真琴、巨人の勇者をゲットする。
真琴が巨人の勇者をゲットする話です。
「魔王様、巨人の勇者の事を何か知りませんか」
私は魔王様に巨人の勇者の事を尋ねてみた。
勇者といえば魔王と相場が決まっている。
「巨人の勇者。知らんな」
魔王様が興味ない態度を装っている。
(怪しい。絶対に知っている。私の魔王様アンテナが、そう感じている)
「陛下、大変です。巨大魔装具がダークエルフの集団に強奪されました」
宰相のノモレキさんが謁見室に駆け込んで来た。
(巨大魔装具って何だろう。またダークエルフの仕業なの。ゴキブリみたいにチョロチョロして鬱陶しい)
「馬鹿者、早く取り返せ」
「それが、衛兵達では太刀打ち出来ません」
「余が直々に取り返す」
「危険です。やめてください」
「邪魔だ。そこを退け」
魔王様が宰相の制止を振り切って、謁見室を飛び出して行った。
「巨大魔装具って何ですか」
私は魔王様の後を追いかけようとしている、宰相に質問した。
「今は忙しい。後にしろ」
質問は拒否された。
仕方なく、宰相の後に付いて行った。
(何あれ、ロボットなの)
巨大なロボットモドキが暴れている。
「早く取り返せ」
「無理です。我々では巨大魔装具には太刀打ち出来ません」
衛兵達が脅えている。
(あれが巨大魔装具)
「魔王様、あれを破壊すればいいんですか」
「駄目だ。巨大魔装具はこの国、いや世界の宝だ。失う訳にはいかない。内部のダークエルフを倒せれば」
(ハイドロジェンボンバーなら一撃で倒せるのに)
《スキル探知発動》
(駄目ね。探知が効かない。新しいスキルを創造するしかないわね)
《スキル創造発動。熱源探知即死攻撃創造》
《スキル熱源探知即死攻撃発動》
新しいスキルで巨大魔装具の中のダークエルフを即死させた。
巨大魔装具が動きを止めた。
「巨大魔装具が止まった。マコト、何をした」
「簡単に説明すると、ダークエルフの体温を探知して位置を特定します。位置を特定したら、スキルで即死攻撃をします。それだけです」
「良く分からん。しかし、助かった。感謝する」
衛兵達が巨大魔装具の中からダークエルフの遺体を運び出した。
他の衛兵達がダークエルフの残党を捕縛した。
「魔王様、巨大魔装具が巨人の勇者なんですよね」
魔王様を問い詰めた。
「ち、違う。巨大魔装具は巨人の勇者ではない」
否定したが、手が震えていた。目線も合わせなかった。
「誤魔化しても無駄です。これ以上、誤魔化すつもりなら、抱きしめて離れませんよ」
魔王様を抱きしめた。
(魔王様の肉体。とても凛々しくて。逞しい)
「分かった。巨大魔装具が巨人の勇者だと認める」
遂に巨大魔装具が巨人の勇者だと認めた。
(困った表情の魔王様も素敵ね)
「ヤマタノオロチを封印するのに協力してくれますよね」
魔王様に協力を迫った。
「仕方ない。協力してやる」
魔王様は渋々協力を承諾した。
(巨人の勇者をゲットしたわ。後はバハムートの居場所を探すだけ)
「巨人の勇者が見つかったのですか」
神楽さんの神社に転移して、巨人の勇者の事を伝えた。
「ところで、越後屋の調査はどうなりましたか」
越後屋の事を尋ねた。
「申し訳ありません。越後屋には逃げられました」
神楽さんの調査の事を感づかれて、逃げられたらしい。
真琴がバハムートと念話する話です。




