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時間戦士は永遠の夢を見るのか・平行宇宙編

平行宇宙編AMラジオ「Amikana & Mika」:第14回「遂に……シオン登場!」

作者: 刹那メシ
掲載日:2026/08/28

挿絵(By みてみん)


<さて! ここで、スペシャルゲストの登場です! 自己紹介をお願いします>

{えー、皆様こんばんは、『TIME WARRIORS』ボーカルのシオンです。今日は宜しくお願いします}

「来たー!」

<遂に来たね!>

{どうも、アミカナさん、ご無沙汰してます}

「ア・ミ・カ・ナ・さ・ん?!」

<何?>

「いっつも『脳筋』って呼ぶじゃん!」

{いやだなぁ、そんな風に呼ぶわけないじゃないですか}

<ねー!>

「……こいつ、守り入ってるな……」

<あ、そうそう。ラジオだとどっちの『しおん』か分からないと思いますので、片仮名のシオン……さんです>

「ミカと付き合ってる方ね」

<ちょっとやめてよ>

{参ったなぁ}

<で、自己紹介にもあったように、バンド『TIME WARRIORS』のボーカルなんですよね>

{はい。まだ駆け出しですが、一生懸命やらせてもらってます}

「……何それ。完全によそ行きモードじゃん……」

<はいはい、アミカナも進行に協力して!>

「はーい。……そもそも、『TIME WARRIORS』は、私達の劇場版の主題歌のために結成されたんだよね?」

{そうです}

<初めて『KAISEI』聞いた時、どう思った?>

「いや、正直びっくりした! ポン……じゃない、シオン……さんだとは思えなかった」

<そうだよね!>

{ああ、ありがとうございます!}

「……気っ持ちわる……」

<アミカナ!>

「あー、はいはい。で、今やすっかり人気バンドということで」

{いやぁ、全然ですよ}

「……」

<アミカナ>

「……えー、それでですね、今日はシオン……さんがゲストということで、番組のXで、事前に質問を募集しておりますので、それに答えて頂こうと」

{わかりました}

<では、最初の質問です。『シオンさんはミカさんと付き合っているそうですが、ミカさんとアミカナさん、間違ったりしないんですか?』とのことですが……>

{あー……}

<え? 何、その反応……>

{いや……実はこの間、ちょっと間違っちゃいまして……}

<え? どういうこと?>

「……ああ……あの、街で偶然会ったんだけど……」

{俺、ミカかと思って……}

「私は志音、ああ、漢字の方の志音かと思って……」

<え? え?>


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


{結局、朝まで気付かなかったんだよね……}

「……そうね……」

<朝?! え? 朝まで、ってどういうこと?!>

{まあ、そういうこと……}

「あ、ミカ、大丈夫よ! ほら、私アンドロイドだから!」

<いやいやいやいや! え?! アンドロイドだからって、それ、どういう取り繕い方? え?! 嘘でしょう?!>

「……」

<ちょっとアミカナ?!>

「……じゃーん! ドッキリでした! ビックリした?」


挿絵(By みてみん)


<……>

「ミカ?」

<……>

「え? 泣く?」

<……このドッキリ、首謀者、誰?>

{ああ、俺}

<は?! シオンなの?!>

{ああ。盛り上がるかな、と思って}

<……>

「ええと、痴話喧嘩が始まりそうですので、ここで曲に参りましょう! ほら、ポンコツ、言って!」

{ああ、それでは聞いて下さい。『TIME WARRIORS』で『KAISEI』}


* * *


「『TIME WARRIORS』の『KAISEI』を聞いて頂きました。はい! では、仲直りのキスで機嫌の直ったミカと進めていきたいと思います」

<キスしてない! 機嫌も直ってないし!>

「ミカさん、仕事中なので。何とか抑えて下さい」

<……>

「はいこれ。進行表」

<……やりますけどね>

「さすが! パーソナリティの鏡!」

<で、シオン……さんは、アミカナ(ファイブ)さんとも面識があるとのことで>

「へー! そうなんだ」

{はい。フェスとかでよくご一緒します}


挿絵(By みてみん)


<どうですか? 我らが妹は?>

{そうですね。彼女、関西人だからノリがよくて……}

<「いやいやいやいや!」>

<関西人じゃないから。アミカナと同じアンドロイドだから。何人とかないから!>

{ああ、そうなんだ。でも、歌声がパワフルで}

「ああ、それはそうかも」

{あと、彼女に殴られたことがあるんですけど、パンチも脳筋よりパワフルでしたね。彼女、新型?}

<え?!>

「何で殴られてるの?!」

{ああ、ちょっと遠征が続いてて、ミカと会えてなかったので、いいかなぁと思ったら……}

<待て待て待て! 論理がおかしい!>

「『ミカと会えてない』から、何で『いいかな』になる?! そもそも、何の『いいかな』だ!」

{いや、同じ顔なんで}

<「は?!」>

{でも、よくなかったみたいで。それで食らいました}

「しれっと言うな!」

<一体何したの?!>

{いや、これラジオなんで、そこまではちょっと……}

「なら最初から言うな!」

<……でも、殴られて、後のパフォーマンスに響かなかった?>

{それは大丈夫。俺、治り速いから}

「ミカ! 5の精神状態の方を心配してあげて!」

{それも大丈夫でしたよ。次の日、一緒に歌いましたから}

「大丈夫かどうか、お前が判断するな!」

{デュエットの時、俺を見る目がめっちゃマジで。気合入ってたと思います}

「……5、キレてるだけじゃん……」

<……ええと、凄く微妙な雰囲気になってますけど、ここで曲に参りましょうか。『アミカナ5』で『Die fünfte Liebe』>


* * *


<『アミカナ5』の『Die fünfte Liebe』を聞いて頂きました>

「それで……曲の間に、メールが届いて……え?……5からのメール?!」

<そう言えば、彼女、この番組聞いてるって言ってたね>

{へぇ}

「読みますね。えー、『シオンへ。絶対忘れへんからな!』」

<……>

{いやぁ、参ったな}

「いやいや、今笑うところじゃないし……」

<何したの? ほんとに……>

{いやまあ、ラジオではちょっとね}

「何だその意味不明な倫理観!」

<……で、こんな状況で、お別れの時間がやってきたんですが……>

{もう終わりですか。残念}

<シオン……さんはどうでしたか?>

「え? それ聞くの?」

{楽しかったですよ。ミカの職場の雰囲気も分かったし}

<……私は疲れ果てたけどね……>

{じゃあ、帰りにちょっと休憩してく?}

「そういう話はもういいから! あ、三人の写真は番組のXに上げておきますね。以上!」

<『AMラジオ>

「アミカナ・アンド」

<ミカ・アンド>

{シオン』でした!}

<「{バイバーイ!}」>

「やっぱり、こんな奴のどこがいいのか分から……」


挿絵(By みてみん)

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