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残ってる家族、少なすぎ!

地震被害に遭われた台湾の方々に、お見舞い申し上げます。

「……この家系図、人が多いわね」


 持ってこさせた家系図を顔を突きつけて見る私とエマヌエル。子供ふたりで寝転がってる光景って平和でいいわね……。平和万歳よ。陽の光だけでも字が細かくてもへっちゃらで読めるもの。

 あら、この絨毯の柄はグリフォンかしら。肥ってるけど愛嬌のある顔ね。


「でも、此処と此処がもう居なくて、此処が没落してて……ホノリアの家族、8人か」

「えー、皇帝のお父様、ハルミナ姉様のお母様の妃、ウチのお母様の妃、他は側女? ふたり、イサ姉様、ハルミナ姉様、私……」


 ……このロリアーナ姉様やら他のお妃の端っこ黒塗りは、亡くなったってことか。……パッと見、15人亡くなってるわよ。大丈夫なの、この国……。側女が私の母親世代ならまだ若い女性でしょうに……。後宮ドロドロ系なのかしら。この中にイサ姉様の母親がいたりする? ……書いてないし……‼ 家系図ならちゃんと繋がらせてよ! 書き方おかしいでしょ!

 ……腹立つわあ。しかし、このままボーっと生きてれば、油脂バズの漫画と同じ時流れれば……全滅! ヤバ、何とかしなきゃ! このさり気なく置かれたお菓子に伸びる手よ! 鎮まれ!


「ホノリア、背中と脇汗と顎汗凄いよ」

「おっ、女の子に汗みどろバッチいって言わないでよ!」

「言ってない……」


 くそう、屋内でも流石砂漠の真っ昼間。乙女失格なレベルで汗が滴るわ。でも、流石に異性の前で豪快に濡れ布で全身拭う訳には行かないし……。多分子供とはいえ、そんなオッサン行為を眼の前でしたら好感度真っ逆さまよね。分かるわ。女と見られないのは困るわ。


「きゃー!」

「わー!」


 しかも未だ中庭でハルミナ姉様と勇者コンビがワーワー戯れてるし、実に煩いな。

 あの人達、雪だるまでも背後霊にしてんの? この暑さで何故バテないのよ。

 よし、こっちは涼やかに休憩にしよう!


「おおーい、ホノリアも来なさいよー!」


 ああ、まだまだお外は日が高くアッツアツ。ダイエットは日が落ちてからが勝負よね。居留守居留守う!


「さっき窓から見てたの見えてたのよ!」

「……な、何か御用ですか? お姉様。水分を摂ってお休みくださいねー」


 まさかこの中庭遊びの亡くなるって未来では無いようだけど、体は大事にして欲しいわよね。死亡フラグ立ってるの見えてる姉って目で見ると辛いな……。


「いいから来なさいよ。面白いもの見つけたわ! お前にも見せてやるわよ!」


 超元気で健康で、中身は某ガキ大将だけど……。

 本当に亡くなるのかしら。もしや暗殺とかでは……。

 ここ、さっきから見てる家系図の通り、ジャンジャン人が亡くなってる後宮だもんな。

 治安最悪なのでは?


 お、お外出たくないわーーー!


「いいから来いっての! レイを差し向けるわよ! コイツ、三階までならよじ登らせ」

「今すぐ降りますね!」


 おおお恐ろしい! よじ登らせ!? あの残忍勇者、トカゲの化身かなんかなの!? 爬虫類は怖くないけどあの勇者は今とっても嫌いよ!


「……勇者嫌いだ」

「何逃げようとしてんのよエマヌエル! アンタも来てよ怖いじゃないの!」

「オツキソイと行きゃいいじゃん……」

「子供だけって感じなのに連れてけないでしょ!」


 某ガキ大将に誘われた苛められっ子が何のアイテムもなしに歯向かえる訳が無いでしょうが!

 猫ちゃん……には似てないけど、エマヌエルは是非とも私に対して便利なキャラに育って欲しい……!


 と、色々グダグダしていたら、乗り込まれて今私、ジケッと湿った地下道にいるの。


「お、おおう……。何故?」


横四と呼ばれた傍若無人でもロースペック姫なので、転生して混ざっても、姉には逆らえない根性が染み付いてますね。

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