プロローグ 2
なんか、これならすぐにでも仲良くなれそうな感じだ。興奮した様子の御射山は、俺に聞いてきた
「何? 岩城もアニメが好きなの?」
「もちろん。ワンコ先生の出てくるアニメも、全部見てるぞ」
「へー……岩城はどの話が好きなの?」
こんな感じで、話が進んでいく。
こんなに仲良く話しができるんなら、もっと速く話しかけていればよかった。
「アニメが好きなんだったら、サブカルチャー部に入らないか?」
俺は軽いノリで聞いてみた。だが鳥から帰ってきた反応は、嫌悪感を孕んだものであった。
「あそこ……? あそこはキモ過ぎだわ」
「何だと!」
あまりの事に、俺の口調も荒くなる。それにも、まったく物怖じしていない感じで鳥は話しを続けた。
「だって、置いてあるもんは、萌系アニメの円盤ばっかでいいものなんて無い。壁にメイド服がかけられているし、壁際にはこれぞとばかりに美少女フィギュアばっか……私から見ても引くって、あれは……」
鳥が言うのを聞き、納得をした俺はその言葉に応えた。
「それは『A』部だな……」
サブカルチャー部には、A部とB部がある。
確かに、A部はそんな感じだ。みんなが持っている『オタク』のイメージそのままの集団。
フィギュアに話しかけたり、アニメキャラクターの抱き枕を使っていたりする、正真正銘の、ガチのオタク集団だ。
「『A』部の奴らは俺もヤバイ奴らだと思う」
そして、俺が所属しているのは『B』部の方である。
「『B』部はどんな感じなの?」
「どうやら、興味を持ってくれたようだね」
ニヤリと笑った俺は、勧誘文句を言う。
「放課後にでも、一緒に行ってみるか? うちの部は、仮入部大歓迎だぞ」
そう聞くと、鳥は、コクンと頷いた。




