真琴、特別保護指定生物に認定される。
真琴が特別保護対象資格を認定される話です。
一週間後。私が特別保護生物指定を認定される日になった。
「ホウマさん、この大きな箱は何ですか」
私はホウマさんに質問した。
「あなたが入る箱よ」
「私が入る箱?何で私がこの箱に入らないといけないのですか」
「関係者以外に、あなたを見られない為よ。理解したら、入りなさい」
「分かりました」
私は嫌々、箱の中に入った。
「行くわよ」
私達はギルド本部に向かった。
「サキュバストレントに進化しただと」
監察官が私を見て、大声を出した。
「大声を出さない。あと、グランドマスターを呼び出しなさい」
ホウマさんが監察官に命令した。
「誰だ。お前は?」
「私を知らないとは、あなた、モグリね」
「何だ、モグリって」
(ホウマさんが地球の言葉を使った)
「私は魔法使いのホウマよ。私が来たと、グランドマスターに伝えなさい」
「ホウマ。まさか、傲慢のホウマか」
「分かったなら、早くしなさい」
「わ、分かったから、殺さないでくれ」
監察官は脱兎の勢いで、部屋を出ていった。
(殺さないでくれって。ホウマさん、何者なの)
「何の用だ?傲慢のホウマ」
見知らぬ人が部屋に入って来た。
(この人がグランドマスター)
「その呼び名は、やめなさい。用件なら、手紙で伝えた筈よ」
「あの戯れ言の事か。馬鹿馬鹿しい。サキュバストレントなど迷信に過ぎない」
「あなた、目が見えないの。この子を見なさい」
ホウマさんが私を指差した。
「嘘だろう」
グランドマスターが私を見て、呆然とした。
「信じられない。何か仕掛けがあるのだろう。確認させろ」
グランドマスターが私に触れようとした。
「セクハラですよ」
「セクハラよ」
「セクハラ」
セイラさん達が地球の言葉でグランドマスターを非難した。
(やっぱり、セイラさん達も地球からの転生者ね)
「あなた、グランドマスターの癖に痴漢行為をするの」
ホウマさんも変態を見る表情でグランドマスターを非難した。
「痴漢行為ではない。確認したかっただけだ」
グランドマスターが見苦しい言い訳をした。
「言い訳はいいから。さっさと特別保護指定生物の認定をしなさい。痴漢行為で、訴えるわよ」
ホウマさんが脅迫に近い口調で要求した。
「分かった。すぐに認定する。少し、待っててくれ」
グランドマスターが脱兎の勢いで、部屋を出ていった。
「認定証書とメダルだ。もう、いいだろう。帰ってくれ」
ホウマさんは認定証書とメダルを確認した。
「本物ね。言われなくても、出ていくわよ」
ホウマさんが早足で退室しようとする。
「私は箱に入らなくて、いいんですか」
「認定が終了したから、入らなくていいわ。そんなに入りたいの」
「入りたくなんてありません」
私達は冒険者ギルド本部を退出した。
次回はマリアが家族と再会する話です。
ざまぁ展開がある予定です。




