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貴族に恩を売る。LRってどの程度なのか使って見た。

読み難いかもしれませんがお願いします。

誤字脱字はお知らせ下さい。


更新は不定期です。書けたら更新していくつもりです。

さて、周りを見る。上は噴火口から煙が上がり、横は溶岩流が流れている。

暑く無いのは俺の属性のせいか?

下と言うより麓には魔族の街が見える。

取り敢えず行くか。


「カードプール」


所持しているカードのリストが並ぶ。

さっきアイスミラーで試したが、ストーリーと同じで、戦いで無い場合はデッキからだけでは無く、カードプールからも使用できる様だ。


「スレイプニル」


俺は、モンスターを呼ぶと跨り街へと向かった。

正直、乗馬などした事が無いからただ鬣に掴まっているだけだったが


街の入り口には露出の高い美女が佇んでいた。

「魔都エクロンへようこそ。人には少々暑いと思いますので、宿屋にお早めに。後、素敵な出会いの記念にコレを、夜にでも呼んで下さいね。」

スレイプニルから降りカードに戻した私に彼女は手を掴みながらそう言って来た。

手の中にはいつの間にかサッキュバスSRのカードが握られていた。


さて街中で買い物と行こう。

背負い袋やテント、保存食を見ながら街中を物色していると、とある建物から喧騒が聞こえて来た。


「だから奴隷を解放しろと言っているのだ。今や世界は変わろうとしている。奴隷に権利を与え人として生きる価値を与えるのだ。」

「こっちは国認可で商売してるんだ。金のない奴は帰りな」


何か噛み合わない話をしているが、奴隷か。

カードにもあるな奴隷。

特技自爆の最弱カード


そんな事を考えながら奴隷商に叫んでいる女性を見る。


・・・こんな所で何してるんだ重要NPCの正義さん。貴女はコロシアムのある人間の生活圏が活動範囲だろうよ貴族様。

仕方なく声を掛けることにした。


「すいません。エリアナ・フランジュ様ではありませんか?」

「む。いかにも私はフランジュだが、何方だったかな?」

「いえ、旅をしているエレメントです。貴女の街で見かけた事が御座いましたので、で此処で何を?」

「うむ。公務でパンデモニウムに行ったのだか帰りにモンスターに襲われてな従者達の治療を行っている。」


迷子とかで無く良かった。

ならこの一行に恩を売って移動するか。

自分の出現箇所から見るに属性や性格で此処に出た可能性が高い

となると結城は天界。法仙は人間の生活圏だろう。


「なら、私を護衛に雇いませんか?今ならサービスで従者さん方も治療しますよ。」

「う、エレメントか高いのだろう?」

「今回限り成功報酬で良いですよ。」


悩んでいるが自分の領地に入れば金の心配は要らんだろう。

こちらも金には困って無いので吹っかける気も無いしな良心価格で


「わかった。お願いしよう。早速だが、従者達の治療を頼む」


さて、エリアナに連れられて来たのは普通の宿屋だ。

何でも怪我人が多いので、治療院ではベットが足りないらしい。


大部屋の一つに入ると其処はベットを並べた野戦病院状態だった。


「エリアナ様この様な処にどうしました?治療にはまだまだかかりそうですぞ」


顔色の悪い執事がエリアナに話しかけた後、俺を見る。


「此方は?」

「今しがた雇ったエレメントだ。皆を治療する。」

「エリアナ様。旅の資金は限りが御座います。エレメントは高給取り、この場で払う事はとても出来ません。」

「それなら話した。街までの護衛も含めて成功報酬で良いと話は付いている。」

「左様で御座いますか。貴方も珍しい方ですね。エレメントと言えば先払いが基本でしょうに」

「お金には困ってませんので、それに方向も一緒でしたので気になさらずに」


そして、カードを取り出し使用する。


「サンライズ」


唱えると光が降り注ぎ部位欠損までをも治しいく。


「あぁぁぁ。腕が、俺の腕が戻って来た。」

「バカな。古傷の右眼が見えるだと!」

「腹の穴が無くなった。俺は死なずに済んだのか?」


中々の重症だった様だが、流石LRの回復呪文スゲーわ。


周りを見るとエリアナも執事も口を半開きに治療の様子を見ている。


「な、何だこれは、私は夢でも見ているのか?」

「いえ、エリアナ様。現実で御座います。ですが私もこれまで生きて来て此処までのエレメントは見た事が御座いません。」

「ぐ、具体的な報酬を決めて無いのだが大丈夫かな?」

「良さそうな方の様ですし、ついでと言われていましたから出来る限りで大丈夫とは思いますが」

「いざとなれば私が体で」

「それは行けません。貴女は次期公爵家を継ぐのです。繋がりは持っても体の関係は成りません。」


なんか後ろで話し合いをしている様だが

まあ、気にしまい

俺の前には治療した従者達が列を成してお礼を言っている。

仕事だからと言うが感謝の言葉が止まる事は無かった。

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