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『ざまぁ』された勇者の子  作者: ha-nico
プロローグ
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プロローグ

「う・・・。」


草原に倒れている男の指がピクリと動いた。


「魔族の王よ!!!くたばれええええ!!!」


「くぅ・・き、貴様・・それでも勇者か!?」


「煩い!!!」


勇者と呼ばれた男が魔族の王と呼ばれた男の心臓を目掛けて切っ先を向けるが、その突き刺そうとした切っ先は、ガクンと落ちて軌道を変えると心臓ではなく腹部を突き刺した。


「ぬあああああ!!」


腹部を刺された魔族の王は、両膝を地面に着きかけながらも勇者と呼ばれた男の右腹部に手刀を突き刺した。


「ぐおおおおお!!!」


手刀を受けた勇者が後退ると、勇者が死んでいると思い込んでいた男の方に顔を向けた。


「マァサァトォォオオオオオオオオオオ!!!!!!!」


勇者と呼ばれた男の顔は憎しみに満ちていた。


マサトと呼ばれた男は、少し顔を上げて勇者と呼ばれた男のその顔を見ると


「へへ・・・ざまぁ・・。」


と、ニッと笑ってそう呟いた。


「くそぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」


自分の武器を魔族の王の腹部に置いてきてしまった勇者と呼ばれた男は、地面に落ちていたもう1人の男の剣を手に取ると、その剣を天に掲げた。


勇者と呼ばれた男がブツブツと何かを呟き始めると、剣に光が集い巨大なエネルギーの塊が膨れ上がっていく。


「消え失せろぉぉおおおおおおおおおおお!!!!!」


絶叫した勇者と呼ばれた男が、そのエネルギーの塊を振り下ろした。


生命力の一撃(energyblow)









ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!


大きな爆発音と共に、周囲は跡形もなく吹き飛んでいった・・・・・・。


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