真琴、黒幕エルフと対決する。
真琴が黒幕エルフと対決する話です。
2021.03.18 修正しました
「マコト、エルフの国が我が国に宣戦布告してきた」
ショウサイが苦悩の表情で知らせてくれた。
「遂に来たわね。黒幕エルフめ、今日こそ化けの皮を剥がしてみせるわ。ノゾミ、カナエ、タマエ、エルフの国に転移するわよ。覚悟はいい」
「はい。覚悟は出来ています」
「あの黒幕エルフを」
「ギャフンと言わせて見せます」
《スキル転移発動》
私達はエルフの宮殿の手前に転移した。
「三人共、私があのエルフの能力を解析と封印するまで、気を引いておいてね」
「「「はい」」」
《スキル大結界発動》
エルフの宮殿が大結界に覆われ、宮殿内が混乱している。
「黒幕エルフ、聞こえる。宮殿から出て来なさい。あなたなら、結界を抜けられるでしょう」
私は拡声魔法で黒幕エルフを呼び出した。
「やってくれたな。命が惜しければ、結界を解除しろ」
黒幕エルフはキレていた。
(三人共、頼むわ)
私はノゾミ達に目線で合図を送った。
「待ちなさいよ。腹黒エルフ」
「あなたの相手は私達よ」
「覚悟しなさい」
《スキル神眼発動》
【種族=ダークエルフ。多種多様な魔法を使える。習得スキル=変身・服従。耐性=魔法】
(変身と服従か。まさか、ダークエルフだったとは思わなかった)
《スキル魔眼発動。服従封印》
「お前達ごときが俺の相手になるかよ」
「待ちなさい。あなた、ダークエルフね」
「「「ダークエルフ」」」
ノゾミ達が驚きの声を上げた。
「なんの事だ」
ダークエルフは否定したが、手が震えていた。
《スキル魔眼発動。変身封印》
黒幕エルフの変身が封印され、本当の姿が現れた。
「な、何だと。変身が解除された」
ダークエルフは困惑している。
「化けの皮が剥がれたわね」
私は挑発した。
「お前の仕業か。即死魔法で殺してやる」
無詠唱の魔法が私を直撃した。
「ざまあみろ」
勝ち誇った声を上げた。
「私には即死魔法は効かないわよ」
私は死ななかった。
「馬鹿な即死魔法が効かないだと。そんな馬鹿な。それな」
(もう遅いわよ)
《スキル邪眼発動》
「グッ」
邪眼によりダークエルフが即死した。
「一件落着ね」
「「「マコト様、素敵」」」
ノゾミ達が黄色い歓声を上げた。
(大結界を解除するか)
《スキル大結界解除》
大結界を解除した。
「ドライアド様、大変申し訳ありません」
エルフ王が平伏し、謝罪している。
「もういいわよ。国交を回復して、本格的に交流すると誓うなら」
「勿論、誓います。お前達にも迷惑を掛けた」
エルフ王がノゾミ達にも謝罪した。
「本当よ。お詫びは無いわけ」
「お詫びを要求する」
「お詫び。お詫び」
「分かった。何でも言え。可能な限り、叶えてやる」
「まずは、人間の国の永住許可ね」
「宝物殿の金塊が欲しい」
「宝石もね」
カナエとタマエが図々しい、お詫びを要求した。
「良かろう。好きなだけ持っていけ」
エルフ王が渋々了承した。逆に三人は笑顔で喜んだ。
「ダークエルフの死体が消え失せた。何者かが持ち去ったらしい」
ショウサイが知らせてくれた。
「仲間が居たのかしら。でも、死体を持ち去って、どうするのかしら」
「推測だが、蘇生するつもりだろう。ダークエルフなら可能だ」
「蘇生。本当なら厄介ね」
「とにかく、用心してくれ」
「分かったわ。知らせてくれて、ありがとう」
次回は真琴がドライアド第三形態に進化する話の予定です。




