乙女の牙、指名依頼を押し付けられる。(2)
乙女の牙が指名依頼を押し付けられる話です。油断
「お前達、乙女の牙に王宮からの指名依頼がきた。エルフの国にこの親書を届け、返事を持ち帰ってくれ。期限は二十日後。報酬は金貨四十枚」
グランドマスターが指名依頼を再び押し付けてきた。
「またですか。私達が選ばれた理由を聞いてもいいですか」
マリアさんが理由を聞く。
「エルフは人間を嫌っている。普通の冒険者がエルフの国に足を踏み入れたら、攻撃される。お前達にはドライアドがメンバーにいる。多分、攻撃はされない」
グランドマスターが理由を述べる。
「多分ですか。もし、攻撃を受けて引き返したとしても、依頼失敗にしないで下さい」
マリアさんが最後の抵抗をする。
「善処しよう」
グランドマスターが曖昧に答えた。
「分かりました。依頼を受けます」
マリアさんが折れた。
「旅の準備をするわよ。馬車の手配は私がするわ。セイラとミオは食料の買い出しをお願い。ラムはそれ以外の買い出しをお願い」
「マリアさん、私は」
「屋敷に戻っていいわ」
「一人になるなんて、嫌よ。誰かの手伝いをするわ」
「じゃあ、私の手伝いをお願い」
私はラムさんの手伝いをした。
「皆、約束していた使い魔が完成したわ。セイラには小さな女の子。ミオには小さな男の子。ラムには黒猫。マリアは金髪の妖精。マコトは銀髪の妖精よ。名前を付けてあげなさい」
「「「「「マスター、お願いします」」」」」
「私はセイラ。あなたの名前はシイラにするわ」
「私はミオ。あなたの名前はマオに決めた」
「私はラム。あなたの名前はリム」
「私はマリア。あなたの名前はメリアね」
「私はマコト。あなたの名前はミコトがいいわ」
私達は使い魔に名前を付けた。
次回はエルフの国に行く話です。




