弱さと強さ
「黒鯨」は「平和」に攻撃が効かないことで動きを止めた、、
しかし、アグレスはすぐに行動に移した、、
そうして、「平和」とアグレスの戦いは、、
「黒鯨」は「平和」に黒波が通じないことに驚き、動きを止めていた、、
しかし、「平和」はその隙を見逃さない、、
「驚いて止まっていても、戦いの中じゃそれは命取りだよ。」
「平和」の腕から斬撃が飛んでくる、、
しかし、「黒鯨」はその攻撃を避けることはできなかった、、
それは、四神代災で「平和」の強さを目に焼き付けられたからである、、
だが、アグレスは違った、、冷静でいて、焦りはあったものの「黒鯨」を押し、「平和」の斬撃を躱した、、
「、、はぁ、、はぁはぁ、、「黒鯨」!!しっかりしろ!!私がわかるか!?」
「、、あ、、アグレス、、す、、すまない。」
「いいさ、意識はあるな。よし、なら、私が指揮を執るからあの怪物を二人で倒すぞ。」
「すまない、、すまないが、、それはできない。」
「は!?何言ってんだ!?」
「あいつは、、あいつは、、四神代災の中で不敗を誇っている者、、お、、俺たちがどんだけ頑張っても、、あいつの足元にも及ばない、、だから、おとなしく、、」
「黒鯨」が諦める理由をアグレスに話していると、、
アグレスは声を荒げる、、
「ふざけんじゃねぇよ!!やれることやらないで何が及ばないだよ!!やれること全部やって試せること全部試してからそういうこと言え!!「黒鯨」!!」
「、、でも、、あいつは、、」
「黙れ!!お前がやらないなら僕がやる!!お前のその剣貸せ!!」
アグレスは「黒鯨」から剣を奪い、「平和」の元へ歩いていく、、
「おや?歩いてくるのかい?アグレス君?私は君より強いと思うけどね。」
「確かに四神代災は僕たち人間よりはるかに強い。でも、所詮は僕の姉と親友の二人によって作られた存在。ならば、どれだけ頑張ろうと僕には勝てないでしょ?」
アグレスのその言葉に「平和」は怒りを覚えていた、、
それは四神代災として絶対的な存在として生み出された「平和」にとって、”勝てない”という言葉は屈辱的であった、、、
「ふふふ、、あはは!!私に対して勝てないと啖呵を切るか!!面白いね!!アグレス・ガスレット!!」
「平和」が腕振ろうとした瞬間、、
アグレスはすぐに「平和」の眼前に現れ剣を振るう、、
しかし、「平和」はその剣を紙一重で躱した、、
「早いね。アグレス君。」
「平和」がアグレスに対して声をかける、、
しかし、返ってきた答えに「平和」は驚いた、、
「やりすぎだよ?「平和」?君に与えた特権は「人を含め全生物が争いなく、笑顔で安全に暮らせるように」と思い、君に与えたもの、、それなのに、お前は全人類の殲滅とは、、おごりが過ぎるぞ?「平和」や。」
「、、君、、アグレス君じゃないよね?誰だい?」
「はぁ、、自身の生みの親すらも忘れたか、、」
「、、っ!?ま、、まさか、、あ、、アイエリス・ガスレット様!?」
「はぁ、、おっそいねぇ、、まぁ、、今はお前のことは殺そうか、、」
アグレスの体に入ったアイエリスがそう言った瞬間、、
「平和」は瞬きの時間で体が切り刻まれていた、、
「こ、、ここまで、、強いとは、、流石、、「代弁者」アグレス・ガスレット様、、」
「平和」は切り刻まれ、アグレスと「黒鯨」の意識の中からその姿を消した、、
そうして、アグレスの体に入ったアイエリスは「黒鯨」に話しかける、、
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