとらんw』


カエル『なんですと!最初はちゃんと使ってたよ!

    いらないって言われても

    使ってたんだから!ねー?ネメコ!』


ネメコ『え?あぁ、うん。』


タニシ《今のは言わせたんじゃないか?》


カエル『タニシさんまで!!私、ショック!』


フジ山『落ち着けってw』


ネメコ『w』


フジ山『ネメコが笑った!』

カエル『ネメコが笑った!』


タニシ『そ、そろった^^;』


ネメコ『...!』


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「やばいwこの人たち面白いw」


ふと時計をみると1時を過ぎていた。


「うお!早く寝ないと明日遅刻してしまう!」


すぐに文字を打ち込んだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


フジ山『今日は盛り上がってるな!』


カエル『すごいよね!久しぶりに

    リアルでもお腹か抱えて笑ったもん!w』


ネメコ『zzz』


カエル『ネメコ寝ちゃったの!?』


タニシ『まあ1時回ってるからね。』


フジ山『まじだ。気づかなかった

    明日、大事な会議あるのにやっちまったw』


タニシ《俺も明日早いんだよねぇ。》


カエル『え、あ、じゃ私も落ちる。』


フジ山『それじゃ、今日はお開きにしますか!』


タニシ《では失礼しました!また明日!(^^ゞ》


アナウンス『タニシさんが退室しました』


カエル『うん!また明日ね(^_^)/~~』


アナウンス『カエルさんが退室しました』


ネメコ『ノシ』


アナウンス『ネメコさんが退室しました』


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「さて、ポテチも無くなってるし

 電源きって眠りましょ!」


今日は、よく眠れそうだ。

面白かったなあ。絶対に明日も行こう。

『隠れ家』に。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


フジ山『あぁ、俺が最後か。』


アナウンス『管理人が入室しました』


マスター『よっす』


フジ山『あ、お久しぶりです』


マスター『久しぶり。今日入ってきた人面白いね』


フジ山『えぇ。年も俺と

    近いですし話が合いました』


マスター『それは、よかった。』


フジ山『あ、俺も明日早いんで落ちますね』


マスター『うんうん。okok。また来てね。』


アナウンス『フジ山さんが退室しました』


マスター『フジが楽しんでるのも久しぶりに見た』


マスター『それじゃ、管理人の特権!』


アナウンス『発言を全て削除しました』


マスター『こうしないと重くなるんだよね』


マスター『それでは私も。』


アナウンス『管理人が退室しました』



長い!


これを書いてる時間も1時すぎていて


眠くなりながら書いてましたw


眠りますw


では!


アナウンス『アルフレドさんが退室しました』

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