冥界神、孤島から解き放たれる。
ミラーが孤島に閉じ込められた冥界神を解き放ち、ルマニアと竜人帝国を襲撃させる話です。
「ミラー様、冥界神らしい魔物が孤島で発見されました」
冥界神が閉じ込められている孤島が組織に発見された。
「アマテラスを発進させろ。その孤島に向かう」
アマテラスが孤島に向かって飛翔した。
「結界消滅砲放射」
アマテラスから巨大魔装具と同じ結界消滅砲が放射された。
冥界神を閉じ込めていた結界が消滅した。
「大転移砲放射」
アマテラスから新兵器の大転移砲が放射された。
冥界神とゾンビにされた教団の人々を何処かに転移させた。
(冥界神とゾンビが連合軍の目を逸らしてくれるだろう。その隙に戦力の増強を図るとしよう)
「何だ。あの魔物は」
「あんな魔物は見たことがないぞ」
「ゾンビも居る」
「逃げろ」
冥界神とゾンビが獣人の国ルマニアに転移された。
「冥界神。何故、此処に」
ヤゴチエは孤島に閉じ込めた冥界神が出現した事に驚愕した。
〈鳥化魔法バードチェンジ〉
真琴にこの事を伝える為にルーン王都に飛翔した。
「ヤゴチエ、久しぶり」
私は久しぶりに会ったヤゴチエに挨拶した。
(ずいぶん慌てているみたい)
「呑気に挨拶なんかしてる場合じゃない。孤島に閉じ込めた冥界神が、ルマニアに出現した」
ヤゴチエから大変な事が伝えられた。
《スキル万能(転移)発動》
私とヤゴチエはルマニアに転移した。
「助けてくれ」
「く、来るな」
獣人達がゾンビに襲われていた。
〈多重探知攻撃魔法マルチプルサーチファイヤー〉
新魔法マルチプルサーチファイヤーで複数のゾンビを瞬時に焼却した。
移動を繰り返して、次々とゾンビを焼却した。
「冥界神は何処に居るの」
しかし、冥界神の姿は見当たらなかった。
「そんな馬鹿な。冥界神が見当たらないなんて」
(世界樹の幼女よ、竜人帝国に冥界神の波動を感知した)
バハムートから念話が入った。
《スキル万能(転移)発動》
私達は竜人帝国に転移した。
「居たわね」
冥界神が竜人達を襲い、ゾンビに変えていた。
(世界樹が現れたか)
「大転移砲放射」
アマテラスから大転移砲が放射された。
そして、冥界神が何処に転移した。
「何なのあれ。空中神殿じゃないわよね」
見たことが無い飛行物体から光線が放射され、冥界神が消えた。
「あれはまさか。飛行要塞なのか」
ヤゴチエが驚愕の声を上げた。
「知っているの」
私は尋ねた。
「多分、俺が組織に属していた時に計画中だった飛行要塞だ。完成していたのか」
ヤゴチエから答が返ってきた。
「冥界神を孤島から出したのはダークエルフの仕業って事ね」
私の怒りは頂点に達した。
〈水素攻撃魔法ハイパーハイドロジェンボンバー〉
私はハイパーハイドロジェンボンバーを飛行要塞に向けて放った。
しかし、外壁に傷一つ付けられなかった。
「ハイパーハイドロジェンボンバーが効かない」
私は呆然とした。
(ふ~ん。面白い魔法を使うのね。新兵器の参考にさせてもらうわ)
クラーク博士が邪悪に微笑んだ。
「アマテラスを転移させろ」
私が呆けている隙に飛行要塞に転移されてしまった。
私達は残されたゾンビ達を全て焼却した。
バハムートに冥界神の波動を感知してもらったが、結界に保護されているらしく、感知が出来なかったそうだ。
次回はミラーがダークエルフの国家を樹立する話の予定です。




