今より先を見据えて。
超短編です。
過度な期待はしないでください。
死してなお、受け継がれる作品ってものは、本人が死んでこそ意味が生まれ、意義を持つ。
それは当然だ。"死してなお"といううたい文句は、そうでなければ意味をなさないのだから。
名画、名曲、名作。
どれもこれも、トップに君臨するのはきっと、故人の作品ばかりだろう。
"今になって"とか、"今の時代だからこそ"だとか、そう言われるぐらいだ。
彼らは、今を、いや、今よりもずっと先を見据えて、生きていたのだろう。
生き遅れた現代人の先を、今もなお歩んでいるのかもしれない。
読んでくださって、ありがとうございました。
感想などいただければ幸いです。