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あほとアホと阿呆  作者: ホウ


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12/19

かけ声

うーん(゜-゜)

もっとうまく書きたいなぁ。


放課後。それは少し経つと皆、そそくさと下校するか、部活に行くかして教室はそうそう空になりやすい。


「カラオケ行かねー?」

「いや、わりー。今日バイト。」

「なんか第2倉庫の備品とか減ったくない?」

「えー?どうせ古いしほとんど使わないのばっかじゃん。」

「…私、こないだ告白された。」

「え?マジ!?」


けど、まだ帰りきっていない生徒のこういった楽しそうな声は廊下からよく聞こえてくる。


そんな中、学校中によく通る声が存在する。


「いっち、いっち、いっちにー「「「おーれぃ!」」」」

「いっち、いっち、いっちにー「「「おーれぃ!」」」」



外からここまで響く野球部だろうか、サッカー部だろうか…。たぶん野球部だろう走りながらのかけ声。


それをだら~と教室で聞いていた我ら3人組。そんな中、ふと俺は思ったことを口に出す。


「…このかけ声ってどうゆう意味なん?」

「…ん?どうゆうも何もリズムで一定に走るためとか、一体感を得るためとかだろ。」

「いや、そうじゃなくてさ。」


宗悟の言うことは分かる。分かるがそうじゃない。


「いっち、いっち、いっちにー「「「おーれぃ!」」」」



「これだよ。」

「?分かるか、龍二?」

「分からん。」


え?マジで疑問にもたんの?違和感しかないだろこのかけ声。


「いっち、いっち、いっちにー「「「おーれぃ!」」」」


……『俺』ってなによ?


かけ声としておかしくない?野球部の皆何をそんな自己主張してるの?


「いっち、いっち、いっちにー「「「おーれぃ!」」」」


………。


お前なのは分かったよ…。

ダメだ。気になって仕方ない。2人の意見を聞こう。


…そんな訳で説明↓


「と、言う訳でおかしくない?」

「「…たしかに。」」

「だろう?」

「いや、待て。あれは『俺』じゃない『oh Yeah』だ。」

「「……えー。」」


ちょうどいいタイミングで外の声もあるので想像してみる。



「いっち、いっち、いっちにー「「「『oh Yeah』」」」」



…おい。絶対違うだろ。脳内の野球部員が全員イケメンなアメリカンのケツアゴメンバーの顔になったぞ。


「絶対違うだろ。なんか脳内で野球部がケツアゴのアメリカ人になったぞ。」

「ぶふっ。」


龍二吹いてるし。そしてちょっとネイティブな発音まで想像できて違和感しかない。


「じゃあ、他にも案出してこうぜ。次、龍二な。」

「んー。ここはやっぱり『OK』だろう。」

「「えー。」」



「いっち、いっち、いっちにー「「「『OK』」」」」



ダメだ。脳内でアメリカンなケツアゴメンバーがサムズアップまでしてきた。ちょっとアメリカン、脳内イメージのくせに鮮明になんないで。こっち見ないで。


…ふぅー、アメリカンはもうやめよう。なんか命吹き込まれちゃいそうだわ。


「次、純!」

「えー…。もうなくね?」

「いや、純なら出せる。」

「龍二のその変な信頼すごくいらないんだけど…。」


そう言われても、もうアメリカンしか想像できなくて何も出てこん…。


「『oh yeah』…『OK』…お、お。うーん…『オーウェン』?」

「「…『オーウェン』?」」


その言葉から繋がる3人の存在しない妄想。


その妄想はハリウッドに出てきそうなケツアゴのイケメンアメリカ人、『Owen』がサムズアップしながらかけ声と共に校庭を走り抜けていく光景。



「いっち、いっち、いっちにー「「「『Owen』!」」」」



「ついに名前ついたぞ…w」

「かけ声の疑問から妄想でどこまでいくんだよw」

「もうお腹いたいw」

「「「アハハハッ!!」」」


「お前らー?課題出してねぇから残されてんだぞ?」

「「「すみません。」」」



扉から先生が教室に戻ってきてすぐに現実に引き戻してくる。ひどい。


実は俺達は放課後に居残り命令をされていた。


いや、ちゃうねん。テスト課題に夢中で通常授業課題忘れてただけやねん。

アホな男子あるあるな妄想共有をうまく話にできない…。

ボツにしようか迷った…。

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