山石海は厨二病
「今日も今日とて右手が疼くぜ」
ま〜た言ってるよ
彼女の名前は山石海。突然なにかしらに目覚めて今は眼帯に包帯に絆創膏に、もう色々と渋滞している。
ちなみに僕の名前は大島蓮。あいつの幼馴染とでも言っておこう。親ぐるみで仲がよかったから小さい頃からの長い付き合いだ。そして僕は何より彼女のことが大・大・大・大好きなのだ!せっかくの可愛い目が眼帯のせいで見えないし、綺麗なすらっとした手は包帯で見えねぇし…俺の初恋を奪ったお前はあんなに物静かでお淑やかだったのに今じゃ厨二病じゃねぇかよ。っざけんじゃねぇよ!と心の中で叫んだ。(どうやら彼は暴走すると口が悪くなるみたいです)すると山石海は口を開いてこう叫んだ。
「この私の右手の疼きを解放せねば...いくぞ!永久凍土!」恐ろしく長い沈黙が続いた後、蓮に電流が走った。そして心の中で「大きい声...かわいい...」とつぶやいた。(蓮は海のギャップに限界のようです)
そんな日々が毎日のように続き、時は流れ1月1日。蓮と海は2人で初詣に行った。近所の神社にお賽銭をし、海は(いつか私に魔法が使える日が来ますように)蓮は(海との恋が実りますように)と願った。その時、天高くから何か声が聞こえた。「その願い、叶えてやろう」2人は顔を見合わせ、上を見上げた。するとそこには神々しい光を放つ神様がいたのであった。
初の投稿でございます。物語を自分の思うように進めた結果、色々ツッコミどころはございますが温かい目で見ていただければ幸いです。