真琴、空中神殿から救出される。
真琴が仲間によって空中神殿から救出される話です。
「マンティスキメラ、空中の素材を捕獲してこい」
「アントキメラとドラゴンフライキメラは協力して地上の素材を捕獲してこい」
「バタフライキメラ、空中神殿の周囲を警戒しろ」
「ビートルキメラ、空中神殿の外壁を守護しろ」
シヴァはキメラ達に新たな指示をした。
各キメラ達が指示に従い、それぞれの役目を果たす。
(何とか脱出しないと)
私は監禁部屋で脱出の方法を考えていた。
(スキルや魔法は使用出来ない。格闘では多数の魔装兵相手では勝つのは難しい。打つ手は無しか。せめて助けを呼べれば)
(世界樹の幼女よ、助けが欲しいのか)
突然、バハムートからの念話が届いた。
(脅かさないでよ。あれ。念話が届いた。そうか。念話は私の固有能力だから使用出来るんだ。バハムート様、破壊神に捕まって監禁されているのよ。空中神殿内ではスキルや魔法が使用出来ないのよ。助けてよ)
(無理だ。我は空中神殿の内部には侵入出来ない。周囲には多数のキメラが飛び回っている。不意討ちは出来ない。自力で脱出してくれ。健闘を祈る)
(薄情者、冷血)
私が非難を始めた直後、念話を切られた。
(完全に手詰まり状態か)
私は絶望し、不貞寝をした。
「世界樹の幼生体、ルーン王都破壊の準備が整った。今からルーン王都に向かう」
シヴァがとんでもない事を言った。
「何ですって。そんな馬鹿な事させない」
私はシヴァに向かって突進した。
しかし、魔装兵に取り押さえられてしまった。
その頃。屋敷では大騒ぎが起きていた。
「マコトが行方不明」
「破壊神の調査で音信不通になったらしい」
「無事よね」
「死なれたら困る(解剖の為に)」
「「「不吉な事を言わないで下さい」」」
「大丈夫よ。真琴の諦めの悪さは私が誰よりも知っているわ」
「マコト様はしぶといですからね」
「きっと平気です」
「そうね。ゴリ押しのマコトだもの」
「ゴゥォォォォォ」
突然、庭に轟音が鳴り響いた。
「「「「「「「「「「「敵襲」」」」」」」」」」」
全員で庭に飛び出した。
庭には巨大なロボットモドキとペガサスに乗った騎士達の姿があった。
私達が戦闘体制を整えようとした時。
「待て。敵じゃない。余は魔王だ」
ロボットモドキから声が聞こえた。
「「「「「「「「「「「魔王様」」」」」」」」」」」
「マコトが破壊神の空中神殿の調査で音信不通と聞いて救出の協力に来た。幸いな事に空中神殿はルーン王都に向かっているらしい。セブチマの森林で待ち伏せする」
「あれが空中神殿」
「大きい」
「あれに突入するのね」
「絶対に救出する(解剖の為に)」
「「「頑張ります」」」
「真琴、もう少しの辛抱よ」
「必ず助けます」
「待ってて下さい」
マリア達は魔王様から借りたペガサスに乗り、突入の合図を待った。
「結界消滅砲放射」
両方の眼から光線が放射された。
巨大魔装具の新兵器、結界消滅砲で結界を消滅させた。
「装甲粉砕弾発射」
両手の指先からドリルのように回転する弾丸が発射された。
同じく新兵器、装甲粉砕弾で外壁を粉砕した。
両方共、マコトの考案した兵器らしい。
「今だ。空中神殿に突入しろ」
突入の合図でマリア達と騎士達が粉砕された外壁の穴から神殿内部に突入した。
「神殿内ではスキルや魔法が使用出来ないらしいから、マコトの救出はセイラとミオとノゾミに任せるわ。他の者は此処で待機」
セイラ、ミオ、ノゾミ、騎士達が救出の為、神殿の奥に侵入した。
魔装兵が行く手を阻んだ。
「邪魔よ」
セイラの剣が魔装兵を切り裂いた。
「退きなさい」
ミオの拳が魔装兵を打ち砕いた。
「鬱陶しい」
ノゾミの槍が魔装兵を貫いた。
騎士達も次々と魔装兵を倒していった。
「何なの。今の衝撃」
突然、空中神殿に衝撃が起きた。
部屋の外では戦闘の声や音がしている。
部屋の扉が破られ、誰かが駆け込んで来た。
「「マコト、無事」」
「マコト様、ご無事ですか」
セイラさんとミオさんとノゾミ、魔人の国の騎士達だった。
「セイラさん、ミオさん、ノゾミ、助けに来てくれたの。ありがとう」
「皆も来ているわ」
「合流するわよ」
私達は皆と合流する為、粉砕された穴に向かった。
「「マコト」」
「「「「マコト様」」」」
「真琴」
皆と合流をした。
「急いで脱出するわよ」
私達は空中神殿を脱出した。
「おのれ。私の空中神殿を不意討ちで傷つけるとは許さん。しかし、戦況は不利だ。異空間への撤退もやむを得ん」
「ヨセインテニンカウクイ」
大宝玉が紫色に輝き、異空間に転移した。
(助かった。皆のおかげね)
私は安堵した。
しかし、空中神殿は異空間に転移されてしまった。
(シヴァに逃げられた。ド畜生)
次回は冥界神が復活する話の予定です。




