乙女の牙&エルフの爪、ドワーフの国に行く。
乙女の牙&エルフの爪がドワーフの国に行く話です。
「此処がドワーフの国の都」
私は久しぶりに皆を誘って冒険の旅に出た。
目的はドワーフの国で武器を新しくする事。
「工房だらけね」
「武具店も結構あるわ」
「衣料品店は見当たらないわね」
「衣料品は雑貨店に置いてあるみたい」
「皆の武器を新調します。武具店に行きますよ」
「「「「「「「賛成」」」」」」」
私達は武具店に向かった。
「皆、いい武器は見つかった」
「駄目」
「ろくな武器しか無い」
「今の武器の方がいい」
「期待外れ」
「他の店にしますか」
「どこも同じよ」
「諦めますか」
私達は新しい武器の購入を諦めた。
「どこかの工房で製造してもらうのはどうかな」
「それしかないわね」
「どこの工房にする」
「工房の情報を集めましょう」
「それじゃ、手分けして探そう」
「「「分かりました」」」
「マコトはいいわ。騒動の原因になりそうだから」
「マリアさん、酷い」
私達は手分けして、工房の情報を集める事にした。ただし、私を除いて。
「腕利きの職人は見つかりましたか」
「コッテツガインって職人が腕利きらしいわ」
「私もコッテツガインがいいって聞いたわ」
「私もです」
「右に同じ」
「でも、頑固者で気に入らない客は断るらしいですよ」
「それも、叩き出すらしいです」
「他の職人にします」
「一応、行ってみましょう」
私達はコッテツガインさんの工房に向かった。
「何だか、騒がしいですね」
「野次馬が沢山」
「トラブル発生かな」
「邪魔」
何故か、前方が騒がしい。
「何かあったんですか」
私は野次馬に聞いてみた。
「コッテツガインさんが盗みの疑いで、捕縛されたらしい」
「王宮から盗まれたヒヒイロカネがコッテツガインさんの工房で発見されたんだよ」
思いがけない事が起こっていた。
「俺はヒヒイロカネなど盗んでいない」
初老のドワーフが連行されている。
「あの人がコッテツガインさん」
「マコト、どう思う」
「初老のコッテツガインさんが王宮からヒヒイロカネを盗めるとは思えないわね」
「同感。何か裏がありそうね」
「コッテツガインさんが王宮を脱走した」
「どうやら、誰かが脱走を手助けしたらしいわ」
「どうする」
「私がコッテツガインさんの居場所を探すわ」
(ドワーフの国の植物達に命令します。私がイメージした初老のドワーフを探して、居場所を報告しなさい)
(王樹様、見つけました。此処は都から三キロ程北の廃坑です。ダークエルフに拘束されています)
(分かった。ありがとう。またダークエルフなの。本当にゴキブリみたいに鬱陶しいわね)
「皆、コッテツガインさんの居場所が分かったわ。都から三キロ程北の廃坑だって。ダークエルフに拘束されているらしいのよ。急いで救出するわよ。高速飛行のスキルをマリアさん、ラムさん、カナエ、タマエに贈与します」
私は高速飛行のスキルを創造し、四人に贈与した。
「セイラさんはマリアさんに、ミオさんはラムさんに、ノゾミはカナエに、タマエは私に掴まって」
私達は高速飛行で廃坑に飛翔した。
《スキル創造発動。隠密創造》
《スキル分身発動》
「分身、隠密を発動し、廃坑の中を探索。念話で報告しなさい」
「分かりました」
≪スキル隠密発動≫
分身に廃坑を探索するよう命令した。
(本体様、コッテツガインさんを発見しました。ヒヒイロカネの武器を製造するよう、脅迫されています)
(分かった。私達が外で騒ぎを起こすから、その隙にコッテツガインさんを救出しなさい)
(分かりました)
《スキル創造発動。花火創造》
《スキル花火発動》
廃坑の入り口に向かって、花火を発射した。
「バァァン」
花火の爆音が廃坑内に鳴り響いた。
「何の音だ」
「敵襲か」
「何故、此処がバレたんだ」
「迎え撃つぞ」
「急げ」
ダークエルフ達が廃坑から次々と飛び出して来た。
「皆、行くわよ」
私達は廃坑の入り口に向かって、駆け出した。
《スキル拘束発動》
《《スキル重力発動》》
《《《スキル加速発動》》》
〈〈攻撃魔法ウォーターボール〉〉
私は拘束、マリアさんとタマエは重力、セイラさんとミオさんとノゾミは加速のスキルを発動した。ラムさんとカナエは魔法で攻撃した。
「体が動かない」
「「体が重い」」
「ガァァ」
「グァァァ」
「ギァァァァ」
「く、苦しい」
「息ができない」
ダークエルフ達を瞬時に戦闘不能にした。
「嬢ちゃん達、助かったよ。ありがとう」
コッテツガインさんを無事に救出した。
盗みの容疑も晴れた。
お礼に新しい武器を貰った。
私、マリアさん、ラムさん、カナエ、タマエは杖を。セイラさんは剣を。ノゾミは槍を。ミオさんは手甲を貰った。
マカオ、ミコト、ローズの杖も土産に貰った。
目的を果たし、王都に帰還した。
ルバイラが新たな体を手に入れる話です。(予定)




