乙女の牙&エルフの爪、魔人の国に行く。(1)
魔人の国での話です。
「いよいよ、魔人の国ね。山脈越えは辛かった」
私達は山脈を越え、魔人の国との国境に向かった。
「やっぱり、引き返さない」
マリアさん達が魔人の国を前に脅えきっている。
「大丈夫ですよ。ホウマさんが言っていました。人間と魔人の違いは魔力量の差だけで、性格とかは人間と変わらないそうです。行きますよ」
私は魔人の国行きをゴリ押しする。
「ホウマさんの話しなら、完全に信用出来ない」
「マコト、騙されているわよ」
「やっぱり、戻ろう」
「師匠は時々ブラックジョークを言う」
「「「マコト様、戻りましょう」」」
「駄目です。行きますよ」
私はゴリ押しを続けた。
「あの森を抜けたら、魔人の国だそうです」
遂に魔人の国に来た。
《スキル探知鑑定発動》
【千三百二十八のコダマ反応。八百七十五のトレント反応】
「千三百二十八匹のコダマ。八百七十五匹のトレントがいます」
〈探知鑑定魔法サーチビーム〉
コダマとトレントを全て討伐した。
森を抜けたら、草原が広がっていた。
《スキル探知鑑定発動》
【二百三十八のスライム反応】
〈探知鑑定魔法サーチファイヤー〉
スライムを全て討伐した。
「魔人の国で最初の町です。感無量です」
魔人の国の町に到着した。
(これが魔人の町。遂に到着したわ)
「早く町に入りましょう」
「マコト、元気ね」
「私はくたくたよ」
「私も」
「右に同じ」
「どこかで休みましょう」
「賛成」
「飲食店はどこかな」
私達は飲食店を探した。周囲には魔人と人間が普通に歩いていて、私達を変な目で見る不審者はいなかった。
「見て下さい。ホウマさんが言った通り、魔人と人間が普通に生活しています」
「魔人と人間が共存しているなんて、信じられない」
「夢じゃないわよね」
「現実みたいよ」
「不思議」
「エルフも居ます」
「ドワーフにフェアリーもです」
「獣人に竜人まで歩いています」
皆が驚いていた。
「あの喫茶店に入りましょう」
私達はお洒落な喫茶店に入った。
「この店では、人間の国のお金が使えますか」
店員に質問した。
「使えますよ」
店員は即答した。
(良かった。使えるんた)
「紅茶を人数分、お願いします」
「紅茶を八人分ですね。他にご注文はございますか」
「取り敢えず。それだけです」
「確認します。紅茶を八人分。以上ですね」
「はい」
「失礼致します」
店員は下がった。
(普通の対応ね)
「すみません。私達、旅の冒険者なんです。この町に冒険者ギルドはありますか」
私は通りがかりの冒険者風の男性にギルドがあるか尋ねた。
「ありますよ。丁度、私もギルドの近くに行くところです。案内しますよ」
私達は歩きながら、この町の事を聞いた。
「此処が冒険者ギルドです。それじゃ、私はこの辺で失礼します」
「ありがとうございました」
私達は男性と別れて、ギルドに入った。
適当に依頼書を見ただけで、退出した。
「後は、宿で休みましょう」
私達は宿を探して、休む事にした。
「今日はゆっくり休みましょう。明日と明後日はこの町を散策し、明明後日は魔王都を目指しましょう」
私は皆に明日からの予定を告げた。
「魔法が付与されている武器と防具があります。いい機会です、武器と防具を購入しましょう」
私達は新しい武器と防具を購入した。
「珍しい魔道具が並んでいます。通信用の魔道具とか、飛行用の翼もあります」
私達は二日間、町を散策して過ごした。
次回も魔人の国での話です




