疑心暗鬼
結局は僕らは役職を決めるため、彼女について行くことにした。まあ、嫌な予感はしているが、この世界で生きるためにはしょうがないことだと自分に言い聞かせた。
かなり歩いただろうか。「あと〜どのくらいですかねぇ...」さっきはかなり大きな都市だったけど、結構歩いたせいで郊外にきてしまった。めっちゃ不安になってきた。「そうだなぁ。あともうちょっとかかります。」あれ?この人今そうだなぁって言った?さっきまで丁寧な口調だったのに突然...もしかして。蓮は何かを悟った。そして立ち止まった。「おい蓮どうしたんだ。」海は蓮に問いかけた。「おいお前誰だよ」ローズは振り返った。さっきまでなんで気づかなかったんだろ。
「お前ローズライボルトじゃないだろ。」
「なぜそんなことを言うのですか?」
「さっきまで忘れていたが、この世界にくる前に神が案内をローズと言う女性がやってくれると言っていた。そしてその時ローズがどんな人かも言っていた。その時神はなぜかローズはそうだなあと言う時そうやなぁと方言が絶対出ると言っていた。でもお前はさっきそうだなぁと言った。神の言った特徴に全く当てはまらない。顔も見たことないし、声も聞いたことないから本人がそもそもわからないけど、僕の目が、心が、お前をローズではないと言っているんだ。」
「かなり長々と喋るわね小僧。かなりメイクとかも凝ったしバレないと思ったんだけどねこんなに否定されるんだったら、もう正体明かして殺した方がいいわね。」
殺す?やっぱりこいつ...
「そうよ、あたしはローズなんかじゃない。あんたが倒そうとしてる魔王の組織『騎士秩序』の四天王、メアよ」
騎士秩序の四天王!?なんかダサくね?騎士秩序て(笑)「かっこいい!」この時海だけが目を光らせたのである
深夜テンションで命名しました騎士秩序。ダサいっすね(笑)まさか深夜テンションの自分からこんな言葉が出るとは全くもって思っておりませんでした。