表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/25

冒険に向けて

僕は途方に暮れながらもとりあえずつける役職があるかどうか聞いた。

「大体厨二病以外は冒険に出ないから、あまりこれといった役職ないのよね。とりあえず勇者になって剣術を磨くしかないわね。それか自分の内に秘めた厨二病を開花させるかね。」

自分の内に多分厨二病は秘めていない。知らんけど。

「とりあえず、勇者ってどんな感じなんですか?」

「勇者はね、そこらへんに湧くモンスターを倒す役割を果たしているわ。勇者とは言っているけどほぼ討伐オンリーって感じね。あとは厨二病が生まれる前に魔王討伐の旅に出てた人もいたらしいわ。その人は強かったらしいけど魔王にやられちゃったみたい。」

「勇者怖いっすね。」

「怯えてるけどこれ以外の役職はもうないわ。ほぼ一択と言ったところかしら。」

僕は諦めて勇者になることにした。

「じゃあ蓮は勇者ね。次は海あなたはかなりの厨二病だから、魔法使いになったらどうかしら。海は7種の内なにかしらの力を持っていると思うわ。」

「俺が...力を...なります!魔法使いになります!」

「わかったわ。あとひとつ気になったんだけど、海は今後自分のことを俺って言わないでね。今度からは私と言うようにしなさい。」

「わ、わかりました。」

「よし、役職決めたからあとは役職証を発行するだけね。」

役職証とはなんの役職についているか一目でわかるようになっているものである。

「登録名を決めるわね。この世には向こうの漢字が存在しないから全てカタカナにしないと。石山海はストーンマウンテンシーでいいかしら。」

ストーンマウンテンシー?あまりにもそのまんますぎやしませんかね?

「大島蓮はビックアイランド...ビックアイランド...蓮...蓮ってどうやって訳すんだ?」

俺の名前で困ってんじゃねぇよ。流石にダサすぎるな。こんな登録名になったら、自分の名前を名乗ることやめるわ。

「普通にウミとレンじゃだめなんですかね」

「もうそれでいいわ」

めんどくさくなってやがる。大丈夫かこの人。こっちが偽物じゃねぇのか?

〜ちょっとして〜

「はい、発行できたわ。これで冒険ができるわよ。あとこれも渡しておくわ」

「なんですかこれ」

「ステータス表よ。自分のスキルや能力などを数値化して見れるのよ。」

「なるほど」

だから5/100って書いてあるんだな。


どんなもんかはわからないけど俺弱くね?

「海。能力値いくつ?」

「私?(さっき指摘されたので直した)25/100だけど。」

まだなにもしてないのに海強くね?

明らかに差のある能力値どうする蓮!なぜ強いの海!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ