真琴、人魚の国を救う。
真琴が人魚の国を救う話です。
(誰か、お願いです。助けて下さい)
私は助けを求める女性の念話を受け取った。
かなり焦っている感じだった。
(落ち着いて下さい。貴女は誰ですか。助けて欲しいとはどういう事です)
(失礼しました。私はアクア。人魚の国の女王です。私達の国が半魚人の襲撃を受け、占拠されてしまったのです)
アクアが事情を説明してくれた。
(事情は分かったけど、人魚の国って海の中よね。私達は海に潜る事が出来ないのよ)
私は海に潜る事が出来ないので助けるのは不可能だと説明した。
(私達の国は孤島にある洞窟と繋がっています。海に潜る必要はありません)
(分かった。孤島の位置を教えてくれない)
(中央に高い山のある孤島です。その山の麓に洞窟があります)
《スキル万能(遠視)発動》
中央に高い山のある孤島が見えた。
「皆、人魚の国が半魚人に占拠されてしまったらしいの。助けてあげたいんだけど、誰か一緒に行ってくれない」
仲間全員が同行する事になった。
孤島に上陸して洞窟に入った。
洞窟を抜けたら、美しい都が見えた。
「侵入者が居たぞ」
「迎撃しろ」
半魚人達が私達を取り囲んだ。
〈獣化魔法ビーストチェンジ〉
ヤゴチエが虎に変化した。
「マコト、俺の背中に乗れ。一気に突破する」
私はヤゴチエの背中に乗った。
《スキル咆哮発動》
ヤゴチエが咆哮し、半魚人達を硬直させた。
その隙に一気に駆け抜け、宮殿らしい建物に突入した。
最上階にたどり着くと、争う声が聞こえた。
「アクア女王、いい加減に諦めて俺の嫁になれ」
半魚人が少女のアクアに結婚を迫っていた。
(何なの。この状況。半魚人ってロリコンなの)
「お断りします。貴方なんかの嫁にはなりません」
アクアは毅然とした態度で拒絶した。
「人が優しくしてれば調子に乗りおって。こうなれば力づくで俺の嫁にしてやる」
半魚人がアクアに乱暴しようとした。
「そこまでよ」
私は隠密を解除して半魚人に飛び蹴りを喰らわせた。
「グァァァ」
半魚人は奇声を上げた。
半魚人が気絶するまで蹴り続けた。
「隊長、今の悲鳴は何ですか」
奇声を聞きつけて大勢の半魚人達が駆けつけて来た。
「何だ。お前は」
「隊長が倒されている」
「お前の仕業だな」
半魚人達が私達に襲い掛かって来た。
《スキル万能(多重探知麻痺)発動》
半魚人達全員を一気に麻痺させた。
全員が半殺し状態になるまで痛めつけた。
(覆面レスラー時代を思い出すわね)
あっさりと事件は解決したと思ったが。
「お願いです。妹のマリンを助けて下さい。半魚人の軍団長に拉致されてしまったのです」
「その半魚人の軍団長は何処に居るのですか」
「此処から西の方角の海底に有る半魚人の砦に居ます。大海亀に案内させますので背中に乗って下さい」
「私は海中では息が出来ません」
「それなら大丈夫です。この耳飾りを差し上げます。この耳飾りは装着すると海中でも息が出来ます」
私は耳飾りを装着して砦に向かった。
(彼処が半魚人の砦ね)
《スキル万能(隠密)発動》
スキル隠密で姿を消して砦に侵入した。
最奥の部屋を覗いた。
其処には花嫁衣装を着せられた幼女が居た。
「俺の可愛いマリンよ。結婚式を始めるぞ」
(何なのよ。アクアの時と同じじゃないの)
「貴方と結婚なんて嫌です」
「抵抗しても無駄だ。誰も助けになど来ない」
「助けなら此処に居るわよ」
私は隠密を解除して半魚人を蹴り飛ばした。
「ガァァァ」
半魚人は奇声を上げて気絶した。
「軍団長、どうしました」
奇声を聞きつけて多数の半魚人達が駆けつけて来た。
「軍団長」
「貴様の仕業か」
「軍団長の仇」
「覚悟しろ」
半魚人達が私を取り囲んだ。
《スキル万能(多重探知麻痺)発動》
半魚人達全員を纏めて麻痺させた。
全員が半殺し状態になるまで蹴り続けた。
《スキル万能(大転移)発動》
私はマリンと半魚人達と共に人魚の国に転移した。
「アクア女王様、この半魚人達をどう処分します」
アクアに尋ねた。
「勿論、全員を死罪にします」
アクアが平然と死罪を宣告した。
(この女王、見かけによらずドス黒いわね。友人にはなりたくないタイプね)
私は新大陸の情報を聞き出したら退散する事にした。
南の方角に大陸が存在すると教えてくれた。
マリンを救出したお礼に海の王笛という秘宝を貰った。
海の生物を使役する事が出来るらしい。
次回は未定です。




