エルフ留学生、エルフの国を追放される。
留学生達がエルフの国を追放される話です。
「マコト、大変な事が起きた。エルフの国が国交を断絶すると通達してきた」
ショウサイが爆弾発言をした。
「理由は何なの」
私は尋ねた。
「留学生の報告書が原因らしい。報告書には人間の国の素晴らしさしか、記されていなかったらしい。それで、留学生が洗脳されていると誤解したらしい。留学生もエルフの国に戻すように記されていた」
「そんな馬鹿な事をするなんて」
「何を考えているのよ」
「あのボケ老人達」
ノゾミ達も憤慨していた。
「「「私達が誤解を解きます」」」
「私も同行するわ」
≪スキル転移発動≫
私達はエルフの宮殿に転移した。
「エルフ王、国交を断絶するなんて、どういう事ですか」
私はエルフ王に詰め寄った。
「それは、お前が留学生を洗脳したからだ」
突然、見知らぬエルフが割り込んできた。
「お前はあの時の」
「嘘つき」
「エルフ」
ノゾミ達が叫んだ。
(こいつが旅のエルフ)
私は睨み付けた。
「嘘つきとは心外だね。私は真実しか言っていない」
「またしても、嘘をついて」
「もう、騙されないわよ」
「この詐欺師」
「私達は自分自身で確認したわ」
「人間の国は空気も水も土も」
「汚れていない事を」
ノゾミ達が旅のエルフを怒鳴りつけた。
「それが、君達が洗脳されている証拠だ。人間の国は汚れている。それは、動かしようがない真実だ」
「いい加減にして」
「よくも、次々と嘘を」
「並べられるものね」
再度、ノゾミ達が怒鳴りつけた。
「君達は完全に洗脳されているようだ。治療は不可能みたいだ」
「もういい。このお方の言う通りだ。我々は国交を断絶する。お前達は国外追放とする」
エルフ王が国交の断絶とノゾミ達の国外追放を宣言した。
「追放ね。いいわよ」
「私達より、こんな奴を信じるような国なんて」
「出ていってあげるわよ」
ノゾミ達は完全にキレていた。
「三人共、落ち着きなさい。本当に追放されるわよ」
私はノゾミ達を宥めた。
「マコト様、構いません」
「こんな国なんて」
「愛想がつきました」
(ノゾミ達は説得に応じそうもない。残念だけど、一旦引くしかないか)
≪スキル転移発動≫
私達は王都に転移した。
「宰相様、申し訳ありません。説得は出来ませんでした」
「マコト様は悪くありません」
「向こうが石頭なだけです」
「まったくボケ老人どもが」
「仕方ない。暫く、静観するとしよう。お前達、ご苦労だった。下がっていいぞ」
「失礼します」
私達は執務室を退出した。
(いつか必ず、あのエルフにリベンジするわよ。それまで、首を洗って待っていなさい)
次回は真琴がドライアド第二形態に進化する話です。




