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正義の条件  作者: ありと@
番外編――学園生活を覗いてみれば
84/85

ドキッ!?怪人だらけの大運動会⑦

大変遅くなりました:;(∩´﹏`∩);:

77話目に更新してます!



――クラス対抗リレーに勝利した俺たちCクラスは怒涛の追い上げを見せた。




 続く○×クイズ。この種目は知力も試される、クイズに○か×かで解答し、終了時点で残っていた人数×5点が入るというものだ。



 その一部始終がこちら。




『じゃあいくよ!第一問、この天野学園は創立9年になる!○か×か!』



 アナウンスの黒崎の出題で参加した生徒達が一斉に『○』が地面に描かれたエリアの上に移動する。


 まぁ1問目はサービス見たいなもんか。天野学園ができたのは戦争が終わった直後、俺たち2年生が8期生なので間違えようがない。





『ハイ、ここまで!正解は~……"○"!みんなせいか~いすごい凄い♪』




 バカにしているとしか思えない軽いノリで正解を発表する。だがなんとなくわかる、この種目は年にそうそうない学園が大和町の住民達に公開される日、学校紹介のようなものも兼ねているのだろう。




『はい、じゃあ誰もいないけど、"×"のエリアには罰ゲームで~す。やっちゃってマっつん!』

『"Pine squall"(極小)』








 ――――――ドドドドドドドドドドドドドドド―――――――



「な、なんだ!?」

「うわあああああああ!」

「爆発が、爆発が!!!」






 ……×の陣地に容赦なく降り注ぐ見覚えのあるマツカサ爆弾の嵐。何してんだアイツ……




『というわけで、不正解にはこの怪人の攻撃を模した罰ゲームを受けてもらいま~す!気合いれてね♡』





「いやいやいや!死んじゃうからそんなの!てか黒崎先生の横のごっつい鎧着たまつぼっくりなんなんですか!!?!?」



 抗議の声が上がる、もちろんクイズに参加している我らがエース(コメディアン)金堂鐸だ。ツッコミへの返答は――



『"Pine squall"(単発)』


 ズドン!!



「ぎゃああああああ!絶対やりたいだけだああああああああああ!」





 成程、だから参加しない生徒は観客席に上がれって言われたのか……。ま、何故かみんな楽しそうだし、バトルジャンキーなアイツも黒崎の横なら暴れられないだろ。そんなカンジでクイズは進行した。




『じゃあ、第2問!怪人は大気中の魔力を原動力にしているため、魔力がない空間では動けなくなってしまう。○か×か!』


 思い思いに移動する生徒達、今度は少し割れて何人かは○の陣地に残ったな。Cクラスは全員×を選んだようだ。



『ハイここまでー!ちょっと難しかったかな?正解は――……"×"でーす!怪人が動けなくなるのは"魔力切れ"の瞬間!だから体内の魔力が枯渇した時なんだ、覚えておいてネ?』



 何故かカメラ目線の黒崎、他学年の会場でもこの様子が流れているだろう。こんな時にも授業するのか。



『じゃあ罰ゲームは"スライム地獄!"とってもレアな鉱物族のスライムだよ!』



「きゃあああああああ!」

「服が!服が!!!」



 ○エリアに謎のゼリー状のものが染み出す。いや、「鉱物族のスライムだよ!」ってもう怪人の攻撃を模してる設定ないじゃん。まんまじゃん。


 スライムが生徒達を包み込むと見事に服が溶けていた。






 袖だけ。




 まあ、さすがにそんな妖しいことにはならんわな。不正解組はダサいノースリーブになってしまった体操着のまま退場した。




『あ、ちなみに反撃してもオッケーだけどやりすぎないようにね!彼ら(・・)みたいに』


 黒崎の指さす先には三年生の様子が映し出されたモニター。



 そこには手に炎を滾らせた第3席の紫芽先輩と次席の重鳴先輩が映っていた。




『ったく、ひっかけ問題なんてずりいぞ!それにキモイスライムだしやがって!』

『はっはっは』



 どうやら三年生の競技は二年生と結構ダブっているようだ、不正解の紫芽先輩がスライムに襲われて思わず固有能力"爆炎少女"で反撃したところを、正解した重鳴先輩が高笑いしている構図だ。



『スイーツの問題なんて知るか!てかなんで灯は正解してるんだよ!』

『俺のバイトを忘れたか。』

『くっ、クレープ屋とか似合ってねーんだよ筋肉達磨!』



 笑みを崩さない重鳴先輩と八重歯をむき出しに叫ぶ紫芽先輩だった。しかしあれは――……



『てかなんで正解したお前の服が溶けてんだよっ!!』

『はっはっはっは!!』

『しかもなんで全部溶けてんだよッ!!!』

『はーーーーっはっはっは!!』


『重鳴くん何か着てください!先生はそんなの許しませんよ!笑ってないで、、、あーもう失格失格~~~~~~~~~っ!!!』




 うん、俺らも来年は先輩みたいになるんだなぁ……そっと三年のスクリーンが消えた。




『じゃ、じゃあ気を取り直して第三問!大和町最強のヒーローはこのボク、黒崎純子だ!○かイエスか!』



 俺は思わずズッコケる。なんだその問題!確かに黒崎はチートヒーローだが。



「先生!実質一択しかないんですけど!?」



 またも抗議の声があがる。金堂だ。



『"Pine squall"(単発)』



 ズドンっ


「うっわああああ!分かりました!分かりましたからああああ!!!」



 威力を抑えているとはいえノータイムで降ってくる爆弾にすっかり怯えた金堂は涙目になったまま"○"の陣地に移動してしまう。かわいそうになってきた、面白いけど。


 よく見るとミカンも○のほうについていったようだ。



 まあ三大ヒーローの2人、どっちが強いのか気になるところではあるよな。"×"のほうにも半分以上の生徒が居る、これは五十嵐が最強だと言う派閥だろうな。俺も参加していたらこっちに乗るかも知れない。



『ハイここまで!ま、この問題は正解ないんだけどね。五十嵐クンの方が活躍してるし、強いんじゃない?あ、でも○に乗ってくれた子もうれしいから全員正解でいいよ。』



 またもやズッコケる俺。否、ズッコケる会場。もはやクイズですらない、意識調査だ。




『×の子も正解だけど……先生ショック。まっつん!』

『"Pine squall"(極小)』


――――ドドドドドドドドドド……


「「「「「なぜじゃああああああああ!!!!!」」」」」





 滅茶苦茶だな、てか普通に俺やミカン意外にもマツボロスとかスライムとか怪人だらけじゃねえか!



 その後もクイズは進行していき、Cクラスは5点を獲得した。なんだかんだ残ったのは金堂だった、決めるときは決めるんだね。




――次の種目はパン食い競争、ここで活躍したのは案の定学園の癒し系フードファイター山元さん。



『よーい――』



 バァン!!



 お馴染みの銃声で駆け出す走者達、ここは普通のレースだが中央に設けられたひもに吊るされたパンを手を使わずに口でとらなければならない。



 普通のパン食い競争だが何せ吊るされている位置が高い。中々パンを噛むことができず、走者達が後ろ手を組んでピョンピョン跳ねているシュールな姿が何とも言えない。



 いくつかのレースが進み、事件は起きた。




「パン!食わせろおおおお!」



 山元さんがピョンピョン跳ねる。だがお世辞にもジャンプが高いとは言えず全然届かない。



 他の走者も未だパンを咥えられずにいるが、高さ自体は足りているので時間の問題だろう。



「はぁ〜届かないよう……こうなったら!」



 ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ――



 次の瞬間、轟音が響く。一体この地鳴りは?




 音の主はもちろん山元さんだった。そこには信じ難い光景が広がっていた。




『うおおお!なんとCクラスの走者がパンを吸い込んでいるうう!』



 そう、某ピンクの大食漢の如くパンを吸引しだしたのだ。しばらくの拮抗の後吊るしていた紐からパンがちぎれ山元さんの口に収まった。他の走者の分も。




『おおっと!Cクラス、全クラスのパンを食べてしまった!しかし、、、ルール上は手を使わずにパンを咥えればオーケー、想定してなかったが違反行為はしていません!』




「「「「「ええ……」」」」」



「んぐんぐ、美味しい。」



 こうして1つのレースでCクラスが一位になり、例外的にそのレースは2着以下なし=ポイントなしとなった。これは嬉しい誤算だったがCクラスのポイントは少しずつ追い上げを見せていった。当然、それが面白くない層もいるようで……


 Bクラスの連中はこちらを恨めしそうな目で見ていることに俺は気がついていた。




――――――――――――――――――

ここまでの点数



Aクラス

169点

Bクラス

154点

Cクラス

105点

技術課

124点

医療課

128点






ここまで読んで下さってありがとうございます!年内には番外編を終わらせる予定です!

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