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薬草に転生しました。世界樹に進化します。  作者: 神無月蓮晃
第一章【真琴の転生と進化】
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乙女の牙&エルフの爪、魔人の国に行く。(2)

今回も魔人の国での話です。

(此処が魔王都。憧れの魔王様が居る都)

私達は魔王都に到着した。

「今日は宿でゆっくり休んで、明日に備えます」


「今日は魔王に謁見する方法を調べます」

皆に今日の予定を告げた。

「まずは、図書館で魔人のしきたりについて調べます」

私達は図書館に向かった。


「各自、別れて調べて下さい」

私達は別れて調べる事にした。


「お主、三つ目のドライアドなのか」

突然、白髪の魔人に声を掛けられた。

「はい。そうです」

私は正直に答えた。

「今すぐ、私と一緒に魔王宮に来てくれ」

白髪の魔人は私の手を掴み、有無を言わさず、歩き始めた。

「待って下さい。いきなり、何ですか。大体、あなたは誰ですか」

私は抗議した。

「私は魔王宮に勤める、宰相のノモレキだ。お主を魔王陛下に会わせる。大人しく付いてこい」

いきなり、ビンゴを引き当てた。

「待って下さい。私には仲間が居るんです。仲間も一緒なら、付いていきます」

私は仲間の事を宰相に告げた。

「仕方ない。それじゃ、仲間を呼びに行くぞ」

宰相は手を離してくれなかった。

私達は宰相と一緒に魔王宮に向かった。


「宰相、その者達は何者だ」

魔王陛下が宰相に尋ねた。

「陛下、お喜び下さい。遂に、伝承の三つ目のドライアドが現れました。この者です」

宰相が魔王様に私の事を告げた。

「三つ目のドライアドだと」

魔王様は私を見つめた。

(遂に、憧れの魔王様と出逢えた。容姿も声も素敵。しかも、私を見つめている)

「初めまして。魔王陛下。マコトと申します」

私は魔王様に挨拶した。

「確かに、三つ目のドライアドだ。しかし、偽物の可能性もある。鑑定させてもらう」

魔王様は鑑定魔法を私に掛けた。

「第三形態のドライアドだと。ドライアドに形態があるとは、初耳だ。しかし、伝承のドライアドとは限らん」

魔王様は納得していないようだ。

「秘宝の首輪を装着させれば、分かります」

宰相が提案をした。

(秘宝の首輪。嫌な予感がする)

「分かった。秘宝の首輪を持ってくる。しばらく、待て」

魔王様が秘宝を取りに行き、十分程で戻って来た。

「余が首輪を装着してやる。動くではないぞ」

「待って下さい。その首輪って、装着したら外れなくなるのでしょう」

私は魔王様を止めた。

「何故、それを知っている」

魔王様は疑惑の眼差しで私を見つめた。

(魔王様、疑惑の眼差しで見ないで下さい)

「この腕輪がそうだからです」

私は秘宝の腕輪を魔王様に見せた。

「それは、三種の秘宝の一つ、世界樹の腕輪。どこで手に入れた」

魔王様が驚きの声を上げた。

「妖精の国の森を管理しているドライアドから授かりました」

私は正直に答えた。

「コスモスから授かっただと。やっぱり、あいつが所有していたのか」

魔王様が納得したようだ。

「魔王陛下はコスモス様とお知り合いですか」

私は嫉妬した。

「あいつは、余の数少ない友人だ」

魔王様が答えてくれた。

(何だ。ただの友人か)

「首輪を装着するぞ」

再度、首輪を装着しようとする。

「待って下さい。首輪は外れなくなるんですよね。いいんですか」

私は確認した。

「構わん。むしろ、装着してもらわんと困る。伝承では、神に選ばれたドライアドに首輪を授けよ。欲に溺れて授けなければ災厄が起こるとなっている」

魔王様が緑色の首輪を私に装着した。

首輪が白色に変わった。

「首輪が白くなった。伝承通りだ」

魔王様が驚愕した。

「偽物と疑って、済まなかった。許してくれ」

魔王様が頭を下げて、謝罪した。

(魔王様、私なんかに頭を下げないで下さい)

「魔王陛下、私は別に気にしていません。頭を上げて下さい」

私は気にしていない事を魔王様に告げた。

「それよりも、先程。三種の秘宝って言っていましたが、秘宝は三つあるのですか」

私は魔王様に尋ねた。

「そうだ。世界樹の腕輪、魔王の首輪、神龍の指輪の三つがある」

魔王様が三種の秘宝の事を教えてくれた。

「神龍の指輪って事は、竜人の国にあるのですか」

私は神龍の指輪のある場所を尋ねた。

「違う。神龍の指輪のある場所は不明だ」

竜人の国ではないらしい。


「それでは、そなた達の旅の無事を祈っておるぞ」

「達者でな」

魔王様と宰相が別れの言葉を言った。

(これで、お別れなんですね。でも、転移すれば、いつでも会えるわ)

「魔王様。宰相様。大変、お世話になりました」

私は悲しみを堪えて、別れの挨拶をした。


「マコトさん、探しましたよ。魔人の国に来ているとは思いませんでした」

突然、サクラさんと再会した。

「グランドマスターから伝言を依頼され、探していました。直ぐにルーン王国に戻って下さい。国外追放は取り消されたそうです」

私達とサクラさんはルーン王国の王都に転移した。


「お前達の国外追放は取り消された。お前にはSランクの実力がある。国外追放にしておくのは世界規模の損失だと説得した。大神殿は渋々了承した。マコト、お前はSランクに、セイラ、ミオ、ラムはAランクに昇格だ。そして、Sランクの実力がある事を証明しなければならない。明日からダンジョン探索を再開してもらう」

グランドマスターが追放取り消しの理由を教えてくれた。


「皆のスキルを補強します」

明日からの探索に備えてスキルの補強をする事にした。

《スキル創造発動。重力創造》

《スキル贈与発動。重力贈与》

マリアさんに重力を贈与した。

「重力は相手の重力負荷を二倍にするスキルです。相手の運動速度を半分にします」

《スキル創造発動。体内探知攻撃魔法創造》

《スキル贈与発動。体内探知攻撃魔法贈与》

ラムさんに体内探知攻撃魔法を贈与した。

「体内探知攻撃魔法を使用出来るスキルです」

《スキル創造発動。加速創造》

《スキル贈与発動。加速贈与》

セイラさんに加速を贈与した。

《スキル創造発動。加速創造》

《スキル贈与発動。加速贈与》

ミオさんに加速を贈与した。

「加速は運動速度を二倍にするスキルです。ただし、体力の消耗が激しいので、連続使用は避けて下さい」

次回はダンジョンを探索する話です。

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