マリア、家族と再会する。
マリアが家族と再会する話です。
ざまぁ展開があります。
「お前、マリアか」
「マリア」
「お姉ちゃん」
冒険者ギルド本部からの帰りに、見知らぬ人達が声を掛けてきた。
マリアさんの顔が強張った。
「お前が何故、王都に居る」
「お父さん、お母さん、ミリア、お久しぶりです。私は冒険者の仕事の為、王都に来たのです」
「お前に、お父さん呼ばわりされる覚えは無い。さっさと王都から出ていけ」
「出ていきなさい」
「出ていけ」
「ちょっと、待ちなさいよ。あなた達、それでも家族なの」
私はキレて、マリアと父親の間に割り込んだ。
「何故、王都に魔物が居るんだ」
「マコト、やめて」
マリアが私を制止する。
「誰か、魔物が居るぞ。警備官を呼んでくれ」
「魔物め、お父さんから離れなさい」
「離れろ」
マリアの母親と妹が私に石を投げつける。
「何の騒ぎだ」
警備官が騒ぎに気付いて、駆けつけてきた。
「警備官、魔物が居るぞ。何とかしてくれ」
警備官が私を捕縛しようとして、近づいて来る。
「待ちなさい。その子は特別保護指定生物を認定された魔物よ。危害を加えた者は重罪よ」
ホウマさんが警備官に警告した。
「特別保護指定生物を認定だと。嘘をつくな」
警備官が反論した。
「本当よ。このメダルが証拠よ」
「本当に特別保護指定生物の認定のメダルだ」
警備官がメダルを確認した。
「申し訳ございません」
警備官が謝罪した。
「謝罪はいいから。それより、そこの三人がこの子を侮辱したり、石を投げつけたり、危害を加えたわ。これは重罪よ。三人を捕縛しなさい」
ホウマさんが警備官に命令する。
「あなたは、傲慢のホウマ」
警備官が叫んだ。
「その呼び名はしないでくれる」
ホウマさんが警備官を睨み付けた。
「失礼しました」
警備官が慌てて、平謝りした。
「それより、自分達の職務を果たしなさい。早く三人を捕縛しなさい」
ホウマさんが再度、命令する。
「はい。直ちに捕縛します」
「何故、俺達を捕縛する」
「やめて下さい」
「お父さん、助けて」
警備官が三人を捕縛した。
「後は、お任せ下さい。失礼します」
警備官が三人を連行した。
「マリアさん、ゴメンなさい。私のせいで、家族の人達が捕縛されてしまったわ」
私はマリアさんに謝罪した。
「マコトは悪くないわ。捕縛させたのは私よ」
ホウマさんが私を庇ってくれた。
「もういいの。あの人が言ってたじゃない。私にお父さん呼ばわりされる覚えは無いって。私達は既に家族じゃなかったのよ。私もあの人達を他人と思うようにするわ」
次回は真琴達が王宮に呼び出される話の予定です。




