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薬草に転生しました。世界樹に進化します。  作者: 神無月蓮晃
第一章【真琴の転生と進化】
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真琴、サキュバストレントに進化する。

真琴がサキュバストレントに進化する話です。

急展開な事態になります。

【ライフ経験値が一定量に達しました。変異種に進化します。進化によりスキル幻覚・魅惑・催眠を習得しました。幻覚耐性体になりました。魅惑耐性体になりました。催眠耐性体になりました】

翌朝。ホウマさんの屋敷で目を覚ますと、体の色がピンクに変化していた。

「ホウマさんの屋敷で変化するなんて。悪夢よ」

《スキル鑑定発動》

【種族=サキュバストレント。樹木と人間の両方の特徴を持つ魔物。枝や葉で敵を攻撃する。トレントの変異種で桃色の体をしている。身体能力はトレントと同じ位だが、知能が高く、穏やかな性格をしている。幻覚・魅惑・催眠などの特殊能力を使用する。数十年、存在が確認されていない。習得スキル=増殖・再生・結界・鑑定・探知・体力回復・身体強化・幻覚・魅惑・催眠。耐性=麻痺・毒・呪い・衝撃・幻覚・魅惑・催眠】

「ラムさん、ホウマさん、おはようございます」

私は恐る恐る二人に朝の挨拶をした。

「あなた、マコトよね?また進化したの」

「桃色のトレントって。まさか、サキュバストレントなの」

ホウマさんが驚愕の表情で私を見つめる。

「これは、大変な事になるわ。ラム、あなたの仲間を大至急、ここへ連れて来なさい」

「師匠、いきなり何を」

「いいから、早くしなさい」

ホウマさんがラムさんを叱責した。

「はい。分かりました」

ラムさんが脱兎の勢いで部屋を出ていった。

「あの、ホウマさん」

「話は、あなたの仲間が来てからにするわ。二度手間はごめんよ」


「師匠、皆を連れて来ました」

ラムさんが皆を連れて来た。

「あなた達、よく聞きなさい。マコトが大変な事になるわよ」

ホウマさんが真剣な眼差しで私達を見つめる。

「「「「「はい?」」」」」

「マコトを巡って、王宮と神殿の間で争いが起こるかもしれないわ。いえ、確実に起こるわ。マコトは、それだけ重要な存在なのよ。今から、覚悟しておきなさい」

私達にはホウマさんの言う事が理解出来ない。

「その顔では、理解出来ていないわね。無理もないか。いきなり、こんな話を聞いてもね。サキュバストレントは数十年、存在が確認されていないのよ。これは理解出来るわね」

「「「「「はい」」」」」

「マコトは世界で一匹しかいない貴重な魔物よ。しかも、幻覚・魅惑・催眠などの特殊能力を使用出来ると、書物に記されているわ。これも理解出来るわね」

「「「「「はい」」」」」

「政治的にも、軍事的にも、マコトの能力は利用出来るわ。ここまで理解出来るかしら」

「「「「「はい」」」」」

「ここまで理解出来るなら、マコトの立場が分かるでしょう。王宮も神殿も、マコトを欲しがる理由」

「私、これからどうすれば、いいですか」

「マコトの事が王宮や神殿に知られる前に、特別保護指定生物を認定してもらいなさい。そうすれば、王宮も神殿も簡単には手を出せないわ。マコト、それまで、この屋敷から外に出ては駄目よ。それから、リーダーは誰なの」

「私です」

「マリア、王都での活動拠点を私の屋敷にすると、ギルドに報告しなさい。多少の牽制になるわ。あと、この手紙をグランドマスターに渡しなさい」

「分かりました」


「マコトがサキュバストレントに進化するなんて」

「数十年、存在が確認されていない魔物なんて想像もしていなかったわ」

「本当に王宮と神殿が争うのかな」

「師匠が言うなら、間違いない」

私達は絶望的な雰囲気に包まれた一週間を過ごした。

マコトが特別保護対象資格を認定される話です。

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