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(閑話)ヨシノの邪眼。
ヨシノの邪眼の話です。
(またヨシノの邪眼の被害者が出たか)
魔王は娘のヨシノの事で頭を痛めていた。
ヨシノが泣く度に邪眼のスキルが発動し、侍女が即死する事件が続いた。
いくら蘇生魔法リヴァイヴァルで生き返らせる事が出来るとしても、このままではヨシノが罪人となってしまう。
(どうすればヨシノを救えるんだ。誰か教えてくれ)
「陛下、お話しがあります」
妻のサクラが悲痛な表情で話しかけてきた。
「サクラ、どうした。何の話しだ」
嫌な予感がする。
「私はヨシノとソメイと共に魔王宮を出て行きます。そしてヨシノが邪眼を制御出来るようになるまで、エントの森で暮らします」
嫌な予感が的中した。
「待ってくれ。何を言っているんだ」
必死でサクラを引き止める。
「もう決めた事です。止めないで下さい」
サクラの決意は固く、引き止める事は出来なかった。
次回は破壊神の復活の話の予定です。




