√dirt 02
この小説、今日中に出したいのでバイトまでに時間ないですけど前書き書きますね。
えれーなちゃんかわいい。(事案)
エレーナってこの時中学二年生なんですけど、
すごくあれですね。なんか中学生独特の毒気のない感じがちょっと違和感ありますね。
Attack Section √dirt 02
=家の中でラリーして食っちゃ寝したい=
2
「やった・・・今日からラリーができる・・・いっぱい走りたい・・・」
小柄なエレーナからすると巨大な黒い箱、なんとエレーナの身長の半分以上の大きさだった
1メートルほど有るその黒い箱をやっとの思いでふたを開けると中にはVRゴーグルに各種ケーブル、それに一番目を引いたのは通常版では入っていない専用のシートまで入っていた。
ずっとこのゲームのことだけを調べてきたエレーナは通常では起こりえない事象に少々面を食らっていた。
「えぇ・・・なにこのおっきいイス・・・説明書に何か書いてないかな・・・」
[Attack Section VR 専用 レーシングシート
当製品は非売品です。
フルダイブによって脱力状態になった体を包み込むVR専用特別仕様のゲーミングチェアです。
いかなる姿勢からの脱力であってもイスから落ちることのないように設計しました。
ぜひ感想をお聞かせください。]
「へぁ・・・?げーみんぐ?ふるだいぶ?・・・なんかすごいイスっぽい?・・・あっ、下の方にメモでなんか書いてある?」
[今回の当選者の方にのみ同封しました!
エレーナちゃん!女の子の君には少しハードすぎると思ったからこんなものしか送れないけどがんばってね!!
ログインしたら、ぜひ私のホームに顔を出してね!!
From Rin.]
「りんさん?かな?まぁいいや、セットアップして早くあそぼ・・・」
エレーナは、高揚感に包まれながらセットアップを始めた。
部屋を片付け、ケーブル類を不慣れな手つきで繋ぎ合わせ、よくわからないイスを組み立てて・・・
随分とかかってしまった、それもそうだ、エレーナはまだ中学生で小柄な上に体力も他の子供よりない子だった。
「ふぅ・・・これであとは待つだけだね・・・「セットアップを開始します・・・」よし!!ちょっと休もう!」
あとは機械がやってくれるから一安心といったところだろうか。
ガチャーン・・・
「」
巨大なゲーミングチェア中学生がそんなに簡単に組めるわけもなく音を立ててイスが崩れ落ちた。
そうしてやっとしっかりとした順序でイスが組み上がると「ピーーッ」
セットアップも完了したようだ。
箱を開けた時にはまだ夕方だったのにもう22時になろうとしている。
眠い目をこすり、すでに生き絶えそうなその体を起こし限界ギリギリまでギチギチにボルトを締め付けたイスに飛び込みながら、無心でゴーグルを被った・・・
「あたっくせくしょん!! 起動!」
少しの浮遊感と感覚のない全身に本当に眠りそうになると頭の中から声がする。
「・・・お嬢様!!・・・・お嬢様!!!」
(ふぁ・・・なぁ、なに・・・・?・・・あれっこえでない)
「お嬢様、キャラクタークリエイトがまだ済んでませんよ?
まだ体もできてないので声も当然でませんし早く済ませちゃいましょ!」
(うぇっ・・・えっ・・・)
完全にダイブしてから10分ぐらい寝てしまっていたのであった。
完全に寝起き脳で空っぽなままキャラクタークリエイトに移ってしまった。
[キャラクタークリエイトを行います!
現在の体格と顔でよければ「はい」
自分好みの体格にしたい場合は「いいえ」
と「念じて」ください!」
また、現実世界の肉体とのギャップによりうまく操作できなくなる場合もございます、できるだけカスタマイズされる場合はギャップを少なく作ることを推奨しております。]
(えっ・・・はい?・・・)
ピコーン
彼女は完全に理解してなかったが、奇跡的に「はい」を選択され、キャラクタークリエイトが無事終了した。
「それでは現在の体格、顔を生成いたします。
最後にプレーヤーネームをお聞かせください。」
(ねーむ・・・??・・・ましまろ・・・たべたいなぁ・・・)
「プレーヤーネーム、マシマロで開始します。
よろしいですか?」
「・・・うん・・・ZZZ」
寝かけているので本名で登録してしまったことにエレーナは気付かずそのまま続行してしまった
そういうと一気に体が重くなって、浮遊感もなくなり声も出せるようになった。
気付いたらどこかわからない、玄関の靴箱の前で爆睡していた。
「・・・ふうぅ寝ちゃってた・・・・・・なんか色々よくわかんなかったけど大丈夫かな・・・そういえばここってどこなんだろ・・・「お嬢様っ!!!」
ビクッ!?!?
エレーナは後ろからいきなり175cmはありそうな美人の女性に声をかけられ飛び上がって驚いた。そして完全にこの衝撃で眠気が吹き飛んだ。
「お嬢様?どうされました?・・・??キャラクタークリエイト、お疲れ様でした。
ホームについてチュートリアルをさせていt「だだだだ!!だれ!!!、おっおねぇさんだれっ?!?!」
「失礼しました、申し遅れました、あなた様のサポートAIを勤めさせていただきます。
ソラです。よろしくお願いします。」(なにこの子かわいい・・・」
「?・・・ソラお姉ちゃんね、わかったよ。私エレーナ。よろしくね!」
「はっ、はい!よろしくお願いします!」(まっ、不味い心の声がっ・・・でも何この子めっちゃ可愛い・・・)
「では、チュートリアルに移りますね。
まず紹介するのが、ここ。「ホーム」です。
基本的になにをするにもホームから始まります。
こちらからリビングに行けますので、ついてきてください。」
「わぁぁ・・・」
結構広めなリビングに清潔感のあるカーペットにふかふかなソファ。
大きなモニターには自分の好きなラリーの大会の映像が流れていた。
「驚きましたか?お嬢様が好きなものは全部知ってるんですよぉ!ラリー好きなんですよね?」
「うん!!ラリー好きなの!お姉ちゃんすごいね!なんで!なんでなの??!」
「AIは、魔法が使えるんですよ、ふふふ・・・」
「ほんとに?!お姉ちゃんすごい!!」
「ふふふ・・・」(まぁ、すこし頭の中を読ませてもらっただけなのですが、純粋でかわいいです。ねぇ。)
お疲れ様でした。
エレーナが「やっと今日からラリーできる」って言って始まるのに全然は知らないっていうのがいいですね。これはひどい。
またがんばりますね。見てくれてありがとうございます。またのお越しを心よりお待ちしております。
かのう。