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あほとアホと阿呆  作者: ホウ


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1/6

自己紹介

高校生。何故か青春の代名詞とされ、子供は早く高校生になりたいと思い、大人は高校時代らへんに戻りたいと思う。


だが、往々にして高校生はそんな憧れを集める貴重な時間だとも思いもせずに過ごす。


この物語はそんな高校生の日常を描くものです。過度な期待は作者の心をすり鉢にて丁寧にすりつぶす行為と理解してください。



――――――――――――――――――――――――



「なぁ、カッコイイ自己紹介考えようぜ」


入学式の真っ最中、左隣のアホがコソコソ声で初対面で意味の分からないことを言ってきた。


「何言ってんの?」

「その茶髪。高校デビューだろぅ。この後の教室での自己紹介がカーストランクづけの始まりだってお前もわかるだろ!」


誰が高校デビューだ。これは色素が薄めなだけの地毛だ。あと、お前のランクが俺の中で下位に入ったぞ。よかったな。最高の高校生スタートだ。これ以上下にいくことはないだろう。


「はぁ…。ただ暇なだけだろ。」

「そりゃそうだろ。」


まぁ、分からなくもない。校長のありがたいお話など真面目くんしか聞かん。暇つぶしにはちょうどいいか。


「どっかで聞いた話だが、下の名前から言って、訂正し直せばカッコイイらしいぞ。」

「なにそれ。やってみてくれよ。」

「俺は…純。青野 純だ。」

「マジかよ…。カッコイイじゃねぇか!」


こんな単純なことで納得できるとはアホめ。


「君たち、くだらないことばかりを話しているな。」


何か、俺の右隣のやつがすごく真っ当な理由で注意してきた。なんだ、この絵に書いたような真面目メガネは。


「カッコよさはポージングだ。言い方などではない。」


違った。阿呆メガネだ。やっぱり真面目はメガネが多いなんて日本のオタク文化が生んだ偏見でしかなかった。


「じゃあ、お前やってみろよ。」


あかん。左隣のアホがのってきた。やめろ。俺を挟んで会話をするな。アホと阿呆で挟まれたら、俺まであほだと思われる。そんな最低なオセロ理論は認めん。

素知らぬ顔で校長のズラを見つめよう。


「いいだろう。見てろよ。」


…だが、気になるので。チラッと…。


阿呆メガネは足を組み、左手は右肘にそえる。そのまま右手でメガネをクイッと直しながら…


「天野 龍二だ。」

「「カッケェ…。」」

「ふふ。メガネではない。お前らにはできまい!」


くっそ。なんて強力なアイテムなんだ。メガネ!俺も欲しい!!


「はっ!?つまり、お前らの理論を組み合わせれば超カッコイイ自己紹介ができるんじゃ…。」

「おい、やってみろ!」

「…けど、いいのか?純…。お前らのせっかくの…。」

「何を言っている。俺たちの…だろ。」

「…龍二。」

「ほら。」


俺たちのカッコイイ自己紹介の集大成を見せてくれ!!


アホは龍二よりもゆっくりと足を組み。左手は右肘に添えて、右手は柔らかくあごを支える。


「宗悟。相澤 宗悟だ。」

「「カッケェ!!!」」


最高だ!俺たちの自己紹介は完成したんだ!!


「すげぇ!すげぇよ!宗悟!!」

「メガネがなくとも見事だった!」

「そうか!だが、個人的には足組んだ時に失敗したと思ってさ。組んだ足は水平の形の方がいいんじゃ…」


と、宗悟が言いながら足を動かし、左の人間の足を蹴る。


「あ、すみま、「お前たち。式の最中だぞ。大人しくしていろ。」……はい。」


そう。入学式で並ぶ俺たち。『あい』よりもあいうえお順で早い生徒は俺たちのクラスにはいない。では、生徒より先頭にいる体格のいい男とは。そのクラスの担任教師である。(担当科目、体育。)


「それと、それは名乗りだ。自己紹介は中学の時に得意だったこと、なんの部活に入りたいかなど、ちょっとしたことも話してもらう。」

「「「はい。すみませんでした。」」」


こうして俺たちは担任。香本 昭二に三バカとしてロックオンされたのであった。



ノリで書いてるので。続きは不定期で書きます。

(波が来なければ、一生続き書かんかも…。)

「はよ。書け。」と尻を蹴っていただければ泣きながら書きます。(´;ω;`)

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