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出発準備OK

人間界に帰る前のひとコマ。

明け方まで眠れなかった私を他所に魔王様は良く眠っておられたようで…。


はあ。


なんだか、考えれば考えるほど、ユリウスの手の上で転がされているような…。

結局ゲームも出来レースっぽいし。


ま、とにかく人間界に帰れるんだ!がんばれ湖山ゆき!

ユリウスの魔力が戻るまでなんとか誤魔化しながらやっていくしかない!


うう、貞操の危機…。どうやったら防げるのか…。

下着にドラ〇もん描くとか有効なのかな…。いや、いっそオパーイに…。

油性か…  水性か…





コンコン…




「姫様、お着替えもって来ましたよ。」


あ、リラさんだ。


「姫様のご要望どおりスカートを少し長くしておきましたよ?」


う、わーい!リラさん好き!

さらば、ギャルスカート!


「ちょうど生地が余ってましてね?」


ちらりとリラさんの黒い笑い…。私は姫様の味方です…と言い残して出て行ってしまった。




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




朝食を済ませるとユリウスに呼ばれていよいよ人間界に帰ることになった。



「 … 」

 


確か、王の間と呼ばれる部屋にユリウス、クレオさん、ひげの長い老人と、はじめて見る女の子がいた。


豊かな黒髪をカールして緑がかった瞳を赤く腫らしている美少女は先程から私を睨んでいる。


うちの制服着てるってことは人間界から?知ってる子かな…。スカートギャル仕様だし。

見覚えあるような…


「あのう?どこかで?」


「黙れ…。」


こわっ!なんなの???


「ユキ、通学中は私の目が届かない。学校ではシュウと共に行動しろ。何があるかわからない。」


「どうやって?」


うち女子高だし。


「わかって言ってるんだろう!このちんくしゃ!!」


ぎゃ、可愛い声してなんという言い草!そんな言葉使うのはこの魔界では銀髪クンくらいなんだよ!




まさか…?


「うそ…。」


「しょうがないだろう!いいか、必要以上にしゃベリかけるんじゃ無いぞ!」


女装ってレベルのモンじゃないよ!入れ物変えたって感じ…。

声まで違うとは、すごい!!!


でも…


「えっとぉ…拒否権ないのかな?」


ちょっとかわいく言って見る。毎日イジワルするに決まってるモン。

ユリウスは私の言葉を聞くと極上なスマイルを魅せ


「ない」


きっぱり言い渡しましたとさ。チーン。


ああ、さらばハッピースクールライフ。










次回人間界です。良子ちゃんをはやく登場させたい私です。

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