真琴、ラムの師匠に会う。(2)
真琴がラムの師匠に会う話です。
「此処が師匠の屋敷よ」
すごい豪邸に案内された。
「ラムさん、お土産を買わないで、良かったの」
「大丈夫。お土産なら有るから」
「そうなんだ」
「師匠、どこに居るの」
ラムさんと屋敷の中を歩き回る。
「ここよ」
奥の部屋から、返事が帰ってきた。
「鍵は掛けてないから、勝手に入って来て」
私達は部屋の中が入った。
「師匠、久しぶり」
「初めまして。マコトといいます。お邪魔しています」
師匠さんが私達、いいえ、私を見つめている。
「その可愛い子は誰?」
師匠さんが脱兎の勢いで、私の目の前まで走って来た。
(思い出した。ラムさんの師匠って魔物フェチだった。だから、ミオさんは私にいいのか、聞いたのね。そして、ラムさんが急かしたのも、私をお土産の代わりにするつもりだったのね。ラムさん、覚えていなさいよ)
私はラムさんを睨み付けた。
「私の冒険者仲間の従属魔物のマコトよ」
ラムさんは平然と師匠さんに私を紹介した。
「マコトって名前なの。素敵な名前ね。トレントなのに会話出来るのね。すごく知能が高いのね。好きな食べ物は何。趣味は何」
マシンガントークで次々と質問してくる。
「師匠、その位にしたら。マコトが困っているわよ」
「ゴメンなさい。つい興奮したわ。私はラムの師匠のホウマよ。よろしく」
「トレントのマコトです。よろしくお願いします」
「此処では落ち着いて話しが出来ないわ。居間に移動しましょう」
私達は居間に移動した。
「じぃ~」
ホウマさんが熱い眼差しで私を見つめる。
「あの、そんなに見つめないで下さい」
私はホウマさんに懇願した。
「ゴメンなさい。でも、マコトが可愛いのが悪いのよ」
「師匠、マコトに嫌われますよ」
ラムさんが助け船を出してくれた。
「分かったわよ」
ホウマさんは渋々、見つめるのをやめてくれた。
「今夜はマコトの歓迎会を行います」
ホウマさんが突拍子もない事を言い出した。
「歓迎会なんていいですよ。今から準備するのも大変でしょう。仲間が待っているので、そろそろ帰ります」
「準備は完了しているわよ。使い魔達を総動員して準備させたのよ。まさか、準備した料理を無駄にさせないわよね」
「勿論、参加します」
私は強制的に参加させられた。
見たこともない、豪華な料理がテーブルに並んでいる。
「遠慮しないで、食べなさい」
「はい。いただきます」
私は満腹になるまで、次々と料理を食べまくった。
(夜も更けたから、そろそろ帰らないと)
「あの、私はそろそろ帰ります」
「駄目よ。今夜は泊まっていきなさい」
私は無理やり泊まらされた。
次回は真琴がサキュバストレントに進化する話です。急展開な事態になります。




