初村
冒険して初めて村に来たんだけど、ものすごく活気のない寂しい村だった。住人が苦しそうだ。何があったんだこの村。とにかくこの村を探索しないことには始まらない。小さな村だが、何かあるかもしれないので探索することにした。所々住民はいるんだけど、僕たちを見ては怯えてる。どうしてだろう。僕たちは初めてこの村に来たのになぜここまで怯えられなきゃいけないんだ。
「お前らのことか?悪さをした奴らは。」
「誰だ!?」
声のする方を向くとそこには大柄な男がいた。
「俺の故郷を荒らしやがって。」
「ちょっと待て!何か誤解してないか。」
「いや、見たんだ。昨日お前らがこの村を荒らすところをよぉ!」
俺たちは昨日出発したばかりだし、村に着いたのもついさっきだ。
「誰と勘違いしてるんだ。この村に初めてついさっき来たんだぞ!」
「そんなこと言っても騙されねぇぞ!ぜってぇゆるさねぇ!」
やばい!殴りかかってきた。
「水の力!水碧!」
とにかくこの人に話を聞いてもらわなければならない。こっちが手を出すと他の人に勘違いされてしまうから、とにかく防御を張り続けた。
「海!早くあの技を!」
「オッケー!任せて。光の力!純粋心!」
この技は相手の戦意を少しなくすことができる。
「我は何にキレとったんや?」
効果は抜群だ!あとは落ち着いてもらうだけ。
「水の力!滝音」
とにかく心を落ち着かせる技。
「さっきはごめんよ。自分の故郷を荒らされた怒りで全く話を聞いてなかったんだよ。」
起こってた時とだいぶキャラ変わったな。
「で、この村で何があったんだい?」
「この村は光を失った村、ワシガ村だよ」
光を失った村?




