サクラ、キキョウと融合する。
サクラがキキョウと融合する話です。
「ホウマさん、サエスさんに会わせて下さい」
サクラさんがサエスさんに会わせて欲しいと言ってきた。
「何故、サエスに会いたいの」
ホウマさんがサクラさんに理由を尋ねた。
「エントの森を守護する為に三眼の能力が必要なのです。それでキキョウと融合させてもらいたいのです」
サクラさんが理由を説明してくれた。
「良いわよ。サエスに連絡してあげる」
ホウマさんは了承した。
「サクラさん、融合魔法はとても制御が難しいの。実を言うと、人や知能の高い魔物に使用した事が無いの。失敗する可能性もあるけど、その覚悟はある」
サエスさんが失敗する可能性がある事を話して、サクラさんの覚悟を確かめた。
「エントの森を守護する為です。覚悟は出来ています」
サクラさんは力強く答えた。
「分かった。融合させてあげる」
「私は嫌よ」
キキョウが嫌がって、大声を上げた。
「あなたの意見は聞いていないわ」
サエスさんが冷たく、キキョウの意見を拒絶した。
〈融合魔法フュージョン〉
サエスさんがフュージョンの魔法を唱えた。
サクラさんとキキョウが融合を始めた。
キメラの時より時間がかかっている。
私達は息を潜めて、見守った。
やがて、融合は終了した。
「サクラさん、大丈夫」
サエスさんが声を掛けた。
「はい。大丈夫です。ありがとうございました」
サクラさんが笑顔で答えた。
(フフフ。皆、私をサクラだと思っているようね。これで自由になれるわ)
(キキョウ、私の体を返しなさい)
(既に私の体よ。サクラ、墓穴を掘ったわね)
乙女の牙&エルフの爪がドワーフの国に行く話です。




