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薬草に転生しました。世界樹に進化します。  作者: 神無月蓮晃
第三章【神聖ダーク帝国】
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ルーン王国の滅亡。

ルーン王国が滅亡する話です。

「奴隷の返還と引き換えに神聖ダーク帝国軍の駐留を認めろだと」

神聖ダーク帝国から新たな要求がされた。

それは奴隷の返還と引き換えに神聖ダーク帝国軍の駐留を認めろという内容だった。

「奴らの目的は何だ」

「連中に利があるとは思えない」

「何か別の狙いがある筈だ」

「だが民衆の不満を抑えられる」

「暴動が起こる可能性も報告されている」

「受け入れるべきです」

意見が二つに割れた。

最終的に要求を受け入れる事になった。


「各地で暴動が発生しただと。原因は何だ」

「奴隷の一件は我々から進言したとの噂が流れまして、民衆が噂を信じた為と思われます」

「そんな馬鹿な。噂の出所は何処だ」

「返還された奴隷達です。どうやら嘘を吹き込まれたようです」

「それが奴らの狙いだったのか。直ちに騎士団を鎮圧に向かわせろ」


しかし、暴動を鎮圧するどころか、広がる一方だった。

「王都で暴動が発生しました」

遂に王都で暴動が発生した。

数万人の民衆が王宮に押し寄せてくる。

そして、王宮を破壊し始めた。


「遂に王都で暴動が発生したか。ルーン王国もこれまでか」

「陛下、諦めてはいけません」

宰相が国王陛下を激励叱咤する。

「もう良い。宰相も王宮を脱出しろ。余は此処で民の裁きを受ける」

「陛下が王宮に残られるであれば、私も残ります」

「ならん。脱出しろ」

「出来ません」

国王陛下と宰相の押し問答が続いた。

「勝手にしろ」

国王陛下が根負けした。

「やっと押し問答が終わったわね」

突然、ホウマが声を掛けてきた。

いつの間にか転移していたらしい。

「二人共、本当に脱出しなくて良いの」

ホウマが最終確認をした。

「余より他の王族を脱出させてくれ」

「御免なさい。アレサ王女とテレサ王女以外は殺害されてしまったわ」

「アレサとテレサはどうなった。無事なのか」

「既に脱出させたわ」

「何処に脱出させたんだ」

「そうね。最後だから教えてあげる。貴方の兄の所よ」

「兄だと。何を言っている。余には兄は居ない」

「それが居るのよ。双子の為に存在を抹消された兄が」

「双子の兄。そんな馬鹿な」

「本当よ。遠い場所で元気に暮らしているわ」

「名前を教えてくれ」

「ブランよ。ブランシュという娘も居るわ」


(世界樹の幼女よ、ルーン王都で暴動が発生した)

バハムートから暴動発生の連絡が念話で入った。

(どうしよう。陛下への怨みは残っている。だけど見殺しには出来ない。仕方ない。救出に行こう)

「皆、王都で暴動が発生したらしいの。陛下達を救出に行ってくる」

《スキル万能(転移)発動》


遂に王宮が放火された。

王宮が炎上していく。

謁見室にも炎が迫っていた。


「陛下、ご無事ですか」

マコトが謁見室に転移して来た。

「「「マコト」」」

「陛下、宰相、ホウマさん、無事で良かった。早く脱出しましょう」

マコトが脱出を進言した。

「駄目だ。余は脱出はしない。王として最後の務めを果す」

「マコト、陛下と私は此処で務めを果たしたい。分かってくれ」

「陛下、宰相」

(説得は無理みたい。仕方ない。力ずくで脱出させよう)

「マコト、やめなさい」

ホウマがマコトを止めた。

「ホウマさん、邪魔しないで下さい」

「二人に最後の務めを果たさせてあげなさい」

「務めより命の方が大事です」

「二人にとっては命より務めが大事なのよ。分かってあげなさい」

「分かりません」

「マコト」

ホウマがマコトに平手打ちをした。

「何をするんです」

「貴女がわからず屋だから、目を覚まさせたのよ」

二人は睨み合った。

「マコト、ホウマ、やめてくれ。マコト、頼む。最後の務めを果たさせてくれ」

国王陛下が涙を流して嘆願してきた。

「陛下」

マコトは国王陛下の救出を断念した。

「せめて他の王族方を救出します」

「無用よ。アレサ王女とテレサ王女以外は殺害されたわ」

「アレサ王女とテレサ王女はどうなったんですか」

「私が脱出させたわ」

「何処にです」

「貴女の知らない遠い場所よ」

「そうですか」

マコトは自分が出来る事は無いと判断した。

「メイクン、ショウサイ、さようなら」

《スキル万能(転移)発動》

マコトは転移した。

「私もそろそろ転移するけど、ブランに伝えたい言葉はある」

「一度会ってみたかったと伝えてくれ」

「分かった。それじゃ、メイクン、ショウサイ、さようなら」

〈転移魔法テレポート〉

ホウマも転移した。


謁見室が炎に包まれた。

「宰相、余に付き合って本当に良かったのか」

「勿論です。地獄までお供します」

次回は未定です。

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