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2人の少女は終わってしまった世界を旅する  作者: 月夜るな


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水の補給と湖


 川沿いの道路を走り抜けると、この川の終着点……なのかはわからないけど、一面に広がる水のたまり場……湖が目に入った。


「おっきー」

「大きいね」


 近くに広いスペースがあったのでそこにキャンピングカーを止め、私とルナは外に出て湖を一瞥しながらそんなことを呟いた。


 海とまでは言わないけど、かなり広いのではないだろうか? もしかしてこれがかつて日本にあった国内一大きな湖なのだろうか?


「名前なんだっけ?」

「名前?」

「ほら。日本にあった湖の中で一番大きいやつ」

「あー……琵琶湖じゃなかった?」

「あ! それだ!」


 とはいえ、ここがその琵琶湖であるかどうかはわからないけど。どこかに看板があるかもしれないけれど、恐らく読めないくらいに掠れているんじゃないかな?

 実際、ここまでくる間にそういった看板のようなものは何個も見たけれど、どれも掠れていてとてもではないけど読めるものではなかった。1文字とか、本当にど真ん中の文字とか一部だけわかるようなものもあったけどね。


 どっちにしても関係ないことかな。


「浄水器はまだ大丈夫だっけ?」

「ん。ちゃんと手入れもしてるし、壊れているとこもないから問題なく使えると思う」

「そっか。それなら念のため水の補充をしようか」

「うん」


 そこそこ高性能で一回で浄水できる量が多い浄水器。

 既に知っていると思うけど、私のキャンピングカーには色んなものを積んでいる。それはまだ滅びる前に私が揃えたものもあれば、道中で拾った使えそうなものなど。


 少しだけ壊れている程度であれば直すこともできるし、使えそうなものは一応いくつか集めている。

 そんな中の1つがこの浄水器だ。動力は電気だけど、それに関しては発電機やキャンピングカーに電源を使えば問題ない。


 そんな浄水器は途中の町にあった結構大きなお店の中に置いてあった。使えないかなと思ったけど普通に動いたし、簡単に調べたけど特に壊れているような場所もなかった。

 ある意味、運がいいというか……物に運があるのかといえば微妙なところだけど。

 実際動かして浄水された水を確認したところ、水質等は問題なく毒性のものも入っていなかったので問題なく飲めると判断した。


 こんな世界になってしまったから水を水道とかから補給するということはできないしね。それから生活に必要な水だし、これを飲んでお腹とか壊したらこんな状況では大惨事になりかねない。

 だから水もそうだけど、生きるのに必要なものを補給するときは積んである機械等を使って念入りに調べるのだけど。


 話が逸れた。

 浄水器に関しては電気で動く結構いい奴という認識でいいと思う。因みにルナがこの浄水器の手入れとかをしてれているけど、正直驚いたね。

 ボロボロな状態だったルナを拾って……というのはちょっと文字が悪いかな。助けたルナは意外と機械関連の知識が豊富であった。


 私も一応そういった知識は持っているからこうやってキャンピングカーもそうだけど、色々と整備したりとか修理したりしている訳なのだけど、ルナもある程度可能だったので分担してる。

 何だかんだ、私とルナは恵まれているのかもしれない。相性も個人的にはいいほうかなと思ってる。


 話を戻すけど、キャンピングカーにはトイレやキッチン等といった水を扱う設備もある訳で……。

 知っているとは思うけどキャンピングカーの水はタンクに予め水を入れておく必要がある。生活に必要不可欠で生命線といっても過言ではない水というのは貴重だ。

 当たり前だけど使えばタンクの水は減っていく。燃料と同じように補充する必要がある。大体は雨水とかを少し回収して浄水器にかけていたけど。


 トイレみたいな生理的現象は仕方がないけど、水を節約している理由の1つもである訳だ。少し前にも言った気がするけど。


「どのくらい補給する?」

「うーん……タンクの水って今どのくらいだっけ?」

「半分を切ってるくらいかな」

「意外と残っているわね」

「でも油断禁物」

「まあね。それならもう満タン入れちゃいましょ。その前に念のため水の調査をしてから」

「心得た」


 浄水器は1個しかないので満タンにするには何度かやる必要があるが、そこはやはり備えあれば患いなし。時間はたっぷりとあるのだから余裕を持ちたいところだ。もちろん、浄水前の水と浄水後の水の調査は念入りにするけど。


 浄水器も予備とかあったらいいのだけど……まあ都合よくはないわよね。私はそんなことを考えながら浄水器を動かす準備をするのだった。




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